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【アイアムアヒーローのネタバレ】とあらすじは?感想や無料試し読みもあり!

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル アイアムアヒーロー
原作・漫画 花沢健吾
出版社 小学館

典型的なパニックホラーを
独自の展開でリアルに描き出す、
新感覚サバイバルアクション!

妄想癖の社会不適合者が、
いじめられている女子高生が、
ブリーフ一丁のニートが。

パンデミックを起こした
世界で英雄になる物語!

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アイアムアヒーローあらすじ紹介

鈴木英雄(ひでお)、35歳。

マンガ家としてデビューを果たすも
すぐに打ち切りとなる。

その後はアシスタントで生計を立てつつ
出版社へ持ち込みを続けるもすべて没。

趣味はクレー射撃で散弾銃を所持。

劣等感から来る妄想癖がひどく、
アシスタント業の際には同僚女性から
「ひとりごとが多すぎる」と苦情を受ける。

編集者からは持ち込み作品を
徹底的にこき下ろされ、渋谷に土地を持つ
裕福なマンガ家と比較される。

「やっぱりこういう人が面白い作品を
描いちゃうんですよね」
と平然と言われる。

彼女がおり、傍目には典型的なバカップル。

だが同じくマンガ家である彼女は
元彼でもある前述の
裕福なマンガ家の才能を絶賛。

個人的に連絡を取り合ったり
2人きりでマンガについて話し合うことも。

・・・・・・そんな、
救いはなくとも平和な日常が。

少しずつ、わからないくらい
少しずつ崩壊してゆく。

『噛み付き事件』。

いきなり他人に噛み付く人のニュースが増え、
英雄自身もタクシーに轢かれ両腕や脚が潰れ、
首も折れていながら運転手に噛み付く女を目撃する。

街に警察官の数が増える。

英雄は、日常でいっぱいいっぱいな
英雄はそれらを気にしない。

いつものくだらない
会話のネタとして消化してしまう。

しかし飽和した『崩壊』は疑いようもない形で
英雄の目の前に、一気に現れて放出する。

街を埋め尽くすゾンビの群れ、機能停止する街、
職場でも発生する殺し合い、そして・・・

醜悪な形相で襲いかかる、英雄の彼女。

その部屋の本棚には、かつてあった
元彼のマンガは片付けられ、
英雄のマンガのみが並べてあった・・・

アイアムアヒーローネタバレ・今後の展開

異形と化した人は
凄まじい速度で感染していき、
世界のいたる場所がパニックに。

デマが飛び交い、安全だとされる場所に
大勢が集まってから感染した
子どもが次々と人に噛み付いていく・・・

英雄が乗ったタクシーでも相乗り希望で
飛び乗ってきたカップルが感染している。

必死で逃げる内に英雄は
山中に取り残されてしまいます。

そんな街中の恐慌とは裏腹に、
ネットの世界では他人事のように
混乱を実況する人たちも・・・

彼らは異形と化した半死人たちを
既存のネット用語にちなんで
『ZQN』と命名したりしています。

彼らはいわゆる引きこもりのニートたち。

外からの感染がない代わりに
逃げ場もないニートたち。

終末までの時をせめて面白おかしく
過ごそうとしているだけでしたが・・・

英雄は山中で早狩比呂美という
可愛い女子高生と出会います。

比呂美は陰湿ないじめで、
修学旅行中にひとり
山中を歩く羽目になる。

そのためにホテルでも進行している
ZQN感染を知りもしないという状況。

比呂美は英雄よりも主人公らしい行動力と
優しさを見せ、ピンチを
次々と乗り越えていきます。

英雄の持つ散弾銃を借りて
ZQN化した友人にトドメをさしたり
追ってくるZQNを振り切ったり・・・

そんな比呂美に振り回される形で
付いていく英雄。

やがて2人の間に絆が芽生え始めた時、
比呂美はZQNに傷を受けて
感染してしまいます。

その後、生き残りの人々と合流して
サバイバルの日々を送る英雄ですが、
その傍らには謎の大きな袋が。

それは人間1人は入れそうな大きさで・・・

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アイアムアヒーロー読んでみた感想・評価

これでもかと言わんばかりに
『リアル』な描写が徹底されています。

英雄が編集者に持ち込み作品を
ダメ出しされている時は
こちらまで胃が痛くなってきますし・・・

混乱する群衆が口々に
身勝手なことを言い出したり、
単なるウワサにすがって
楽観的な希望を言い合ったり。

ネット上での書き込みも、もし現実の世界で
ゾンビがあふれたら同じようなやり取りが
出てくるだろうなと思わせるものばかり。

何より英雄がダメな方向に『リアル』すぎて、
恐怖と絶望しかない序盤の雰囲気に
クスッと笑いを加えてくれます。

ゾンビものでは危機に陥った主人公が
素人ながらも武器を駆使して
次々と敵を倒していきます。

しかし、英雄が散弾銃を出して
最初に取った行動は銃口や弾装を
確認しての「銃口よし!」なんです。

確かに大事なことなんだろうけど、
今やるか?と。

その後も比呂美との自転車2人乗りを
道交法違反だからと悩みだして、
結局は比呂美に押し切られて
乗るという情けなさ連発の展開。

しかし同時にこれらのシーンは
英雄というキャラの性格を
如実に表してもいます。

英雄は生真面目なキャラではありません。

非常時の時にこそ、どうでもいいことが
気になってしまって動けない性格。

どうしようもなく
主人公になれない人間なんです。

タイトルの『アイアムアヒーロー』が
英雄の名にかけたダジャレというだけでなく、
作品のテーマとして重くなっていきます。

英雄はこのままずっと脇役の人生なのか?
ヒーローになれるのか?

読んでいてつい英雄に応援を
送ってしまう人は多いはずです。

そしてこのまま『リアル』路線で行くのか・・・
と思いきや。

ネット上でカリスマが出現し、
それに同調する人々が
現れるというまさかの展開。

しかし英雄はそのグループとは
接触していません。

今後両者がどのように関わっていくのか・・・
目が離せないところです。

新感覚サバイバルアクション・ヒーロもの!

英雄を取り巻く、
あまりにキツい現実の描写が
重ねに重ねられてのパニック状況。

ある種の爽快感も確かにあります。

現実でキツい思いを溜めてしまっている方は、
英雄に自分を重ねて
叱咤激励を思わずしてしまう
のでは?

そんなアナタにはぜひ、
英雄が立派になっていく姿を
見て現実の励みにしてください!

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