タイトル | その女、ジルバ |
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原作・漫画 | 有間しのぶ |
出版社 | 小学館 |
生活苦と将来の不安。
これらに悩まされ生きる
冴えない女性・新(40)が
働きはじめたのは…
とっくに中年を超えた
老年女性(平均年齢70)が
働く”異色”ガールズバー!
新は「アララ」として
見習いホステスになり
輝きを取り戻していくーー
その女、ジルバのあらすじ紹介
主人公・笛吹新(あらた)は
金なし恋人なしの中年女性。
現在は大型スーパーの倉庫で
体力仕事の勝負をしている。
そんな彼女にのしかかる
”生活苦”と”将来の不安”。
新はこれらの問題から
少しでも逃げたいと思い
夜のバイトをはじめた…。
そこはマスターもホステスも
”高齢”というガールズバー。
「OLD JACK & ROSE」。
何年か前に亡くなった
”伝説のママ”ジルバが
50年働いた店だ。
新は「アララ」として
見習いホステスになり
自分を磨いていくーー
その女、ジルバのネタバレと今後の展開は?
くじらママをはじめ
チーママ・エリー・ナマコ
ひなぎく・そしてマスターが
何も知らないアララに
ドレスやメイクなど様々な
ノウハウを優しく教えます。
勤務初日のアララは
見習いということで
ドレスを借りることに。
かつてジルバが使っていた
革のダンスシューズを履き
お客さんをもてなしますが
慣れないヒールにぐらつき
苦戦してしまいました。
お客さんがみんな
アララを一目見て
若いと驚く中…
本人は笑いを抑えるのに必死!
”この中だと若い”と
心の中はわかっていても
嬉しくてたまりません。
くじらママたちの接客は
とても素敵で完璧でした。
お客さんをあけなすようで
しっかりフォローもしていて
あたたかく包み込んでいます。
一方マスターは
体力をチャージするため
たまに居眠りをします…。
いつでもどんな時でも
明るく笑顔を絶やさない
個性豊かなホステスたち。
アララは初めて見る光景に
かっこいいと思いました。
こうしてアララは
しばらくこのお店で
働くことを決意しますーー
その女、ジルバの読んでみた感想・評価
本作は予想以上に面白く
惹きこまれる作品でした!
くじらママをはじめ
チーママ・エリー・ナマコ
ひなぎく・そしてマスター…
みんなキャラが個性的で
(というか濃い)飽きません。
私は特にくじらママが
大好きになりました。
老いた自分を卑屈に思わず
嫌なことも悲しいことも
笑って吹き飛ばす強さ。
そしてたまには自虐的に
お客さんを楽しませる。
こんなことができるって
とてもすごいと思います。
何と言っても彼女は
80歳と若くないのに
老いを感じさせません。
これは他のホステスにも
言えることですね~!
本作のホステスはみんな
とにかく性格が良いので
優しい気持ちになれます。
彼女たちを見ていると
”女性は内面から輝くもの”
と心に深く染みます…。
毎晩ドレスや着物を着て
一際目立つメイクをして
時には歌ったり踊ったり。
生き生きしていて
本当に楽しそうです。
私も年を取ったら
くじらママのように
生きていたいなぁ…。
もしリアルにああいう
ガールズバーがあれば
行ってみたいです!
その女、ジルバはこんな方におすすめな作品!必見
読むと元気になれる
作品に出会いたい…。
そんな方には
「その女、ジルバ」を
迷わず推します!
本作は福島県出身の漫画家
有間(ありま)しのぶが描く
ヒューマンドラマです。
とにかく笑いたい時
落ち込んだ時に読むと
確実に元気になれます!
どのキャラクターも強烈で
個性豊かなので楽しいです。
主人公・笛吹新こと
アララはひょんなことから
”異色”バーで働くことになり
くじらママやチーママ
ナマコ・エリー・ひなぎく
そしてマスターに出会います。
彼女たちと働きながら
輝きを取り戻していく
アララは必見ですよ!
本作の見どころは
バーで明るく働く
ホステスたちです。
このホステスたち…
とにかくパワフルで
見ていて飽きません!
平均年齢は70歳以上で
見た目からして高齢ですが
それを全く感じさせない。
ドレスや着物を着て
お客さんをもてなし
歌ったり踊ったり…
年下のアララを圧倒するほど
若々しさがあります。
彼女たちを見るときっと
疲れが吹っ飛びますよ!
読むと元気になる作品なら
本作が一番だと思います!