タイトル | トモダチゲーム |
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原作・漫画 | 佐藤友生 山口ミコト |
出版社 | 講談社 |
貧しい家庭で生まれたため
お金はすべてのものより大事だと
思っていた。
そして毎日お金を数えていた。
でもそんな時に母親からこう言われた。
「お金より友達が大事だよ」
この一言でお金より友達を
大事にすることになる
主人公の片切友一。
その彼と友達とのあるゲームが始まる。
トモダチゲームのあらすじ紹介
家が貧しいため日々をアルバイトや内職で
過ごしていた主人公の片切友一。
修学旅行の費用を稼ぐためにいつもの倍以上
頑張っている彼にバイト先の人間が聞いてきた。
「大変なのはわかるが旅行に行かない
選択肢は君にはないのか?」
と。
しかし友一はこう言った。
「友達とみんなで行こうと約束したから」
彼は昔の自分とは違いお金も大事だが
何より友達を大事にする人間へと
成長していた。
しかしそんなある日クラスで
修学旅行費が盗まれる事件が起こった!
この事件から彼と彼の友達により
物語が進んでいく。
トモダチゲームのネタバレと結末(最終回)は?
クラス副委員長である友一の友達の
沢良宜志保が修学旅行費を管理していた。
しかしその彼女は盗まれた翌日から
学校に来なくなったためクラスの
人間から疑われることになる。
その噂を聞いた友一は友達はその2人を
庇いクラスの人間を論破したため
2人の疑いが晴れた。
そしてその夜に友一の自宅に一通の手紙が
届けられ中身を見ると志保からの手紙だった。
内容は23時に校門で待っているとだけ。
友一は急いで向かうが嫌な予感しかしない。
しかしその校門前にいたのは志保以外にも
友一の友人たちが集まっていた。
だがその友人たちは友一から手紙が
来たため集まっていると言う。
不安に思う友一。
その時!
突然スタンガンにて失神させられる友一。
薄れ行く意識の中で他の友人たちも
同じ目に合っていく。
しかし友一は助けることはできなかった。
そして目覚めた先は周りには何もない
ただ無機質な空間の部屋だった。
そこに突然現れた人形から事の顛末を
伝えられることになる。
友一たちはどうなってしまうのか!?
トモダチゲームの読んでみた感想・評価
いやぁすごいマンガです。
世の中は金!
っていうマンガですね。
でも確かにそうなのかもしれませんね。
もし自分がこのような漫画の
展開になったらどっちを取るか
考えてしまいます。
ただもう考えている時点で
お金なんですよね。
まあはっきり言って命と友達の
どちらかを選べと言っている
ことだと思います。
そうなるとやはり自分の
命を守るのではないでしょうか?
それでも友達を選ぶという人は
私の中では聖人だと思います。
私は以前金融会社で働いていましたが
様々な関係が目の前で切れるのを
何度も目撃してきました。
お金が絡むと何十年来の親友や
実の親でさえ平気で裏切るのが
お金の魔力です。
お金の魔力は本当に怖いですよ。
こんな現場ばかりを見ていくうちに
人間不信になり人と接するのが
怖くなりましたね。
私にも数少ない友人はいますが
やはり何処かで信用していない
自分がいます。
これもこれで寂しいやつですけどね。
まあこんな私から言われなくても
お分かりでしょうが一言だけ。
友達同士のお金の貸し借りだけは
絶対やめたほうがいいです。
たとえ100円でもね。
もしかしたらこの作者はこれを
言いたいのかもしれません。
多くの人に読んで欲しいマンガです。
こんな方におすすめな作品!必見
これは色々考えされられるマンガです。
様々な人に読んでもらいたいです。
友達の為なら何でもする。
それは世の中を生きていくことで本当に
重要な事だと思います。
でも本当に何でもやりますか?
口先だけの言葉ではないですよね。
そしてお金と友達どちらを取りますか?
例え自分の命がなくなろうとも
その友達を絶対に裏切らずに
自分は死にいきますか?
そんな問答を繰り返していくマンガです。
怖ろしくドロドロしていますよね・・・。
でも本当にそうなったらどうなんでしょうね。
友達ではなくもし自分の子供なら間違いなく
子供を優先的に考えてしまうと思います。
ただその現場になったらどうなるかですよね・・。
ニュースでこういうのを聞いたことありませんか?
家が火事で燃え家に住んでいた家族数名は何とか逃げましたが
子供が置き去りになり死亡しました。
・・・オイオイと思いませんか?
でもこれが人間なのではないのでしょうか・・・。
人間には防衛本能がありますので咄嗟には
自分のことしか考えませんが冷静になり
他の思考が働いてきて絶望に陥る。
考えさせられますよね・・・。
とにかく冒頭でもいいましたが
色々考えさせられます。
いい漫画です。