タイトル | となりの怪物くん |
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原作・漫画 | ろびこ |
出版社 | 講談社 |
良い成績を取るためなら
人との関わりを犠牲にすることも
ためらわない女の子。
本当は学校に行きたいと思う
友達が欲しい男の子。
人との関わり方や
距離感が分からない・・・
人間関係に悩む
個性の強い高校生たち。
ちょっと変わった者同士の
ドタバタ学園ラブコメディ!
となりの怪物くんのあらすじ紹介
年収1千万を夢見ているため
勉強にしか興味を持てない
クールな女子高校生・水谷雫。
先生に参考書を買ってもらう
交換条件で、ある生徒の元へ
プリントを届けることに。
高校入学早々に流血事件を起こし
登校1日目にして停学処分を
受けたとなりの席の吉田春でした。
怖いイメージを持っていたけれど
話してみると
ただのいい人かもしれない。
勝手に友達認定されてしまった雫。
気に入られてしまったようで
何かと絡んできます。
いきなり、好きかもしれないと
告白されてしまい・・・
となりの怪物くんのネタバレと今後の展開は?
生まれて初めての告白に
どうしたらいいのか
分からない雫。
本当は学校に行きたいけれど
怖くて行けなかった。
そんな吉田くんは
学校に来るようになり、
となりの席がようやく埋まりました。
本当に学校が怖いらしく
人の後ろをカルガモのように
ひっついてきます。
吉田くんはちょっと変わった人。
彼の奇行はとどまるところを
知りません。
学校に来るようになってから
付きまとわれ、
勉強がおろそかになってしまった。
将来の目標のために
日々努力してきた雫にとっては
とてつもないストレス。
しかも、吉田くんは頭が良く、
勉強で一度も負けたことがなかった
雫がはじめて負けた相手でした。
「もう絶交だ!」と
喧嘩してしまいます。
無事に仲直りして
すっかりおとなしくなったのも
つかの間。
いきなりキスしてきて
全然ときめかないけど好きだからな!
と言われてしまいます。
そんなある日、勉強を教えてほしいと
話しかけてきたのは、
同じクラスの夏目あさ子。
自由奔放な2人に振り回されます。
そんな毎日の中で、
自分の気持ちを自覚し
春に告白をしたのですが・・・
となりの怪物くんの読んでみた感想・評価
少女漫画の主人公で
勉強にしか興味がない女の子というのは
とても珍しいと思いました。
他人と関わる暇が惜しい。
そんなことより勉強と考える
クールすぎる雫。
今まで向き合ってこなかったために
どう接していいか分からないと悩む姿に
応援したくなりました。
人との関わり方や
距離感が分からない。
お互い好意を持っているのに
自分の気持ちを上手く伝えられない
2人にモヤモヤさせられました。
友達としてはじめて
優しくしてくれた雫を、
異性として好きなんだと
勘違いしている吉田くん。
この気持ちが本物になった時
2人はどうなっていくのか
とてもワクワクします。
同じクラスの子なのに
名前も覚えていなかったり、
あまりにも人への関心が薄い雫に
びっくりしました。
かなりの美少女だが
友達がいない夏目あさ子。
ケンカのできない不良
山口賢二。
変人揃いの本作の中で
数少ない常識人である、
佐々原宗平。
など個性の強すぎるキャラに
思わず笑ってしまいました。
クラスメイトや
新しくできた友達と関わって
成長した2人を見たいと思いました。
となりの怪物くんはこんな方におすすめな作品!必見
ストーリーも似たり寄ったりだし、
少女漫画はあまり好きじゃないと
感じている人もいると思います。
そういう私も少女漫画に対して
苦手意識がありました。
しかし、
となりの怪物くんを読み進めると
少女漫画の魅力を再発見!
すっかり苦手意識が無くなったのです。
本作の主人公・水谷雫は
いわゆる、お決まりのような
少女漫画の主人公ではありません。
ちょっと癖のある、良い意味で
少女漫画の主人公らしくないのです。
同様に、吉田春もただのイケメン
というわけではありません。
とにかく変わっているのです。
行動から考えていること全てが
ちょっとズレている。
その他の登場人物も、
やっぱりどこか変わっている・・・
おかしくて思わず笑ってしまうけれど
応援したくなる。
個性的すぎるキャラが
ぶっ飛んだ行動をしている
にもかかわらず共感できます。
恋愛要素もありますが
コメディなので
面白おかしく進んでいきます。
良い意味で少女漫画らしくないのです。
少女漫画が苦手な人や
少女漫画は共感できないという
男性の方も楽しめる作品だと思います。