タイトル | たらんたランタ |
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原作・漫画 | 槙ようこ |
出版社 | 集英社 |
幸せな女になることを目指す
女の子・ヒカルは高校一年生。
新しい友達に新しい恋。
一目惚れした先輩にいきなりキスまで
されちゃって、ヒカルの波乱万丈
な高校生活が始まったーーー!
恋あり愛あり友情ありの、
笑って泣ける学園物語。
たらんたランタのあらすじ紹介
ヒカルは高校1年生。
幸せな女になることを目指し
「幸せを呼ぶ女への道ノート」を
つけている。
亡くなった兄にそっくりの三木先輩に
一目惚れしたことをきっかけに、
ひときわ目立つ先輩集団と
お近づきになるヒカルだけれどーー?!
新しい友達との関係や波乱の恋、
ヒカルの高校生活は一難去ってまた一難。
明るく前向き、悩みのないような
ヒカルだけど、実は悲しい
過去を持っていた。
独特な感性と信念で周りを巻き込み、
「幸せ」に向かって邁進する
ヒカルに笑って泣ける、
学園ラブストーリー!
たらんたランタのネタバレと今後の展開は?
佐久間ヒカルは高校一年生。
幸せになることを目指し
「幸せを呼ぶ女への道ノート」を
付けている。
天然で明るく、前向きなヒカルだが、
過去には両親の離婚や、
最愛の兄を交通事故で亡くすという
辛い経験をしている。
入学早々一目惚れした先輩に
いきなりキスをされ、両思いかと
思いきやからかわれて振られたり、
新しくできた友達の万引き
飛び降り未遂事件など、
ヒカルの高校生活は
波乱万丈に幕を開ける。
ひときわ目立つ先輩集団と
お近づきになったヒカルは、
その中のひとり一橋潤に恋をする。
クールで優しく、いつもヒカルを気にかけ、
見守り、時には諭してくれる潤。
しかし潤もまた複雑な事情を抱えており、
ヒカルの好意は
なかなか受け取って貰えない。
一説によればとんでもなく
「屈折」しているらしい潤に、
自分は何をしてあげられるのか…。
幼馴染であるダンチや親友ねね、
潤の元妹・あみな、そして亡くなった
兄にそっくりな、潤の親友・三木先輩。
周りの人間全員を巻き込みながら、
己の幸せ、そして潤の幸せのために
邁進するヒカルの姿は、
次第に潤の心をも動かし、
二人は両思いになる。
たらんたランタの読んでみた感想・評価
登場人物が全員魅力的でキャラ立ち抜群。
ザ・槙ようこワールド全開!といった
作品です。
全2巻で終わってしまうのですが、
主人公ヒカルの強引でありながら
どこか哲学的な独自の理論、
考え方が面白く、
読み応えがありました。
常に前向き、天然で猪突猛進型、
一旦スイッチが入ると視野狭小で
周りを巻き込むことも厭わないなど、
同性の読者には嫌われそうな
ヒカルのキャラですが
(さらに見た目がエビちゃん風で
可愛いので余計に…)、
そこがまた面白い。
時々幼い子供のように気持ちが純粋な
ヒカルのセリフにハッとさせられます。
「一つ嫌いな面を見たからといって
好きなところまで忘れてしまっては
もったいない」
「平凡な自分はきっと平凡な
人生を送る、自分で分かる、
でも私は人に出会うために生まれて
来たのだからそれでも良い」
などなど…。
たらんたランタというタイトルには
鼻歌の意味が込められていて、
鼻歌を歌うようにちょっとだけ
良いことがある毎日、
漫画が終わってもヒカルたちの日常は
どこかで続いている…。
ということだそう。
タイトル通りの、
明るく素敵な作品でした。
たらんたランタはこんな方におすすめな作品!必見
消極的な恋をしている人、
幸せになるために一歩踏み出したい
人にオススメの漫画です。
幸せな女になりたい主人公・ヒカル
(「幸せを呼ぶ女への道ノート」という
怪しげな日記まで真剣につけている)が
恋の成就のため邁進するお話です。
好きな人、そして自分の幸せのために
邁進するヒカルの勇気と勢いには
凄まじいものがあります。
時に人に迷惑をかけることも厭わず、
嫌がられても突進して行き、
ついには自分に嫌がらせをして来た
恋のライバルと友達同士にまで
なります。
好きな人に気持ちがバレ、
いたたまれない状況に立っても、
ヒカルはめげません。
むしろ「気持ちがバレている以上
もう後には引けない」と何が何でも
両思いになろうと頑張り続けます。
一度振られたくらいじゃ諦めません。
もちろん現実では全ての恋が
強引な力業で成就するとは
限りませんが、
相手の反応や周りの目が
気になってしまう人、
慎重になりすぎてしまう方は、
恥をかいても汗をかいても堂々と
恋をするヒカルの姿に、読後は
肩の力が抜けていることと思います。