タイトル | ツバキ |
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原作・漫画 | 押切蓮介 |
出版社 | 講談社 |
様々な山へ出向き山からの
警告を伝える少女がいた。
その子の見た目は妖麗で
普通の人間には見えない。
だが行く先々でその少女の
警告を聞く人間はいない・・・。
そして警告を受けたものたちは
山の神からの天罰を受け
死に行く者が後を絶たない・・。
そして今日も少女は山へと行く。
ツバキのあらすじ紹介
この物語の主人公ツバキ。
彼女はいま飛炎山という山に
立ち寄っている。
その山の木々は生命に溢れ
主の色も良いと感じていた。
だがその考えを変えさせられる
出来事がツバキへおこなわれた。
なんと年端もいかない子供たちが
獣と間違えツバキに
銃を向け撃ってきた。
しかしそれを避けるツバキ。
子供がやったこととはいえ
少々気になった為お前たちの師に
会いたいと言い連れて行ってもらう。
そこでツバキは師に言った。
「山が怒りに満ちているぞ」
その忠告を受け入れて
くれる人間なのか?
ツバキのネタバレと今後の展開は?
子供たちに山の流儀を教えて
いないためそれを教えるように
忠告するツバキ。
そしてその行為で「山が怒り
始めている」と伝えた。
だがその師と呼ばれている男は
怪我した手をツバキに見せ言う。
「こうなる前までは俺も山に
敬意を持ち信仰をしていたよ。」
「でもこんな体にされたら
信仰ではなくなった」と
ツバキに言いツバキを退けた。
仕方なくツバキは山の中へと帰る。
そして夜になり山にいると
先ほどの子供がツバキの前に来た。
ツバキ はあの男を信用しては
いけないというが子供は
ツバキの言うことは聞かなかった。
「おっ師匠を否定するな!」
その言葉を聞いたツバキは
その子供に警告する。
「このまま狩りを続けたら
惨事は免れないよ・・・」と。
忠告を聞かなかった師や子供達。
すると師は酒に酔いもっと酒を
持って来いと子供たちに言い
子供たちを別の村に行かせる。
そこで表に出た子供たちの前に
一匹のカモシカが現れた。
師に褒められたいがため
撃ちまくる子供たち・・・。
だがそのカモシカたちの正体は・・・。
今後の展開に忠告!
ツバキの読んでみた感想・評価
押切ワールドですね。
この作者の漫画は暗い描写が
多いですが面白くそして色々と
考えさせられるマンガです。
今回は山から山へ移動し
様々な人間たちと関わり合いを
持っていく物語。
やはり今回目を引くのは
山には神様がいるという描写。
これは山の近くに住む人たちなら
少しは理解できるのでは
ないでしょうか?
私は妻の実家に養子として
入ったのですがこの家の祖父は
大工でマタギでした。
その祖父が亡くなった原因が・・・
このマンガと同じように人同士が
撃ち合いその犠牲になった
ということを聞きました。
そこで父や地元の人が話して
くれたのは「森の主」を撃って
しまったとのこと。
私から言わせると主じゃないかも
知れないのではないか?と疑問を
持ちましたが自分を納得させました。
でもまあ何かを殺生して
なくなったのは事実ですので・・・。
本当かどうかわかりませんが
それを聞いたときはやっぱり
何かはあるのだろうなぁと思いました。
このマンガも本当にあった
話なのかも知れませんね
とても楽しめるマンガでした。
ツバキはこんな方におすすめな作品!必見
押切作品なのでミステリー
ですかね・・・。
なのでミステリー好きな方に
オススメします。
おそらくこのマンガを読む方は
この作者の世界観にハマっている人が
大多数を占めていると思います。
それほどまでにこの作者の
世界観は独特なものがあり
いつも考えさせられる作品ばかり。
その中で今回は山を住処に
している少女のお話。
物語の時代はわかりませんが
作中に出てくる内容は間違いなく
本当にあった事なのでしょう。
そのような話がネット上などでも
広まっているということは
確実にあった出来事だと思います。
それを作者がいい感じに物語を
構築し読んでいる人間へメッセージを
送っている感じがしますね。
少々現実離れしている感は
ありますが本当にあったのは
間違いないでしょう。
とにかく読めばこのマンガに
引き込まれ最後はため息を
つくほど面白いはずです。
あとこの作者は色々な作品を
連載しています。
気になる方は
是非そちらもどうぞ!