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スローモーションをもう一度のネタバレと感想!あらすじや無料試し読み!

スローモーションをもう一度

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル スローモーションをもう一度
原作・漫画 加納梨衣
出版社 小学館

こっそり80年代の音楽やグッズに
強い憧れを持つ高校生、
大滝君と薬師丸さん。

ふとしたことで互いの秘密を知った
若い二人が、あの頃の文化等々を通じて、
互いに仲を深めていく……。

甘酸っぱさと前向きさが80年代的な、
懐かしさが溢れる恋愛物語です。

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スローモーションをもう一度のあらすじ紹介

ルックスもスタイルも良く、
流行に敏感な友達も持つ
高校生、大滝君。

しかし彼には、
「80年代好き」という秘密が。

家の中で聴くだけでなく、
教室でも携帯で中森明菜を
聴き続けるという熱心さです。

そんな大滝君が一人、
曲に感動していると、
同級生の薬師丸さんが。

慌てる大滝君ですが、
彼女は何も言わず去っていきます。

家で自分だけの時間を満喫し、
また学校に行く大滝君ですが、
翌日彼の机の中には、

何故か中森明菜のブロマイドが。
必死でシラを切った大滝君は、

「犯人」のアタリをつけますが
答えを得ることはできず、

先生に言われて
その薬師丸さんの家に向かうことに。

見上げるほどの大きな家の一角の
古い建築物から流れてきた曲から、
薬師丸さんがいることを知る大滝君。

しかし開いたドア越しに見えた彼女は、
普段とはまったく違う、
80年代アイドルそのままの姿でした。

スローモーションをもう一度のネタバレと今後の展開は?

自分と同じく80年代好きの少女、
薬師丸さんと知り合い、
ポケベルを渡した大滝君。

しかし気恥ずかしさもあり、
三日経っても自分からは何も
送ることができません。

そんな中、職員会議のため、
学校の午後の授業が中止に。
当然生徒たちは大盛り上がり。

大滝君も級友に連れられ外に。
薬師丸さんからは視線を逸らされ、
皆と一緒にゲーセンに行きます。

体感ゲームにプリクラ、カラオケと、
周りに合わせる形で遊ぶ大滝君。
しかしどうにも盛り上がれません。

ガンシューティングは怖いし、
流行の曲は知らないしで、
相性が悪かったのです。

しかしそんな彼の気持ちとは裏腹に、
場はますます盛り上がり、
大滝君への要求も強くなります。

半ば無理やり歌わされる形で、
大滝詠一の曲にチャレンジするも、

頭に浮かんでくるのは、
薬師丸さんの姿ばかり。

耐えられなくなった大滝くんは、
腹痛と偽って店を飛び出し、
公衆電話からポケベルを鳴らし、

薬師丸さんに連絡を取ります。

薬師丸と遊びたくなった、と、
ストレートに思いを伝える大滝君に、
薬師丸さんはポケベルで、

自分の気持ちを伝えるのでした。

(「君は天然色」)

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スローモーションをもう一度の読んでみた感想・評価

ほっこりと温かい気持ちになりました。

私も80年代の記憶は薄いのですが、
当時の音楽を聴いたりはしますし、
ファミコンで友達と遊んだりもします。

最新型のものからすれば古いのですが、
手作り感というか素朴さがいいんですね。

本作は徹底した「80年代好き」的な
雰囲気のもと物語は進んでいきます。

主人公とヒロインの名前からして、
「大滝君」と「薬師丸さん」です。

各話タイトルも当時の有名作からで、
大滝君たちの性格もシャイで優しく、
良い意味で今風ではない感じで、

かつての角川映画を観ているような
胸に染みるような感じがありました。

単に80年代の物が出てくるだけ、
ではなく、キャラとマッチして、
良い雰囲気を作っているんですね。

また、薬師丸さんも実に素晴らしく、
特に「由貴ちゃんの髪型」にした時の
彼女の姿は息を飲むほど。

当時、スケバン刑事に夢中になった
経験のある方なら無条件で
見ておくべき名シーンです。

ルックス性格ともに満点のキャラに
温かく雰囲気の世界観。

当時に興味がなくても面白く
読み進められるほどの作品ですね。

スローモーションをもう一度はこんな方におすすめな作品!必見

1980年代を懐かしむ、追体験する作品が、
色々と流行っています。

それは「あの頃」が良い時代だったからです。

当時にタイムスリップする「バブルへGO!」
などの追体験ものも人気を博しましたし、

果ては、80年代当時にありながら、
もっとも豊かな時代を未来人が再現した、

という筋書きの「メガゾーン23」まで
登場したのですから、あの満足感は
かつてないものがありました。

実際、株価は上昇、景気も向上、
仕事に就けば終身雇用で、新しいものが
どんどんと登場したあの一頃は、

間違いなく戦後で一番「豊か」でした。

本作はそんな豊かな「あの時代」の
音楽やグッズ等々に強烈に惹かれる
少年と少女の出会いと恋愛の物語です。

つまり、超技術やSFを使わず、
純粋に今にいながら当時を楽しみ、
そこから恋愛をしていこうという、

他の作品とは違った前向きさがあり
そこが若々しい魅力になっています。

また、ヒロインの薬師丸さんは
実に可愛らしく表情も素晴らしく、
当時一世を風靡したアイドルたちの、

あの透明感や清純さが非常に良く
再現されているようでもあります。

つまり、当時が好きな少年が、
当時究極の高嶺の花だった存在と
恋愛をする、という雰囲気もあり、

そのファンタジックな感じが
私たちの生きている現実との
いい感じのギャップにもなっています。

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