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【カバチタレ!のネタバレ】とあらすじ!感想や無料試し読みあり!

カバチタレ!

この記事は約 4 分で読めます。
タイトル カバチタレ!
原作・漫画 田島隆 東風孝広
出版社 講談社

行政書士・司法書士といった
敷居の低い立場から展開する
法律の世界――

法という社会正義と
現実の理不尽さを
真正面から描ききった作品。

『ナニワ金融道』の青木雄二監修、
社会現象にまでなった
圧倒的存在感を放つドラマ!

サイト内で【カバチタレ!】を検索!
『田島隆先生の連載作品』
激昂がんぼ激昂がんぼのネタバレと感想!ドラマの原作を無料試し読みはこちら!極悪がんぼ極悪がんぼのネタバレと感想!気になる結末(最終回)は?

カバチタレ!のあらすじ紹介

ブラック企業の社員・田村隆は
申請ミスの責任を押し付けられ
いきなり解雇を宣告される。

ばかりか、
理不尽な賠償請求と相殺で
当月分の給料もなかったことに・・・

社長という最高権力者には逆らえないと
ヤケ酒に溺れる田村。

たまたま田村と同じ店にいた
行政書士の大野勇と知己となり
自分の不遇を語る。

スーツを汚してしまったワビに
大野は田村の給料を取り返す、と
大口を叩き

田村はそんな大野の発言を
冗談と思い冷ややかに見る。

しかしその後、
大野の予言通り給料は支払われ、
田村は行政書士に興味を抱く――

カバチタレ!のネタバレと結末(最終回)は?

さっそく事務所で働きたいと
志願してきた田村に、
大野は法の世界の現実を見せます。

行政書士や司法書士も
正義の味方ではなく、
あくまで依頼者の味方・・・

大野が見せたのは
悪質な依頼人のために
法的手段を遂行する自分たちと

そのために
困窮にあえぐことになった
善良な一家の姿でした。

最初こそやる気を見せようと、
仕事なのだから仕方ないと
言い放っていた田村ですが

あまりの理不尽さに
涙を流して
大野に正義を問います。

もし彼らが依頼人だったなら
全力で助けた、と答えた大野は
田村の涙を評価。

こうして田村は
大野事務所の補助者として
新たな人生をスタートさせました。

入所の経緯もあって、
依頼者の尊厳を大事にする
独特のスタイルを磨く田村。

弁護士とは違って
権限などは乏しいし
法廷では代理もできない立場・・・

しかし安価に依頼を受けられる
まさに『街の法律屋さん』であることに
田村はやりがいを見出していくのです。

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カバチタレ!の読んでみた感想・評価

法律の適用に関してはフィクション、
と断っている通り
あくまでドラマ性を重視している作品です。

が、それでも
等身大の舞台で描かれる法の世界は
まさに目からウロコ。

恥ずかしながら民法などを読んでも
「だから何だ?」と
具体的な活用法など想像できなかったのが

雇用問題や離婚訴訟など
身近なテーマが題材になった本作で
しっかりイメージ付けができました。

この作品が他の法律マンガと
一線を隔している点は、
非情なまでの現実を描くドラマ。

特に印象深かったのが
理不尽な嫌がらせを受ける店員の以来で
店長の監督責任を問う回。

この店長がまたリアルなことに
変に意固地になって損得勘定を忘れ
暴走してしまう人物なのですが、

法的手段に出るという『反逆』に
感情的になってしまい、
有責事項を積み重ねる泥沼に。

挙句には労基署からの召喚を断るという
最悪手を打ったことで悪評を呼び、
倒産にまで追い込まれてしまいます。

一見、悪が滅びた痛快な話ながら
依頼人もすぐに次の職が見つかるなら
そもそも依頼もしていないわけで、

結果として誰も救われないという
身につまされるようなシビアさが
まさに『リアル』で印象的でした。

こんな方におすすめな作品!必見

法というものに無縁で
理不尽な生活を強いられている方に
ぜひぜひ読んでほしい作品です!

実際、法的な解決では
弁護士が最強のカードですが
着手金も高額で気軽には頼れません。

そこで行政書士などに
内容証明を依頼する、というのは
現実的な手段の1つで、

生活に密着した法の入門書として
この作品以上は
なかなかないと思います。

ネット上ではこの作品、
法の拡大解釈などが問題になり
抗議を招いたことが語られています。

しかしながら
弁護士のトンデモな法律乱用など
他作品で多く見られる事象。

なぜ『カバチタレ!』だけが
問題になったのか――

理由は簡単です。

それだけリアルな世界を描いているから、
一般人が多く関わる問題を
しっかり描いているからに他なりません。

また、それだけ多くの人を動かす
力を持った作品であることの
証明でもあります。

法を抜きにしても、
作中のトラブルは
現実にも起こりうるものばかりで

まさに他山の石として、
世知辛い現実を生き抜く私たちの
バイブルとなり得る作品でしょう。

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