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【ひつじの涙のネタバレ】とあらすじは?感想や無料試し読みもあり!

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル ひつじの涙
原作・漫画 日高万里
出版社 白泉社

主人公「蓮見圭」、高校に入学したばかり。

彼女の目標は、
「神崎京介」の自宅に侵入することだった!

しかし神崎には他人に
部屋を見せられない秘密があり、
圭の目標は思うように達成されず。

圭が神崎の部屋への侵入を目論むのには、
彼女の切ない過去に理由が隠されていて・・・?

圭の切ない過去に迫りつつ、
はちゃめちゃな学園生活を描く、
ハッピー部活パニック。

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ひつじの涙あらすじ紹介

蓮見圭は、紫ノ塚学園に
入学したての高校1年生。

彼女の大いなる目標、
それは「クラスメイト神崎京介の
部屋に侵入すること」。

日々神崎に猛アタックするも、
神崎からは拒否されてばかり。

何故なら神崎の部屋は完全な「乙女部屋」。
(春まで神崎の姉が使っていた部屋に
そのまま住むことになったため)

「蓮見に見せたら何を言われるか分からん」
と思っていたからだ。

さらに神崎は訳あって
静かな学園生活を望んでいた。

毎日圭にアタックされ、
静かな学園生活を邪魔される日々。

しかし圭が神崎の部屋への侵入を目論むのには、
「大切な人の指輪を探す」という
大事な目的があったのだ。

神崎が静かな学園生活を望む理由とは、
圭は何故指輪を探しているのか、
圭の過去に何があったのか。

二人が過去を乗り越え前を向いていく、
青春ストーリー。

ひつじの涙ネタバレ・今後の展開

神崎が静かな学園生活を望むのは、
神崎の中学時代の過去が関わっていた。

神崎は昔から左目の視力が異様に弱く、
今は何となく光が分かる程度。

中3のバスケ部の引退試合。

掴めると思ったボールが見えておらず、
神崎のミスで試合に負けてしまう。

それを悔やみ、落ち込んだ神崎は、
全部忘れるために一人暮らしをします。

誰も知り合いのいない
紫ノ塚学園に編入したのだった。

神崎は圭にそのことを打ち明け、
圭は神崎を励ます。

そして圭も神崎の部屋に
侵入する目的を話し出す。

圭は神崎のお姉さんが住む前に、
神崎の部屋に住んでいた
知り合いの大切な指輪をなくしてしまう。

その指輪を探すために神崎の部屋に
入りたがっていたのだ。

お互いの過去や理由を知り、
少し打ち解ける二人。

しかし圭には、
まだ他にも隠された過去や秘密があった。

ある日学校帰りに蓮見宅で夕飯を
食べて行くことになった神崎。

穏やかな食事の後、帰宅しようとすると、
圭は目の前で真っ青になり、倒れてしまう。

実は圭は過度なストレスが溜まると、
体が食べ物を受け付けなくなる
「拒食症」だったのだ。

圭の両親は、圭が幼い頃から仕事で忙しく、
家に居ることが少なかったため、
圭は1人で過ごす時間が多かった。

それでも両親に迷惑をかけないようにと
いい子を演じていた。

しかし小学生の頃についに倒れてしまう。

拒食症で入院した圭を救ったのは、
圭の兄の友人「諏訪駆」だった。

当時諏訪も圭と同じ病院に入院しており、
諏訪と二人で話す機会が増える。

次第に圭はストレスから解放され、
また大人で自由な諏訪に惹かれていく。

そしてその諏訪こそが、
圭が探している指輪の持ち主だったのだ。

何故圭は諏訪の指輪を
なくしてしまったのか、
圭の過去に何があったのか。

多くの隠された謎が、
徐々に解き明かされていく!

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ひつじの涙読んでみた感想・評価

読み始めたら、
まずびっくりしたのが「謎の多さ」。

「何で圭は神崎の部屋に入りたがってんの?」

「なくした指輪って誰の指輪なの?」

「なんで圭は指輪隠したの?」

など読み進めるほどに新たな謎が浮上し、
その謎を解き明かしたくて、
どんどん先を読み進めてしまいました。

ある意味ミステリー的な要素も
含んでいる漫画だと思います。

読んでいくとただの高校生活青春漫画ではなく、
様々なトラウマや過去を抱えた
登場人物達が描かれています。

物語に深みもあって面白かったです。

圭は拒食症だし、1年留年してるし、
一部記憶喪失だし。

過去への後悔は強いしと
結構重たい過去をお持ちの少女です。

しかし普段は前向きで
かなりのハイテンションガール。

基本的には明るい性格なので、
過去の割には物語は重くなりすぎずに、
意外とサクサク読めてしまいました。

そしてもう一方の主人公、
神崎が何といってもいい奴でした。

割と面倒くさい過去を持った圭にも、
神崎はしっかりと向き合います。

指輪探しや日々の部活など
圭に付き合ってくれます。

神崎自身も圭と関わるうちに、
自分の過去のトラウマから解放されます。

そして次第に圭に惹かれていきます。

圭は割と最後の方まで過去に捉われ、
諏訪さん一筋なのです。

それも含めて温かく見守っています。

圭を大切に思う神崎の気持ちに、
こちらまで温かく幸せな気持ちになりました。

さて一途に圭を思う神崎と、
諏訪さん一筋だった圭の関係は
クライマックスでどうなっていくのでしょうか?

また圭の年の離れた双子の兄弟や、
指輪の持ち主である諏訪さんの描かれ方、

圭の学校の保険医で兄や諏訪さんと
同級生の蝶子先生など、圭を取り巻く
大人たちもよく描かれていました。

自分のことに一生懸命で、
必死な圭を周りで支える大人たち。

その大人たちにも様々な思いや
苦悩があるところも
描かれているのが面白かったです。

普通の青春学園漫画には飽きてしまった方におすすめ

多くの謎が隠されていて、
それが徐々に解き明かされていきます。

ある意味ミステリー的な
要素も含むこの漫画。

登場人物たちの重たい過去という
シリアスなシーンと、
ハイテンションな学園生活
といったコミカルなシーンがあります。

それがちょうどいいバランスで
組み合わさっていて、
緩急があって面白い作品です。

普通の青春学園漫画には
飽きてしまったという方には、
是非オススメしたい漫画です。

クラスメイトのはちゃめちゃな
やり取りには笑えるシーンも多く、
若いっていいなぁとほのぼのします。

また一方で、シリアスなシーンでは
自分の犯してしまった過去に捉われ苦しみます。

そんな圭の姿に切なくなったりもする作品です。

日高万里先生独特のハイテンションさは健在で、
圭は割と突っ走っています。

しかしそれを神崎がいい感じに
マイルドにしてくれていて、
読みやすかったです。

日高先生の作品が好きな方なら
こちらの作品も是非オススメしたいです。

他の作品とは関係のない、
独立した1本の漫画になっています。

絵柄もとてもきれいで可愛いので読みやすく、
セリフ外の小文字も多いので
読み応えは抜群です。

また圭に惹かれる神崎の姿には、
一筋縄ではいかない
恋愛のもどかしさがあります。

それでも温かく見守る愛情など、
心温まるシーンも多いです。

ほっこりした恋愛を読みたいな
という方にもオススメです。

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