[PR]Yahooプレミアム会員が最大6ヶ月無料+毎週(金曜)20%ポイント還元中!【ebookjapan】

離婚予定日のあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

離婚予定日

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 離婚予定日
原作・漫画 柏谷紀子
出版社 集英社

平凡でぐーたらな主婦、早紀は、
ある時夫から離婚しようと、
「予定日」を突き付けられる。

夫の信頼は取り戻せないし、
大事に思ってくれるほど、
家事もしてこなかった早紀は、

ならばと外に出て
働き始めるのだが……。

斬新かつシビアだが、
どこかユーモラスな雰囲気もある、
映像化もされた、

不和系ホームドラマの傑作です。

サイト内で【離婚予定日】を検索!

離婚予定日のあらすじ紹介

特に夢も目標もない、
平凡な三十代主婦、早紀。

不満足な生活を送りつつも
適当に手を抜き暮らしていましたが、
いきなり夫が、

「離婚して」と切り出してきました。

実は結婚当初から合わなかったと、
告白し、しかも三年という期限を設け、
予定日通りに別れようという彼には

映画を作りたいという夢もあり、
完全に本気モードでした。

そこで早紀は自分も自立をと
働き始めようとしますが、
楽だと思った職場にも、

思わぬ落とし穴があったりと
そう簡単には行かなかったのでした。

離婚予定日のネタバレと今後の展開は?

三十二歳の主婦、鮎川早紀。

口うるさくない平凡な夫と、
ちょっとおませな娘との
平穏な三人暮らしですが、

手のかからない夫と娘に
恵まれた一方で早紀は
つまらなさを感じていました。

仕事をするわけでもなく
かと言って趣味や家事に
こだわるわけでもないという、

煮え切らない日々を
過ごしていた早紀は、
ある夜夫に呼び出されます。

普段物静かな彼が切り出したのは、
「離婚しよう」ということでした。

彼は結婚した時から合わなかったと
抱え込んでいた不満を述べると、
三年後、彼が四十歳になるところで、

別れるというプランを
提示してきたのでした。

その後すぐにランチにと
誘ってきた夫の態度に
一時の気の迷いだったかと、

気を取り直す早紀でしたが、
彼はあくまで本気で、退職して
映画を作りたいと言い出します。

そしてすぐにカメラを購入するなど、
夢に対して本気モードで、
自分のことを「早紀さん」と、

他人行儀で呼び始めた彼を前に、
早紀は一人旅を敢行。

主婦業がいかに大変かを
思い知らせるための行為でしたが、
実家に居場所がないことを、

改めて確認する羽目に陥り、
しかも空けた家には、夫の同僚が
入っていたのでした。

サイト内で【離婚予定日】を検索!

離婚予定日の読んでみた感想・評価

良くある家庭内トラブル系の
揉め事を描いた作品と思いきや、
斬新な切り口が多く、

非常にドキドキしながら
楽しむことができました。

本作の特徴は、第一に
タイトルの「離婚予定日」です。

ぐーたらな奥様に耐えかねて、
離婚だ! とキれてしまう
ご主人方は実際にも多そうですが、

様々な事情を考えて、
予定日をきっちり決めて結論を出す、
合理的な手法が画期的です。

しかも「戦力外通告」を
真っ向から食らったからと言って、
完全に冷え切るかというと、

決してそうではなく、時には
娘を挟んで笑い合ったりと
人情味が溢れているんですね。

もちろん「先の人生」が
明確になっているために
浮気などをしてもさほどの

「裏切り感覚」はなく、
むしろその後夫なり妻が
どう出るかが楽しみでした。

もっとも、娘の立場で
状況を考えてしまうと、
あまり無邪気に、

物語を楽しむとはいかず、
悪い意味でのハラハラも
してしまいました。

「家庭内別居」的な
温かくない関係は
現実でも良く聞きますが、

薄々感じているのと
「事実」を突き付けられるのは
まったく違うことが分かりました。

結婚は確かに契約ですが、
結局は人の「感情」による部分が
とても大きいということを、

改めて認識し直せました。

離婚予定日はこんな方におすすめな作品!必見

二十歳までに家を出るように、とか、
三十歳になったら故郷に戻れ、とか、
「期限」を親に決められるケースは、

特に若者には結構あったりしますが、
一生寄り添えれば上々の
結婚には本来期限はありません。

しかし本作は、妻のだらしなさや
その他諸々の要因から、
離婚予定日を決められてしまったという、

斬新な作品となっています。

どんなに仲良くしていても、
「いつかは別れるだろうな」ではなく、
「二年後には離婚するんだ」と、

心のどこかで思っている関係は
他ではなかなか見られないもので、
そのため登場人物の動きも独特です。

構成から表情、仕草に至るまで
非常に良く練り上げられた一流の
作品でもありますので、

従来とは違う刺激がある作品を
欲している方にはまさに
打って付けと言えるでしょう。

また、元々の発端は妻側の
不手際によるところが大ですが、
一方で夫も満点というわけではなく、

どちらか一報が「被害者」的な
構図になっていないため、
かえって展開が多彩でした。

もっとも、事情を知らずに
別れの日が迫りつつあるという
幼い娘さんこそが、

犠牲になっているという
見方もできるわけですが……。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA