タイトル | ボクは狼。 |
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原作・漫画 | 優木なち |
出版社 | 集英社 |
男はみんな、女に飢えたオオカミだ。
隠しているつもりの下心もミエミエ!
スケベな男が大嫌いな、りなの前に
現れたのは不思議な行動ばかりする
男の子だった。
彼の行動理由には
信じられない秘密があって!?
学園ラブコメディ!
ボクは狼。のあらすじ紹介
主人公・倉本りなは
スケベな男が大嫌い。
幼なじみの圭太に付き合ってほしいと
言われたけど絶対無理!
好きだなんて言ってOKしたとたんに
あんなことやこんなことをするに
決まってる!
昔から男のスケベな行動が
理解できなかった。
スカートめくりも圭太だって
助けるフリして、ちゃっかり見てた。
どこかにスケベなことには興味がない
無食系男子が居たらいいのにと
思っている。
クラスに転入してきた大神ジンは
王子様じゃなくて変わった人だった。
ボクは狼。のネタバレと今後の展開は?
鉛筆の持ち方もおかしく、
ひらがなしか書けなかったり
個人学習で学校も初めてという
何だか訳ありな様子。
顔のキズも不気味だし
謎めいているから
あまり関わりたくない。
クラスの男子が大神くんに
エロ本見る?と声をかけると
「エロ本って何?」と言った。
前髪で隠れていた素顔はイケメンで
純粋で面白い、王子様。
まさかの無食系男子だ!と
大神くんに興味を持ったりなは
よろしくと声をかけた。
すると大神くんはスカートを
めくり、お尻のニオイを嗅いできた。
驚いて思わず「変態!」と
叫んで逃げた。
大神くんも他の男子と変わらない
オオカミなの?
バランスを崩して屋上から
落ちかけていた、りなを
壁を走って助けてくれた。
大神くんは「狼に育てられた」
と衝撃の告白をした。
生まれてすぐに動物園から逃げ出した
オオカミに連れ去られて7歳のとき、
保護されるまでオオカミとして
育ってきたという。
初めて素敵だと思えた男の子が
正真正銘オオカミだったなんて!
りなはそんな大神くんに
惹かれていった。
ボクは狼。の読んでみた感想・評価
大神くんがオオカミに育てられた
男の子という設定が斬新でした。
初登場から日本語がおかしかったり
変な行動をしたり人としての常識が
全然なかったことに納得しました。
しかも、動物園から逃げ出した
オオカミと知ってさらに笑いが
こみ上げてきました。
幼なじみの圭太もスケベな男が嫌いな
りなには全く相手にされていなくて
面白かったです。
必死にりなにアピールしているので
ちょっとかわいそうになるくらいです。
男はみんなスケベでオオカミだと
分かっているのにもしかしたら
下心がない王子様みたいな人も
いるかもしれない。
期待してしまうりなの乙女心に
共感しつつ、壁を走っている
大神くんを見て完全にやられました。
何でこんなに面白いのかと思うほど
シュールで吹き出してしまいました。
ありえない身体能力の高さも
オオカミに育てられたからか!
と思わず納得してしまいます。
スケベなことは何も知らない
大神くんなので、したらダメな事も
分かっていません。
次は何をやってくるのか
ヒヤヒヤします。
ボクは狼。はこんな方におすすめな作品!必見
オオカミに育てられた大神くんと
スケベな男が嫌いな、りなの
ラブコメディです。
大神くんの理解できない
衝撃的な行動やオオカミに
育てられた過去など
ありえないことも沢山起きます。
しかし、コメディなので
細かい所は気にならないどころか
逆にシュールさが増しています。
少女漫画は突っ込みどころが多く
どうしても気になってしまうという
人も楽しめると思います。
育ってきた環境のせいで初めての
学校で起こしてしまう問題の数々。
斬新な設定や展開で
作者のギャグセンスが高く、
1冊に沢山笑いが詰まっています。
下品すぎる描写はちょっと・・・
という人も安心してください。
りながスケベな男を嫌っていることや
この作品が連載されていたのが
りぼんなこともあって下品すぎない
ギャグになっています。
絵も綺麗でスッキリしているので
読みやすいです。
テンポ良く進むストーリーなので
空いた時間にサクサク読めるのも
魅力のひとつです。
大人も子どもも楽しめる作品です。