タイトル | スーパードクターK |
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原作・漫画 | 真船一雄 |
出版社 | 講談社 |
メスを扱う技術が神業的なカズヤが繰り広げる
人間ドラマ。
彼は医師としてマフィアのボスや政治家、
または一般人など色々な人達へ
治療を施していきます。
手術をする場面が多いですが、
裏社会から狙われているため
バトルをするシーンも多数出てきます。
スーパードクターKのあらすじ紹介
かつて日本に医学部を首席で卒業した以外は
経歴が全く不明な優秀な医師がいました。
医学界から忘れられましたが、
カズヤが持つ医療の技術はいまだ健在でした。
海外を訪れたカズヤは、
ハイジャック犯に連れられて
カサール王国へと向かいました。
そこで最強の兵士の生産の仕事を依頼されます。
話を聞いて呆れたカズヤは断ろうとしましたが、
横からテツという謎の青年が現れ、
その仕事を引受けてしまいました。
テツは1人目に手術を施し、
実験としてその兵士を前線に送り込みました。
スーパードクターKのネタバレと今後の展開は?
テツが行った肉体改造は、
神経を麻痺させる手術によるものでした。
その行動は一時的には成功を収めますが
やがて失敗に終わります。
テツの兄・武志との出会いは、
カズヤにとって宿敵の登場を
予感させるものでした。
武志は自身の持つ医学の力を悪の方向に
使っていましたが、その力が正しい物では
ないことに徐々に気がつき始めます。
そして良心を取り戻し、
自身の作り出した過ちを失くすため
爆弾のスイッチを押しました。
色々な手術を成功させてきたカズヤに
異変が訪れます。
病院で診察をした結果、
体内に胃がんがあることが判明します。
その治療を任せたのは、カズヤの親友で
陰で努力を重ね続けてきた高品でした。
高品はカズヤの胃がんの摘出手術を
見事に成し遂げました。
手術で失われた身体の力を取り戻すため、
カズヤはジム通いを始めました。
そこでボディビルとプロレスのどちらをするか悩む
男性に出会います。
有益なアドバイスをしたおかげで男性は、
正しい道を選ぶことに成功。
カズヤ自身も
腕力を回復させることに成功しました。
スーパードクターKの読んでみた感想・評価
まだ幼いカズヤが
父親の治療をしている場面がありました。
父の身体に埋め込まれた弾を摘出する場面で
怖がりながらも見事に取り出していたため、
びっくりしました。
この時のカズヤは、幼稚園に
通っていてもおかしくない年齢の子供…。
小さい頃からとんでもない逸材だったことが
理解できました。
ただ、過酷な環境みたいなので、
その人生に同情したくなりました。
マフィアのボスを治療する場面は、
怖がらずに手腕を振る姿に感心しました。
普通の人ならこのような身分の人が相手では、
怖がって手が震えて何もできないです。
ですが、カズヤは怖い経験を何度もしており、
無難に作業をすることができました。
修羅場にいた経験が豊富なのは
すごいことですが、
真似をしたくないなと思いました。
手術後にジムに通い始めた場面は
笑ってしまいました。
ただ、ジム内でカズヤは30kgの
バーベルを持ち上げられなかったので、
手術の影響の怖さを学んだ気がします。
スーパードクターKはこんな方におすすめな作品!必見
子供から大人まで幅広い年齢層に
愛されやすい作品。
バトル要素が多数登場しますが、
少年漫画雑誌にて掲載されていたため、
目を覆いたくなるようなシーンは控えめです。
そのため、子供でも安心して
カズヤの活躍を楽しむことができます。
また、緊迫した場面や緊張感あふれるシーンが
数多く用意されているので、
単行本を一気に読みたくなる魅力があります。
作品には手術をする場面が多数出てくるので、
医師を目指している人には
うってつけともいえる内容になっています。
しかも、適切な手術方法に関する話や、
使われる道具のことなども出ているため、
読み進めると手術の知識が身につきます。
おそらくですが、この本を読んだことが
医師をを目指すきっかけにつながった人も、
探せばいるかもしれません。
カズヤはイケメンと判断できる美男子なので
作品が連載していた当時は
女性にも人気がありました。
なので、女性にも楽しんでもらえる
作品だといえます。