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ディア ブラザー!のネタバレと感想です!結末ってどうなる?

ディア ブラザー!

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル ディア ブラザー!
原作・漫画 円城寺マキ
出版社 小学館

結婚を目前にしたOL、桃。

しかしそんな彼女の前に、
十五年ぶりに会うイケメンの
兄や弟たちが現れ、

しかも彼らは結婚話を壊したり、
何かと桃に一生懸命で……。

破天荒な設定と妙にリアルな
「兄貴感」が交錯する、
新感覚兄弟系コメディです。

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ディア ブラザー!のあらすじ紹介

ごく普通のOL、桃は、結婚間近。

しかしそこに十五年も会っていない
兄たちがいきなり現れて、
彼氏である榊との関係をぶち壊します。

一度は彼らの勝手な振る舞いに
激怒する桃でしたが、結果として、
榊の悪い面も分かり和解します。

しかし兄たちはいきなり実家で
桃と一緒に暮らすと言い出したため、
大人になった兄弟がいきなり、

共同生活を始めるという
奇妙な関係が生まれてくるのでした。

一方の兄たちにしても、頑固な上に
妙なところで悪い男に引っかかる桃が
心配で過保護になってしまうのでした。

ディア ブラザー!のネタバレと今後の展開は?

社会人の桃さんはこの度、
同僚の男性と恋をし、
いよいよ結婚することに。

しかし結婚前のイベントに、
手放す前に実家に彼を
招待するというその日に、

妙に絡んでくるイケメンと
鉢合わせしてしまいます。

しかもその後現れたのが、
十五年ぶりに顔を合わせる
兄二人。

もちろん桃はビックリですが、
婚約者は当然招待します。

しかしそこで兄たちは何故か、
失礼な質問ばかりを繰り返し
場が壊れてしまいそうになります。

もっとももう一人の兄、蒼吾は、
常識的な性格だったからと
気を取り直したのも束の間、

実は鉢合わせた厄介な色男こそ、
その蒼吾本人でした。

蒼吾は何と、桃の婚約者榊を
徹底的に調べ上げており、
その悪癖から不適格だと、

桃に突きつけますが、
その態度がいよいよ
桃の逆鱗に触れてしまいます。

あんたたちなんかもう家族じゃないと、
激しく怒る桃でしたが、
兄たちは破談を諦めていませんでした。

そこで彼らは思いもよらぬ方法で
榊の正体を暴きにかかります。

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ディア ブラザー!の読んでみた感想・評価

ホームコメディものかと思いきや、
予想以上に兄たちの圧がキツく、
ハードな展開が面白いですね。

本作のヒロインは桃ですが、
十五年ぶりに再会した兄たちに
いきなり結婚話を潰されるなど、

キツ過ぎるブロックを食らって、
なかなか男性とは交際できない、
社会人としては珍しい状況です。

一方の桃の三人の兄たちも、
いきなり出しゃばってきては
共同生活を開始したりと、

普通の兄弟に比べても
異様なほどに距離が近く、
イケイケドンドン系です。

実際に家の中にいたら
大変で仕方がないところですが、
創作上の話に関して言えば、

とにかくガンガン話を進め、
桃を前に引っ張ってくれるので、
笑いの起爆剤になってくれます。

単なる強くて頼もしい、でなく、
頼りにはなるけどかなり面倒で
後々トラブルの種になったりと、

妹目線で観ても嫌なタイプの
部分を持っていたりするのが
キャラ設定として斬新です。

しかし、そうした「本音」を
全面に出しているために
その威力は強大であり、

予期せぬ形への笑いを
ふとしたシーンでも
もたらしてくれるんですね。

ただ一方で思いやりがあり、
互いを理解しようとするなど
温かい部分もあり、

単なるギャグ系作品で
終わらない部分が
とても面白かったですね。

ディア ブラザー!はこんな方におすすめな作品!必見

いわゆる「妹」萌えや「姉」萌え、
はたまた「弟」萌えなど、
昨今の漫画には「身内萌え」展開が、

非常に多く含まれていますね。

そうした作品は非常に面白い一方で、
リアルに兄弟を持つ人たちからは、
現実とは違うという評価がありました。

理由は色々考えられますが、やはり、
兄や姉にせよ妹にせよ、
好意の出し方が直接的で、

ある意味で他人っぽいというのは
言えると思います。

しかし本作に登場する兄たちは、
十五年ぶりに再会したというのに、
妙に高圧的だったり自然過ぎたりと、

ヒロイン側を「女扱い」しない点で、
まさしく「兄貴的」な感じがあり、
実にリアルを想像させます。

一方で思いやりがあるなど、
頼りになる点も兄貴っぽくあるので、
今までの「兄系作品」では、何か

ちょっと「違うな」と思う方にも
オススメすることができるでしょう。

また、作品全体の遠慮の無さというか
距離感の詰まり具合などに関しては、
リアルの兄妹たちと比べても、

相当に近いな思える部分もあるので、
その部分に関しては漫画的な
面白さがあるとも言えますね。

単に優しかったり強かったりでない、
新機軸の「王子キャラ」が
見られると言えるかも知れません。

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