タイトル | ふまんたれブー |
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原作・漫画 | ぬまじりよしみ |
出版社 | 双葉社 |
のぞみは双葉建設の総務課のOL。
総務課のこまごまとした雑用の
ような用事も有能にこなす。
年下の彼氏に、39歳ののぞみは
最後のチャンスと思っているが。
単なる貢ぐだけの女になっている。
そんな時隣に越してきた
桂さんとの出会い。
この出会いがのぞみの運命を変える。
ふまんたれブーのあらすじ紹介
のぞみは建設会社の総務課で働く
OL、同じ会社の男と付き合っている。
年下だけど、結婚するのならこの男が
最後のチャンスと思っている。
のぞみは彼に捨てられたくなくて
彼のわがままを許してしまう。
そんな時に、隣の部屋に越してきた
年齢の割にはきれいな桂さん。
桂さんには今の彼は辞めておけ
なんて言われる。
会社の社員の葬儀のお手伝いに
仕事で行くのぞみ。
そこで昔の同期や上司の人生の
縮図を見る。
そんな時、のぞみに不倫の噂が
でてきて、のぞみにピンチが。
ふまんたれブーのネタバレと今後の展開は?
39歳で独身の双葉建設の総務部の
会社員のぞみ。
年下だけど、営業部の正志と
結婚したいと尽くすのぞみ。
だけど正志は、飲み屋の女の子を
妊娠させてしまい。
正志と別れることになる。
そして会社で降ってわいたように
流れるのぞみの不倫話。
上司には事実無根だというのだけど。
長年がんばってきたのに会社からは
リストラされてしまう。
そんな時に手を差し伸べて
くれたのは、お隣さん。
最初は、人手不足の為のヘルプだった
のぞみだけど。
総務部で培った気が付くところが
気に入られて銀座のホステスに。
お店では尊敬できるママと
口の悪いバーテン。
ママとバーテンは外向きは
伯母と甥。
でも本当はママが本当に愛した
男の子供。
その男は妻子のある有名人。
今までいた世界とは違う銀座のクラブ。
慣れないながらもママの教えに
着実に実力を上げていくのぞみ。
キャバクラとは違った
銀座という世界。
そんな中で、客としてやってきた
双葉建設の社長。
のぞみは、妻子のある社長の
会社では見せない姿に惹かれる。
ふまんたれブーの読んでみた感想・評価
女の39歳は、いろいろと考える時期。
子供を望む結婚をするのなら
本当にギリギリの年齢。
だからこそ、今一つの男性でも
しがみ付いてしまう。
結局は若い女が妊娠して
望みは絶たれてしまう。
会社の方ももういい加減
寿退社してほしかったのか。
子持ちの男の後妻の話を
断った後に流れた不倫話。
年齢を重ねて給料の高い女を
リストラしたい。
そんな意図が透けて見える。
恋も仕事も全部亡くしそうなその時。
隣に住んでいる桂から
銀座のクラブのヘルプを頼まれる。
総務部という人に気を使う部署に
居たのぞみならではの気遣い。
漫画の中で会社の中の主婦
みたいな部署と説明されるけど。
まさに総務はそんな場所だと思う。
のぞみが隣の桂の仕事を知る
のは、会社の人の葬儀。
総務は葬儀の手伝い、
特に受付などを手伝う。
前に出過ぎない、気遣いなども
必要な係。
桂のママは、そんな姿を見たから
自分のクラブのヘルプを頼む。
一流といわれる水商売の人は
一流を相手にする。
だからこそ必要な知識なども
のぞみにあると見抜いたのだ。
ふまんたれブーはこんな方におすすめな作品!必見
捨てる神あれば拾う神あり。
崖っぷちでもう駄目だ
そう思っても。
人生思わぬところから助けの
手が伸びてくることも有る。
建設会社の営業ならばともかく
総務などでは無縁の世界。
夜の世界に飛び込むことに
なったのぞみの生き方から。
人生捨てたもんじゃないと
わかって欲しい。
変な男にこだわるよりも
もっといい男にも出会えた。
ママの恋愛の話も
大人の男と女の悲しい話。
ママの話だけでも1つの漫画を
読んだような満足感もある。
なのでこの話を読んだ人に
オススメなのは。
総務ってどんな仕事?
ってことがわかる。
高井研一郎原作、林律雄 画の
「総務部総務課 山口六平太」
愚痴を言いたいこともいっぱい
ありそうな主人公が。
淡々と仕事をこなしていく。
同僚の女子社員の悩みも
出てきたりして。
男性にも女性にもおすすめ。
そして夜の性の仕事を
知りたい人には。
NON先生の
「デリバリーシンデレラ」
デリヘル嬢の話なのですが、
前向きに仕事を頑張る姿がい。
今回の漫画よりも
性描写もしっかりあって。
だけど、デリヘル嬢への偏見が
薄らぐ点もいい。