タイトル | シュガーはお年頃 |
---|---|
原作・漫画 | 二宮ひかる |
出版社 | 少年画報社 |
高校生のけいこは
娼婦を夢見ている。
もちろんこんなこと
進路希望調査票に
書けるわけがない。
そこで携帯ブログに
書いてみたところ…
トンデモナイ目に!
そんな中出会った
”黒髪の美少女”ーー
彼女との出会いで
けいこの運命が変わる!
シュガーはお年頃のあらすじ紹介
主人公・畑中けいこは
娼婦になろうと思っている。
もちろんこんなこと
進路希望調査票に
書けるわけがない。
そこで携帯ブログに
正直に書いてみると…
コメントは批判の嵐!
どのコメントを見ても
汚い罵倒ばかりだ。
予想外の展開に
困ってしまうけいこ。
するとコメントの中に
”駅前に立てば娼婦に
なれる”とあった。
興味を持った彼女は
駅前に立ってみるが
何も起きない…。
ちなみにそこは田舎駅。
何も起きないのが
当たり前である。
けいこの友達は
自由奔放な彼女に対して
疎ましさを感じるように…。
シュガーはお年頃のネタバレと今後の展開は?
携帯ブログに書かれた
コメントを真に受けて
一人駅に佇むけいこ。
ですがいくら待っても
娼婦になれるどころか
何も起きません。
結局けいこはこの日
日焼けして帰りました。
携帯ブログを見ると
コメントが328件。
きっと批判だと思い
げんなりします。
一方学校ではーー
自由奔放なけいこに
友達は皆”ワガママ”と
陰口を言っていました。
ワガママと言っても
友達とトイレや遊びに
付き合わないだけです。
しかし友達からすれば
協調性がないけいこは
”最悪”ということ。
弁当を食べる前
皆でいつものように
トイレに行く友達…。
いたたまれないけいこは
校内の廊下を歩きつつ
空腹を紛らわします。
するとその時
通りかかった図書室で
”黒髪の美少女”を目撃。
一人で読書する彼女の
そばには弁当箱が…。
おそらく図書室で
弁当を食べたのでしょう。
その光景を見たけいこは
「なぜ?」と思います。
やがて放課後…
けいこが帰ろうとすると
ある女子から警告されます。
それを聞いたけいこは…。
シュガーはお年頃の読んでみた感想・評価
思春期の女子にありがちな
謎の結束と強調性について
疑問を感じるけいこ。
彼女のこの疑問には
「わかるわぁ~」と
強く共感しました!
本当に何なのでしょう…
用も無いのに友達同士で
トイレに行くって!!
私も中学・高校時代
どうしてトイレに行く
必要があるのか謎でした。
しかしついていかなければ
「付き合いが悪い」と
言われてしまう。
当時の友達に言いたいです。
「トイレに行く必要
ないでしょ!!」と。
トイレ自体広くないのに
大勢でたむろされると
迷惑ですしね~。
そもそもトイレは
用を足すための場所…
行くか行かないかは自由。
けいこの疑問は
何も間違っていません。
その点”黒髪の美少女”
アサミのキャラクターは
清々しくて好感持てます。
陰湿なイジメに遭っても
カワイイもんだと笑う
強さがかっこいい!
本作は思春期の女子の
誰にも言えない思いを
リアルに描いており…
ひと昔風(?)の絵も
味があって最高でした。
けいこはアサミと出会い
どうなっていくのでしょう?
今後の展開から目が離せません!
シュガーはお年頃はこんな方におすすめな作品!必見
思春期の女子を描いた
作品が読んでみたい…。
そんな方には
「シュガーはお年頃」が
ぴったりだと思います!
本作は”思春期の高校生”
けいこを主人公に描く
ヒューマンドラマ。
娼婦を夢見るけいこが
ある日”黒髪の美少女”
アサミと出会い…
彼女との出会いにより
運命が変わります。
果たしてけいこはアサミと
一体どうなっていくのか…
衝撃の結末は必見です!
手がけるのは
『ナイーブ』などで有名な
漫画家・二宮ひかるさん。
二宮さんの絵は
とても繊細で美しく
一瞬で惹きこまれます。
心理描写も見事です!
見どころは何と言っても
ストーリーで描かれる
思春期のリアル!
思春期といえば誰もが通る
”大人への一歩”ですよね。
これに苦しんだ方は
かなり多いのでは…!?
思春期の子供は
子供以上大人未満であり
複雑かつナイーブな状態。
本作の主人公・けいこも
誰にも言えない思いや苛立ち
そして人間関係に悩みます…。
読む人によっては
「自分もこうだった」と
思うかもしれませんね!