タイトル | ハツ*ハル |
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原作・漫画 | 藤沢志月 |
出版社 | 小学館 |
星の数ほど恋はあるのに
よりによってこの女を
好きになるなんて――。
乱暴者と思っていた
彼女の恋心に触れた瞬間
ドキドキが止まらなくなった!
こんな女に俺が?
ありえない!
そう思いながらも
募る恋心・・・。
片思い男子の切ない恋心を
たっぷり楽しめる
青春ラブストーリーです。
ハツ*ハルのあらすじ紹介
一ノ瀬海(かい)高校一年生は
実際モテる男子だった。
海は短い青春を謳歌しようと
連日誘われるまま女子たちと
デートを重ねている。
そんなある日、海は同じクラスの
小鳥遊(たかなし)リコに
顔面を殴られる!
なんでも、海がリコの友人の告白を
OKしたのに他の女と腕を組んで
歩いていたと聞いたらしいのだ。
海は言い訳をするが、リコは聞かず
海の顔面を踏みつける!
公衆の面前で醜態を
さらしてしまった海・・・。
友人たちにその話をするが
リコの評判は「小さくて可愛い」女子で
皆は信じられないようだった。
しかし海は反論する。
リコは昔から乱暴者だったと・・・。
ハツ*ハルのネタバレと今後の展開は?
リコは小学校3年生の時
海のクラスに転校してきた。
その際しつこくからかった海を
リコはあっけなく
返り討ちにしてしまったのだ。
リコに関わるとろくなことがない、
近づかないようにしようと
海は心に固く決める・・・。
HRは担任が早退したということで
副担の諏訪(すわ)が来て
学級委員を決めることになった。
諏訪は新卒でまだ若く
進行も慣れていないため
学級委員はなかなか決まらなかった。
そこにリコが立候補し
もう一人の学級委員に
海を指名した!
放課後二人で資料を作りながら
海は何故自分を指名したのか
リコに尋ねる。
するとリコは
ヒマそうだから、と言う。
だが海は女の子には不真面目でも
他のことはちゃんとやる人、
とも言うのだった。
海はリコの話しぶりから
リコは自分を好きなのではないか
と考える。
しかし自信たっぷりに海が見せた
リコへの誘いのしぐさにもリコは全く
なびかない・・・。
リコには恋愛感情というものは
ないのか、と思ったその時!
海は諏訪を見つめるリコの
表情を見て、彼女の恋心に
気が付いてしまう!
ハツ*ハルの読んでみた感想・評価
どうしようもなくリコに
惹かれていく海の切ない恋心に
胸いっぱいになりました。
今まで女に苦労しなかった海も
リコだけにはうまくいかず、
ドキドキしたり顔を真っ赤にし
自分をコントロールできません。
この「本当の恋」だと
思わせる部分に
キュンと来てしまいます。
チャラチャラ遊ぶ男子よりも
一途な男の子は魅力的ですし
初めての恋に戸惑っている感が
純情な感じでいいですし。
好きな人がいる人を
好きになってしまったというのは
本当に切ないお話ですが・・・。
それだけ海の好きという
気持ちが強いんだなと
伝わってきてじーんときます。
リコが熱を出した時に海が背負って
家まで送ったシーンは特に
海の気持ちが分かったところでした。
諏訪先生に任せたくない、
自分が送りたいと考えるのは
男の子ならではなんでしょうね。
そしてリコを着替えさせるところも
とても良かったです。
こんな風に好きな人を
大切にできる海は、とても素敵な
男の子だなと感じました。
どうか海の恋心がリコに
届きますように、
と心から願っています。
ハツ*ハルはこんな方におすすめな作品!必見
片思いの男子の切ない表情や
恋心を味わいたい!という方に
読んで頂きたい作品です。
相手のリコは副担の諏訪先生を
幼いころから好きなので、
海は完全に片思いなのですが・・・。
少しずつ色づいていく海の恋は
ドキドキと切なさいっぱいで
男子目線の漫画ですが感情移入
しやすいものとなっています。
海の感情が高まって行く様子や
特別な表情を見ると、
「こんな風に男子に想われたい!」
と思わせてくれますよ。
特に海の切なげで、リコへの
気持ちが一杯溢れている表情は
本当にたまりません!
これをリコが見ていないのが
とっても切ないのです。
こんな表情をしているのに
リコは気が付いていない・・・
本当に切ないのですよ。
さらにリコの前では、海は
昔のクセで意地っ張りな態度を
とってしまいます。
本当に好きな相手を自覚すると
素直に慣れない海がまた
いじらしく感じてしまいます。
そんな不器用な男子である海が、
リコに急接近する場面は
来てくれました!と思いますね。
海の友達3人もそれぞれいい味を
出していますので、そちらも楽しめる
見どころいっぱいの作品です!