はしたなくて ごめんのあらすじとネタバレ！最終回が早く見たい漫画！

家でも学校でも真面目、
しかし喫煙はするし、飲酒もする、
ちょっと異色な真奈緒が、

「妄想対象」として眺めていた、
男子生徒与倉と、ふとしたことで
秘密を共有することになり……。

王道な恋愛漫画だと思いきや、
様々な要素がアクセントとなる
インパクト系の傑作恋愛漫画です。

はしたなくて ごめんのあらすじ紹介

家でも学校でも真面目で通す一方、
お気に入りの男子で妄想し続け、

学校の外ではブレイクタイムに
漫画と同時に喫煙をたしなむ
西　真奈緒は、

公園での鉢合わせをきっかけに
妄想対象である与倉君と仲良くなり、

しかも半ば勢いで、彼と
思わぬ急接近をすることに。

すると真奈緒は妄想や漫画と
リアルな恋愛の違いに
改めて気付きますが、

一方の与倉君は
自分が好きな美也さんの
「彼氏」の件で問題を抱えており、

結局二人はその彼氏がいる
大学へと足を運ぶことに。

しかしその美也さんの彼氏は
冴えない中年の男性であり、

しかも与倉君の懸念通り、
女性を連れているようでした。

たまらずに出て行った与倉君ですが、
実はその彼氏と与倉君の間には
驚きの関係があったのでした。

はしたなくて ごめんのネタバレと今後の展開は？

お母さんの代わりに家事をこなし、
学校の授業も真面目に取り組む、
十七歳の西　真奈緒には、

「妄想」という趣味がありました。

漫画好きでもある彼女は、
同級生の与倉君の諸々に
「グっとくる」要素を感じて、

頭の中で色々とシチュエーションを
巡らせていくのです。

しかし、学校からも家事からも
解放された時間に、

公園でタバコを吸いながら
漫画雑誌を読むという、
彼女にとって飛び切りの、

リラックスタイムを送っていると、
与倉君が女性と密着しているのを
目撃してしまいます。

自分の「相手」である与倉君に、
そのことを問いただす真奈緒ですが、

一方で彼女も与倉君に、
タバコの件を問いただされてしまいます。

こうした互いの「秘密」を共有した
真奈緒と与倉君は親しくなり、
公園で顔を合わせる仲になりますが、

ある日会った与倉君は、その想い人、
「美也さん」に会ったにも関わらず、

どこか荒んだ様子で、真奈緒に
タバコをせがんできました。

まったくタバコに慣れていない彼は
美也さんの件で本格的に傷心しており、

そのことを知った真奈緒は、
未成年であるにも関わらず、お酒で
与倉くんをもてなしますが、

このことが思わぬ事態を
引き起こすことになるのでした。

はしたなくて ごめんの読んでみた感想・評価

王道な感じの少女漫画に見えて、
実は様々なズレがあるのが
面白い作品でした。

多くの場合少女漫画では
主人公はどこか、「いい娘」の
部分が多かったりします。

しかし本作の主人公、真奈緒さんは、
家事も学校もほぼ完璧にこなす上、
孤独でもないまさしく「いい娘」ですが、

外ではストレス解消にタバコを吸い、
お酒を飲み、しかも好みの男子への
妄想を容赦なく続けるという、

かなり真面目ではない部分も
併せ持っています。

不良っぽい感じの娘が、
何かのアイコンのようにやる
タバコや酒と違って、

手慣れていると言うか「本気度」が
やたらと高そうな感じが、
本格的な不真面目度を滲ませています。

一方の与倉君も、非常に真面目で
完璧に近いいい子なのですが、

父親に対する評価が強烈に高く、
うっかりお酒に流されてしまうなど、
ズレたところが非常に多くあり、

恋愛漫画の組み合わせとしては
かなり異質な感じで、しかも
彼らの行動でかなり唐突に、

話に色々な山ができるものですから、
そのギャップに思わず笑ってしまうことも
一度や二度ではありませんでした。

もちろん、ギャップからくるドキドキや、
本格恋愛漫画ならではのハラハラも
存分に味わえましたし、

全体としてともかく「密度」の濃さを
満喫することができましたね。

はしたなくて ごめんはこんな方におすすめな作品！必見

タフそうに見えて実は弱虫だったり、
クールな外面だけど実は優しかったりという
「ギャップ萌え」は最近大流行ですが、

うまくバランスが取れていないと、
人として常識的にあり得ない両面を
抱える感じになってしまって、

最悪キャラと物語が同時に
崩壊してしまうという
難しさもあるのがポイントですが、

本作は「ギャップ」を絶妙に
仕上げていますね。

学校でも家でも優等生だけど、
外では飲酒や喫煙をして、
堅物というわけでもない上に、

好みの男子を妄想し倒すという
ディープな趣味を持つ真奈緒ちゃんと、
一見クールだけど色々とズレている
与倉君の組み合わせは、

状況状況でバシっと決まる必要がある
恋愛漫画ではあまり見られない感じで、

ただ切なくて深いだけではない、
かと言ってギャグだけでもないという
独特の味を作品にもたらしています。

王道展開を進む作品は好きだけど、
ただそれだけではちょっとという方に
最適な一作ではないかと思います。

例えば野球の世界でも、
まったく同じフォームで直球と
変化球を投げられると、打者は、

かなり簡単に仕留められてしまう、
的な現実がありますが、

本作もまた直球と変化球が
きっちりと織り交ざった上に
キレも曲がり具合も良い感じで、

変則的なように見えて、
強打者をも十分に打ち取れる、
名投手の雰囲気を持っています。

その絶妙さはまさしく
本作ならではのもので、

他にはない独特の要素が
多数盛り込まれているので、
多くの人にフィットすると思います。

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