タイトル | そんな未来はウソである |
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原作・漫画 | 桜場コハル |
出版社 | 講談社 |
「そんな未来はウソである」は
おかしな能力を持った二人が
出会ったことで、
おかしな学園生活が始まり、
おかしをいつも食べてる子も仲間になって
おかしな友達がどんどん増えていき
おかしな関係性に発展していく。
そんなおもしろおかしな作品です。
そんな未来はウソであるのあらすじ紹介
人のウソがわかる佐藤アカネは、
ひょんなことから人の未来が視える
大橋ミツキに懐かれてしまう。
ある日、アカネの何気ない
行動によって自分の未来を
視てしまうミツキ。
的中率ほぼ100%の未来だが、
ミツキ本人が意識したことで
不確かな未来にと
改変させてしまったアカネ。
責任を感じたアカネは
最初の未来を確定させ、
ひとり静かな学園生活に戻る為、
奔走しますが…。
おかしな能力を持った2人と
仲間たちが織り成す
学園ラブコメSF作品。
そんな未来はウソであるのネタバレと今後の展開は?
「変なウソのつき方だな」
他人の嘘がわかる佐藤アカネは、
同級生の大橋ミツキと
クラスメイトの会話に違和感を覚えた。
話してみると、どうやらミツキは
目が合った人の未来が視えるらしい。
お互い持ったおかしな能力に
シンパシーを感じたアカネは
ミツキに懐かれてしまう。
ある日、アカネが急に鏡を
見せたせいで自分の未来を
視てしまうミツキ。
「同じクラスの高山くんと
結婚してた」
淡々と語るミツキに
結婚の重要性を語るアカネだったが
嫌なら回避できる未来と、
気にしていない様子。
ほぼ確実に結婚する筈だった
ミツキと高山の未来が、
ミツキ本人が意識した事で
不確かな未来に改変してしまったことに
責任を感じたアカネは
高山に接触を図ることにする。
たいしたことない男から
ミツキを守った、と思うことで
気持ちを軽くしようという魂胆だったが、
逆ギレにも似たアカネの攻撃を
ものともせず
普通にいい奴だった高山。
しかも、ミツキに片思いを
していることが判明し
アカネは高山に協力を申し出た。
そんな未来はウソであるの読んでみた感想・評価
「みなみけ」の作者、
桜場コハル先生の新作ということで
手に取りました。
世界観はみなみけのような
日常系にSF要素が加わったといった感じで
基本的には学園生活が主軸となります。
登場人物はほぼ全員何かしらの
特殊能力を持っていますが、
他の少年(少女)漫画のように
能力者同士の戦いなどはなく
平和そのもの。
「そんな未来はウソである」の
タイトルにも入っている
<未来>が視えるミツキと
<ウソ>がわかる
アカネのような能力に加え、
いくら食べても太らない、
好きになった人が不幸になるといった、
キャラ設定のおまけ程度の能力なので
争いが起きることもなく
皆んな仲がいいのも読んでて和みます。
バトル漫画のようなハラハラドキドキは
ないけど、ついニヤニヤしてしまう
そんな作品だと思う。
この作者の特徴とも言える
背景なしは本作品でも受け継がれ、
背景真っ白に賛否両論あると思いますが
個人的には見やすくて好き。
背景がない分、キャラが丁寧に
描かれているので極端な崩れが
ないのも評価できます。
そんな未来はウソであるはこんな方におすすめな作品!必見
①「みなみけ」のノリが好きな人。
みなみけにSF要素を
プラスしたような世界観。
②ラブコメが好きな人
三角関係(それ以上?)に近い
関係性もありますが
ドロドロしたものは一切なく、
あっさり目なので
頭からっぽにしてスラスラ読める。
③萌えたい人。
黒髪姉御肌のアカネ、
ちょっと内向的なふわふわ系のミツキ、
食欲のかたまり江口さん、
すぐにチューを迫るマドカ、
アカネのことが大好きなリオなど
魅力あるヒロインが多い。
メインヒロインに
眼鏡っ娘がいないのはマイナスか。
男性陣も、ちょっとコワモテだけど
一途で優しい高山を始め、
ちょっと早とちりな高山の父
ナオミチや高山の友人で
意外とモテないナンパ男カズマ、
同じく高山の友人で意外とモテる
ショタ系ユイトなど
魅力あるキャラが多い。
ただ、あまり出番がなかったカズマと
ユイトが後半で急に名前や能力が
判明したのは驚いた。
④全10巻以内で完結している
漫画を探してる人。
全6巻です。
個人的には好きな作品だったので
もう少し続いて欲しかった。