タイトル | ぼのぼの |
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原作・漫画 | いがらしみきお |
出版社 | 竹書房 |
「ぼのぼの」ーー
それは笑えるギャグと
考えさせられる哲学を
融合した癒し系まんが。
基本は4コマだが
8コマの時もある
ほのぼのした物語は
老若男女すべてを
楽しませる魅力と
面白さがある…。
可愛らしい動物たちの
暮らしと日常を描く
ゆるゆるコメディ!
ぼのぼののあらすじ紹介
ラッコのぼのぼのは
お父さんと二人暮らし。
ぼのぼのの住処は
とある森の流れる川だ。
ぼのぼのはあらゆるものが
不思議でたまらない。
森はとても楽しい。
なぜなら水の音が
よく聞こえるから。
鼻をかむ音も聞こえる。
だけど鼻をかむ音は
どうするんだろう。
これからどうするんだろうーー
そんなぼのぼののお遊び。
それは何もせず
ぼんやりすること。
ただぼんやりのしすぎで
思いついたことを忘れる
なんて時もあるが…。
ある日ぼのぼのは
ニクキュウを見に行く。
ぼのぼののネタバレと今後の展開は?
ニクキュウを求め
ぼのぼのはスナドリネコの
暮らす洞穴へやってきました。
「スナドリネコさん
ニクキュウ見せて」。
ぼのぼのはお願いしますが
スナドリネコは呆れ気味。
「またおめえか…
いい加減にしろ」。
ぼのぼのの目には
ツーッと涙が流れます。
「分かったから泣くなよ」。
スナドリネコがそう言うと
ぼのぼのの涙はピタッと
きれいに止まりました。
「おまえって素直だな」。
そしてスナドリネコは
ホラとニクキュウを見せます。
ぼのぼのは柔らかい
ニクキュウをぷよぷよと
しばらく触り続けました。
すると再び
ぼのぼのの目には涙が。
「面白いからって
何も泣くこたねえだろ」。
スナドリネコが冷静に
ツッコミを入れると
涙は止まります。
「おまえってホント素直だな」。
ニクキュウを触ったことで
満足したぼのぼの。
スナドリネコに頭を下げ
川へ帰ろうとします。
「気をつけて帰れよ」。
スナドリネコに見送られる中
ぼのぼのは石を二個見つけます。
何も言わず見つめた後
石を積み立てました。
それを見たスナドリネコは
いいから早く帰りなと
呆れて言うのでした。
ぼのぼのの読んでみた感想・評価
可愛らしくゆるいのに
時折ハッとさせられる
不条理かつ面白い作品!
私ははじめて読みましたが
本作が名作と呼ばれるのも
納得だなと思いました。
本作ってアニメだけでなく
劇場版もあるんですね…
興味が湧いてきました。
もし観られるなら
観てみたいな~!
予想以上に楽しめたので
すっかりハマりましたよ。
まずぼのぼのの独特な顔に
癒されましたね。
丸い点をちょんと描いた
離れすぎ(?)な目に
ラッコらしさがある
ふくよかなスタイルが
たまらなく愛おしいです。
それほど表情は
豊かではないですが
それも彼の魅力ですね!
私が一番好きなのは
涙を流す表情です。
特に”ニクキュウ”で
はじめて涙を見せた
ぼのぼのには笑いました。
スナドリネコとのやり取りも
淡々としていて面白い!
純粋で素直なぼのぼのは
何度見ても可愛いです。
あとページの左端下…
よく見ると小さなぼのぼのが
”ぼのぼの体操”しています。
ページをめくるたび
ちゃんと体操していて
これを見るだけでも
充分癒される…。
機会があれば
『ぼのコレ』なども
見てみようと思います!
ぼのぼのはこんな方におすすめな作品!必見
ゆるいけど考えさせられる
ギャグまんがを読んでみたい。
そんな方には
「ぼのぼの」を推します!
ギャグと哲学を融合した
ゆる~い物語を描く本作は
読むときっとハマりますよ。
手がけるのは
『忍ペンまん丸』などの
漫画家・いがらしみきおさん。
本作は今から32年前…
昭和61年(1986年)に
連載開始しました。
独特で可愛らしい絵柄と
哲学的なギャグが魅力で
老若男女すべてに
愛されています。
2016年にはなんと
連載30周年を迎えました!
これってすごいですよね…。
ちなみに本作以外にも
「ぼのぼの」シリーズがあり
こちらも楽しめると思います。
本作がはじめての方はまず
『ぼのコレ』を読むと
世界観が分かります。
登場人物の説明も
詳しく書いてあるので
はじめての方にぴったり!
そして本作を読むと
より一層面白く感じます。
本作の見どころは
ぼのぼのをはじめとする
愉快で可愛らしい動物たち。
スナドリネコやヒグマ
シマリスなどが登場します。
どの動物も性格が様々で
魅力があり面白いです。
特にラッコのぼのぼのは
見た目・中身ともに
癒されますよ~!