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スラップスティックのネタバレと気になる結末は?あらすじや感想もあり!

スラップスティック

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル スラップスティック
原作・漫画 青野春秋
出版社 小学館

確かに僕らは”不利”だった…。

貧乏なのはしょうがない。

父親なんて今更いらない。

ただもう少しだけ
”普通”になりたかった…。

けれど僕ら兄弟には
足りないモノが多すぎたんだーー

春人(はると)には
6つ年上の兄・秋介
(しゅうすけ)がいる。

暴力を振るう兄のせいで
自分は”不幸”だと思うが…。

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スラップスティックのあらすじ紹介

主人公・立花春人(9歳)は
中学生の兄・秋介(15歳)と

母・とし子(39歳)の三人で
小さな家に住んでいる。

家といっても小屋同然で
お風呂がなく不便である。

小学生の春人は
自分の人生を”不幸”だと
常に思っていた…。

そして自分が不幸なのは
秋介のせいだと……。

秋介は中学生にして
タバコを吸う不良だった。

春人はそんな秋介から
こき使われており

時には意味のない
暴力も振るわれている。

春人は秋介に対し
”最低”と思いながらも
嫌いになれずにいて…。

スラップスティックのネタバレと今後の展開は?

ある日の下校中
道を歩いていた春人は

秋介と同じ学校に通う
不良二人に絡まれます。

春人を秋介の弟と知る坪井は
”ドロボーの弟”と呼び

「オマエの兄貴
皆の給食費盗んでんだよ」

と面白そうに罵りました。

その夜
家でタバコを吸う秋介に
率直に聞いてみました。

「…兄ちゃんドロボーしたの?」

首を傾げる秋介に
春人は続けて言います。

「…オマエの兄貴は
ドロボーだって言われた」

そこで秋介から
誰に言われたのかと尋ねられ
不良二人の事を話しました。

秋介が新しいタバコに
火を点ける間

なんとも言えない空気が
流れますが…

「俺がそんな事するか?」

「しない!」

秋介曰くドロボーは
していないとの事。

それを聞いて
やっぱりと得意げな春人。

翌日秋介は
春人に絡んだ不良二人を
返り討ちにしました。

その時
坪井に椅子で殴られ
出血する騒ぎになるものの

「今度弟に
ちょっかい出したら殺すぞ」

と言い放ちました。

その頃とし子は
勤めていた弁当屋をクビになり

わずかに持っていたお金で
子供服を買って帰ります。

ところが
春人とお揃いの服を見て
いらないと答える秋介。

そしてとし子に向かって

「仕事クビになったくせに
なに服なんか買ってんの?」

「そんなんだから
いつまでたっても
ビンボーなんだよっ!」

と反抗して出て行きました。

その光景を見た春人は…。

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スラップスティックの読んでみた感想・評価

ゆるい絵柄と重い物語の
ギャップが素晴らしい!

『俺はまだ本気を出していない』
も感動的で面白かったですが

本作は作者・青野春秋さんの
”実話”をベースに描いた物語
というだけあって

登場人物の心理描写に
リアリティーを感じます。

作中のセリフ一つ一つが
心を深く抉るようで
グッときました!

春人はどうして
”不幸”になってしまったのか

その原因は秋介だけではない
と感じます…。

今のところ分かっているのは
母・とし子は何年か前に
離婚していて

春人と秋介は似ているけれど
実は兄弟じゃなかった…
という事くらい。

二人とも微妙な年頃なだけに
貧乏である事をいじられたり
ドロボー呼ばわりされるのは

かわいそうだな…
と読んでいて思いました。

とし子は少しでいいから
春人の気持ちを聞いてあげて
いっしょにご飯を食べてほしい!

貧乏で孤独というのは
とても寂しくてつらいはず。

秋介は春人について
どう思っているのでしょうか。

嫌っているように見えませんが
本心が分からないので
気になります…。

スラップスティックはこんな方におすすめな作品!必見

重いけれど惹きこまれる
作品を読んでみたい…。

そんな方には
「スラップスティック」が
おすすめです!

本作を手がけるのは
『俺はまだ本気出してないだけ』
などで知られる青野春秋さん。

独特でゆるい絵柄が特徴で
グッとくる物語を描きます。

本作を含め作品の数々は
大人向けの内容ですが
人気を博しており…

青年系のヒューマン・ドラマが
好きな方ならハマると思います。

本作の見どころは何と言っても
”実話”をベースに描かれた
衝撃的な物語です!

主人公・立花春人(9歳)は
6つ年上の兄・秋介と母の
三人暮らし。

アラフォーでシングルマザーの
とし子は子ども達のため

朝晩身を粉にして働きますが
生活は貧乏でした。

秋介はそのせいかグレてしまい
中学生でタバコを吸っては
喧嘩に明け暮れていて…

まだ幼い春人は
そんな秋介を怖がり
常に顔色を伺っています。

…この春人がおそらく
青野さんだと思います。

物語の一部だけ読んでも
青野さんの小学生時代は

衝撃的だという事が
よく分かりますよね…。

読んでいて決して
楽しい気分にはなれませんが

物語を読み進めていくうちに
きっと惹きこまれますよ!

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