タイトル | ふれなばおちん |
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原作・漫画 | 小田ゆうあ |
出版社 | 集英社 |
愛した男と結婚して
子どもも元気に育っている。
平凡だけど幸せで温かい家庭。
身なりを気にしない母親に
娘は怒っていた。
夫も呆れてそんな妻に少しでも女を
取り戻してもらおうと始めたことが
こんなことになるとは・・・
ドラマ化された話題の作品です!
ふれなばおちんのあらすじ紹介
主人公・上条夏。
昔は高いヒールの靴をはいて
オシャレな服を着ていた。
あれからかなりの年月が経った。
今は夫と子どもの優美香と真樹夫で
幸せに暮らしている。
自分のオシャレなんて考えなくなった。
夫が健康で子どもたちが
元気に成長してくれたら
それでいいと思っていた。
家ではもちろんすっぴんで伸びきった
服を着て髪の毛もボサボサ。
そんな姿に最近、優美香は呆れていた。
そんな格好してたら恥ずかしいし
女を捨ててるよ!とカンカン。
ふれなばおちんのネタバレと今後の展開は?
夏は主婦友達から小牧さんが
男と出ていったという噂を聞いた。
小牧さんの息子は優美香と幼なじみ。
友達というほど仲が良かったわけでは
なかったが、気にかけていた。
家族を捨てて若い男との
恋愛を選ぶなんて私には絶対
できないと思っていた。
突然小牧さんから電話がかかってきた。
帰ってくるようにと説得するが
旦那と恋愛なんてできないと
言われてしまう。
夫は飲み会の帰りに酔っ払った
部下を送っていった。
その家の奥さんは夏よりも
年上なのに化粧もしていて
身なりがきちんとしている。
そしてこの家には
まだ夫婦生活があると知り、
驚きを隠せなかった。
夏は帰ってきた夫にもう少し
考えろと言われてしまった。
夫の会社の佐伯さんが
社宅に住むことに。
夫は妻を誘惑してほしいと頼んでいた。
女を捨てた妻が、佐伯のような
いい男を見れば少しは女らしさを
取り戻してくれるかもしれない。
そう考えてのことだった。
なんだか面白そうだと思った佐伯は
その話に乗ることに。
ふれなばおちんの読んでみた感想・評価
反抗期真っ只中だけどかわいい娘に
食べすぎでポッチャリぎみの
愛らしい息子と優しい夫。
あたたかい家庭だと感じましたが
女を捨てている夏の格好には
驚きました。
家で化粧はしなくても
全然良いと思いますが
ボサボサの髪の毛にボロボロの服は
優美香が呆れるのも納得です。
自分の身なりを気にしている暇は
ないほど子育ては大変だと思います。
しかし、優美香は反抗期で家族も
どう接していいか分からない
難しい時期。
そんな時に母親を友達に
見られたくない。
そんな格好で来ないでと
思ってしまう頃が自分にもあったので
懐かしく感じました。
さすがに優美香の
女を捨てているという言葉は
夏にも刺さったと思います。
他の家庭の奥さんを見て、
自分の妻と比べてしまう夫。
まさかの同じ会社の佐伯さんに
あんなことを頼むとは・・・
本気ではなく、女としての一面を
取り戻す良いきっかけになればいい
くらいの気持ち。
夏の気持ちが本気で
佐伯さんの方へいってしまったら
とても後悔しそうです。
ふれなばおちんはこんな方におすすめな作品!必見
表紙から想像すると内容は
ドロドロしているんじゃないの?
と思うかもしれません。
私自身、最初に読んだときは
普通の幸せな家庭なのに
夏が不倫してドロドロな展開に
なるのかと思っていました。
しかし、そういったドロドロした
展開はありません。
夏は女を捨てていても
母として立派な人なので
読んでいて嫌な気分になったり
することもないです。
全然、身なりを気にしない
夏の行動がおもしろくて
思わず笑ってしまうくらい
穏やかに進んでいきます。
夫や子どもを捨ててまで
恋愛を選ぶのか女としての自分か
母親としての自分を選ぶのか・・・
佐伯さんに落ちてしまうのか、
不倫してしまうのか・・・
まだ始まったばかりなので何か
大きなことが起きたりはしませんが
今後の展開にとてもハラハラする
内容になっています。
ゆっくりな展開で優しい雰囲気が
流れている不思議な作品です。
人間模様がリアルに描かれていて
昼ドラのような設定なので
昼ドラが好きな人にも
ぴったりな漫画です。