タイトル | そんなんじゃねえよ |
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原作・漫画 | 和泉かねよし |
出版社 | 小学館 |
美貌と破格を誇る
”真宮ブラザーズ”。
彼らには溺愛してやまない
”超美少女の妹”がいる。
しかし実際の妹は
みにくいアヒルの子だった!
美形の兄達のせいで
妹はみじめな思いをするが
ある出来事をきっかけに
妹の”養子説”が浮上して…。
そんなんじゃねえよのあらすじ紹介
小市民で小動物っぽい
主人公・真宮静(16歳)。
見た目はごくフツーの
高校一年生だが
家族(母と兄二人)は
美形と破格を誇っている。
中でも一つ上の兄二人は
”真宮ブラザーズ”
と呼ばれていた。
二卵性双生児の彼らは
烈(れつ)と哲(てつ)で
性格もタイプも違うが
唯一共通しているのは
”重度のシスコン”である。
しかし静は周りから
兄達と自分を比べられるたび
みじめな思いをしていて…。
一方哲と烈も
静は妹なのに似ていない
とひそかに感じていた。
ある日二人は
そのことについて
真剣に考えるが…。
そんなんじゃねえよのネタバレと今後の展開は?
休憩時間の校舎裏
哲は烈を呼び出します。
話題は”妹・静”に
ついてでした。
二人は二卵性双生児なので
顔は似ていないものの
母と同じ美形です。
しかし静は家族の中で
唯一似ていません。
哲は過去を思い出します。
子供の頃のある日
静は突然やって来ました。
当時の記憶は曖昧で
あまり覚えていないものの
これだけは言えるのでした。
十中八九静と俺達は
血がつながっていないと…。
二人にとって静は
どんないい女よりも
かけがえのない存在。
もはや一人の女として
彼女を愛していました。
「いつか静が気づいた時
どっち(哲と烈)を
選ぶんだろうな」
二人は声を揃えて
俺だなと言います。
その時哲と烈の会話を
盗み聞きする人物がいました。
その人物は烈と一度
”大人の営み”をした
女子・小原(おはら)。
(なにそれ…
血がつながってない!?)
(それに静以外の女に
愛はないって…!?)
烈が本気で好きな小原は
静に嫉妬します。
そして放課後
何も知らない静は
小原に呼び止められました。
そこで静が言われたのは…。
そんなんじゃねえよの読んでみた感想・評価
平凡な妹・静と
美形兄妹・哲と烈。
三人はれっきとした
兄妹のはずですが
作中で”驚愕の事実”が
明らかになります!
思った以上にこの家族
ドロドロでした(家系が)。
どの事実も衝撃すぎて
目が離せなかったです…。
三人の母・涼子は
たくましくていいですね!
登場人物の中で
一番好きなキャラクターです。
現在は看護師(主任)を
勤めているようですが
看護師になった経緯や
亡き夫との出会いも
気になります。
もちろん兄妹の恋の行方も…。
あんな美形の兄二人から
告白されるって…
わたしだったら
爆発すると思う(嬉しすぎて)。
もし自分が”静”として
どちらか選ぶとしたら
やっぱり哲ですね!
普段の無表情と
たまに見せる笑顔の
ギャップがたまりません。
勉強は静や烈より賢くても
料理やプレゼントのセンスが
皆無なところも可愛いです。
烈も俺様な性格も好きですが
頭より体が先に出るところは
ちょっと…と思います。
静は最終的に
どちらを選ぶのでしょうか?
どちらを選んでも
ハッピーエンドで
終わってほしいです!
そんなんじゃねえよはこんな方におすすめな作品!必見
兄妹同士の恋愛が好き!
そんな方には
「そんなんじゃねえよ」を
おすすめします。
本作は兄妹の恋愛と
家族をテーマに描く
ラブコメディーです。
手がけるのは
『女王の花』などで有名な
漫画家・和泉かねよしさん。
2005年には
第51回小学館漫画賞
少女向け部門を受賞しました!
本作の見どころは
胸キュン必至のストーリー。
ヒロインは”美形兄二人”に
溺愛される妹・真宮静。
美形を誇る兄二人と違い
フツーの見た目の静は
周りから見比べられるたび
みじめな思いをしていました。
二卵性双生児の兄・哲と烈は
そんな静が大好き!
重度のシスコンである二人は
静を守る”騎士”的な存在で
どんないい女でも
静以上に愛情は感じない…
心からそう思っていました。
静は二人と比べて
顔立ちが似ていません。
ある日哲と烈は
静を養子なのでは
と疑いはじめます。
たとえ血はつながっていなくても
静を女として愛している兄二人。
一方何も知らない静は
そんな兄二人から告白されて…。
本作は兄妹同士の恋愛を
胸キュンいっぱいに描く
最高の作品です。
家族とは何かについても
考えさせられますよ!