タイトル | こいいじ |
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原作・漫画 | 志村貴子 |
出版社 | 講談社 |
何度フラれらとしても
簡単には諦められられないくらい
好きになってしまう人がいる!
究極の片思いの行方は
どうなるのでしょうか。
小学生の頃からずっと
幼馴染に恋をしていたまめ。
5歳の年の差は、
月日が経つ毎に深まるばかりです。
こいいじのあらすじ紹介
大原忠実(まめ)が三十路の
誕生日を迎えた時・・・
愛する人の奥さんのお葬式でした。
まめの愛する人である聡に
初めて告白したのは中学生の時です。
それから何度か告白して全敗。
そして愛する聡ちゃんは
他の人と結婚したのです。
二人の間に入り込む隙間なんて
一ミリも無いと思いながらも
聡ちゃんを諦められない日々。
聡ちゃんの子供の優にさえ、
好きな気持ちを見抜かれています。
ママになってと優に言われて、
春さんに悪いと思う反面少し期待も
してしまいます。
こいいじのネタバレと今後の展開は?
まめのお姉さんのゆめちゃんは、
ずっと海外で仕事をしていました。
そんなゆめちゃんが!
外国から帰って来る事になりました。
ゆめちゃんの帰国を、嬉しい気持ちと
素直に喜べない気持ちが入り混じります
なぜなら、
ゆめちゃんは聡ちゃんの奥さんである
春さんに少し似ているからです。
そして多分・・・
聡ちゃんはゆめちゃんが初恋の人
幼い頃病弱だったゆめちゃん。
ゆめちゃんの危機を聡ちゃんが
救ったのです。
まだ幼かった聡ちゃんが
ゆめちゃんの乗った救急車を
見送る時に握った
ー冷たい手ー
その手の感触は、
正に恋をする人の手でした。
まめは気付いています。
恋をしている聡ちゃんを、
その時に好きになったのだと・・・
何度もフラれている自分を近所の
お兄さんが好きなストーカー状態だと
自虐的に思ったりします。
聡ちゃんを忘れて新しい恋を始めようと
新たな一歩を踏み出します。
亡き妻を愛し続ける聡ちゃん。
不動産さんの河田さんとの出会いで、
ドキドキする自分の気持ちに気付いた
まめは新しい恋を進むのです。
こいいじの読んでみた感想・評価
ずっと同じ人を好きでいられる事。
それはその事実自体に対して、
とても強い人なのだと思いました。
叶わなそうな願いって、
諦めてしまう方がラクだったりします。
本当は叶わないって知っていて、
それが怖くて事前に諦めてしまう事
だってあります。
だから諦めないで思い続ける事は、
それ自体がその人の
才能なんだと思います。
ーDREAM COME TRUEー
願い続ければきっと叶う、
だなんてよく言うけれど叶わない物は
叶わないって事を知ってしまっている。
願い続ける勇気が欲しいと思いました。
まめの青春の全部を注ぎ込める程、
好きな人に出会えた事は幸か不幸か
考えてしまいます。
それ程に好きな人が、自分を見ていない
現実に潰れそうになると思います。
そして自分の大好きなお姉さんが、
愛する人の奥さんに似ているだなんて!
顔とかじゃない、醸し出す雰囲気が
似ているって言うのは
けっこうキツイですよね。
納得のいく結果に皆んなが収まれば
良いのになと思いました。
母親を亡くした優ちゃんの
ツライ気持ちも、側にいたまめならば
分かってあげられると思いました。
こいいじはこんな方におすすめな作品!必見
恋をしている人には励みになりそうな
雰囲気の作品です!
若い頃って、恋愛に傾ける情熱が
半端なかったような記憶があります。
文字通りの恋も仕事も一生懸命です。
忘れられない人だっていたし、
諦めたくない人だっていますよね。
ずっと好きでいて良いんだって、
そういう勇気を貰えるような
そんな気持ちになれました!
この漫画を読んでいて、
相手の立場や思いにも気が回る様に
なった様な気がします。
自分の気持ちを主体的に考えがちですが
当然ながらそこには相手の生活が
当たり前にあるわけです。
普段見落としてしまいそうな事実に
客観的な視点から見られる事は
漫画ならではのリアルがある感じです!
今はストーカーって言葉があり、
一途である事がちょっとよくない事に
変わってしまう事もあるのでしょうか。
聡ちゃんが、まめのの事を女性として
見れない事の始まりが
まめのおしめを替えたと言ってました。
幼馴染ってお互いが昔から
知っている者同士だから切り替えは
確かに難しいのかも知れません。
でもそれを追い抜いて、
恋人に発展すれば!最強のカップルに
なれると思いますよ!