タイトル | エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝- |
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原作・漫画 | 三田紀房 |
出版社 | 講談社 |
東大受験に関するマンガとして
ブームとなった「ドラゴン桜」が
社会人向けになって帰ってきた。
主人公は、ドラゴン桜でも
英語教師として登場した井野。
「転職」を切り口に
様々なエッセンスが含まれる
転職希望者必見の書。
エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-のあらすじ紹介
落ちこぼれにまみれていた龍山高校は、
東大合格者が100名を越える実績を出し
世間からの注目も高まっていた。
英語教師として携わっていた井野…
次第に仕事への熱意を
感じられなくなっており、
転職を決意するのであった。
そこで以前の同僚であった桜木に
相談をすると、彼が主催しているセミナーに
無料で入らせてくれることとなった。
そこに現れた海老原の
「人の価値は相場で決まる」という話から
井野の人生は少しずつ変化を遂げていく。
エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-のネタバレと今後の展開は?
英語教師から転職代理人へと
キャリアチェンジを果たした井野は
様々なクライアントに転職支援を行っていく。
最初の転職希望社は若手の男性サラリーマン
そして、30前後の敏腕事務職の女性
50代の男性エンジニア…と実に幅広い
「転職は人生におけるチューニングである」
との言葉通り、面談を通してクライアントの
優先順位を確認し、フォローしていく。
時には、「転職をオススメしない。
現在の職場に留まるべき」
といったアドバイスをすることもあった。
そして時には、「ベンチャー企業へ行って、
秘書として働いたほうが良いのではないか」
と大企業を希望する者にアドバイスした。
転職代理人としての仕事をこなす内に、
弁護士の桜木と上司の海老原が企む
「日本支配計画」プロジェクトに参加する。
井野自身が自分の人生をどのように
チューニングしていくか明確していった。
自らが得意な場所で
まい進する決意を固めるのであった。
エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-の読んでみた感想・評価
予想以上に内容が濃く勉強になり、
なによりも非常に面白いマンガです。
出てくる言葉の数々が
キャッチーで引き込まれる…。
一見とっぴもない言葉が出てきても
裏付けとなるエピソードがしっかりしている
なので、納得感をもって
読み進めることができます。
「転職」に関する知識や考え方を
インプットできることはもちろんのこと…。
もっと広い人生哲学や海外の転職事例など
様々な有益な情報に触れることができます。
また、マンガ内容だけでも
十分に内容が濃いのですが、
コラムに書かれている内容も要チェック。
実際に活躍している起業家や
敏腕キャリアアドバイザーの実体験に基づく
具体的なアドバイスやエピソードが満載。
下手な自己啓発本や
セミナーに参加するよりも
よっぽど参考になります。
一回ではなく、何度も何度も読み返し、
自らの血肉としたい素晴らしい話の数々…。
転職希望者だけでなく、
学生から年配の方や主婦まで
色々な方に読んでいただきたい一冊です。
エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-はこんな方におすすめな作品!必見
最も読んで欲しいのは、
転職を検討している方です。
転職にフォーカスされた内容がメインのため、
大変有益です。
一方で転職を検討していない方でも
読んでおいて欲しいマンガとなっています。
理由は、現在は転職を検討していなくとも
今後に転職を検討する可能性はあること…
転職以外の人生哲学や歴史、
海外の転職市場の話など
幅広い話が展開されています。
ですから、読み物として
知的好奇心を満たしてくれます
そのため、学生、社会人、主婦、
年配の方まで幅広く楽しんでいただけます。
一方で著者の三田紀房さんは
他にも複数名著を出版しています。
まず、就活に関する「銀のアンカー」です。
これは就職活動を控える
大学生の方に読んで欲しいです。
次に、起業に関する「マネーの拳」です。
元プロボクサーが
ビジネスというフィールドで
再度闘う物語で、非常に面白いです。
また、投資に関する「インベスターZ」です。
最近連載が終了しましたが、
株式投資からFXまで扱う情報の幅と深さが
すごくお値段以上の作品です。