タイトル | マイルノビッチ |
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原作・漫画 | 佐藤ざくり |
出版社 | 集英社 |
もっさりキノコヘアーのまいるは
今どきの女子高生とは思えないくらい
地味だった。
周りからもブスと言われ
自分でもそう思っていた。
イケメンの助言と、ある事件によって
生まれ変わる決意をしたまいる。
優しく厳しい指導のもと
美人修行が始まった!
マイルノビッチのあらすじ紹介
木下まいるはドブスで
自分に自信が持てない16歳の女の子。
ニックネームは毒キノコで
クラスメイトにも避けられている。
かわいくないのに女子高生で
ごめんなさい!
かわいくないのにかわいい名前で
ごめんなさいと言うほど。
両親が祖母の面倒を見るために
引っ越してからは兄・あいるとの
2人暮らしだった。
あいるからもブスだと言われ
暴君っぷりは両親が引っ越してから
ますますエスカレートしていった。
それもこれも自分がブスだから
仕方ないと思っていた。
マイルノビッチのネタバレと今後の展開は?
お隣さんの香月ふわりは
ニューハーフでサラサラの髪に
バッチリメイクでとてもキレイな人。
まいるも髪を明るくしたらもっと
かわいくなるとアドバイスしてくれた。
いつ恋が始まるか分からないから
毎日かわいく準備しておかなくちゃ!
と言っている。
男はまいるを見て気持ち悪がるか
笑うか完全にスルーするかだったため
恋愛なんてありえないと思っていた。
学校で1番のイケメン熊田天佑に
ガン見され、これが恋の始まり!?
とドキドキしていた。
天佑は真っ直ぐ目を見てくれた。
靴箱には放課後、体育館の裏に
来て欲しいと書かれた手紙。
まいるの内面を見ていいなと
思ったと告白された。
もしかしたら世の中見た目が
全てじゃないのかもしれないと
思った瞬間、落とし穴に落ちてしまう。
まいるはからかわれて
遊ばれていただけだった。
全てを見ていた天佑が
悔しかったらキレイになる
努力をしろと言ってくれた。
まいるは今までバカにしてきた
男どもを見返すために大変身した。
マイルノビッチの読んでみた感想・評価
自分のことをドブスだと言っている
まいるですが、
全然ブスじゃなかったです。
確かに髪はキノコヘアーで
メガネをかけていて超かわいい!とは
言えない見た目でした。
元の顔も全然悪くなくて
女は化粧でかなり変わるので
大変身したまいるは見違えるほど。
兄からも学校でもブスだと言われ
過ごしていたのでかわいそうでした。
ブスと言われ続けたら卑屈になるのも
仕方ありません。
かわいい名前なのにかわいくなくて
ごめんなさいと言ったり卑屈なのに
ギャグ混じりな所も面白かったです。
もっと自信を持っていいのに!と
思いつつ読んでいると
天佑のひとことがきっかけで
大変身したので嬉しかったです。
ふわりの力を借りて変わって今まで
まいるをバカにしていた人たちが
驚いているシーンはスカッとしました。
まいるをバカにすることなく
背中を押してくれる天佑は
見た目だけじゃなく
中身もイケメンでした。
辛く悔しい思いをしたまいるなら
これからもっと輝けると思いました。
マイルノビッチはこんな方におすすめな作品!必見
ブスだと言われ続けてきた女の子が
大変身して見返すストーリーです。
多くの人が自分の容姿を気にしたり
他の人と比べて落ち込んだことが
あると思います。
特にまいるは高校生なので
そんな気持ちも人一倍強いはず。
髪型や服装を変えたり化粧を
研究したり美しさ、かわいさの追求は
女にとって永遠の課題だと思います。
バカにされても、上手くいかなくても
努力するまいるには勇気づけられます。
自分をブスだと思って悩んでいる人も
まいるを見て私も頑張ろう!と
変わるきっかけになるかもしれません。
最初の方こそ見た目も考え方も暗めな
まいるですがだんだん自信がついて
明るくなっていきます。
「ブス」という言葉が何度も
まいるに浴びせられるので
気分は良くないですが
見返していくのでスッキリします。
まいるが美人を目指して女を磨く
レッスンがメインですが恋愛も
しっかりあるのでドキドキします。
もっとかわいく、美しくなりたいと
思っている人にぴったりの作品です。