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ラブコメのバカのネタバレと実際に読んでみた感想!すごく結末が気になる!

ラブコメのバカ

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル ラブコメのバカ
原作・漫画 櫻井しゅしゅしゅ
出版社 講談社

今まで
うだつの上がらなかった
若手漫画家、佐倉すず。

しかし彼女は
新担当の爽やかイケメン風な外面と、
ドSな本性を併せ持つ敏腕編集長谷川に

ビシビシ駄目を出されたりしつつ、
隠された素質を開花させていき……。

相当ダメな感じがする
ヒロインながらも、

しっかりと乙女な側面も
楽しく描き切っている、
パワフル系業界ものラブコメです。

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ラブコメのバカのあらすじ紹介

デビューはしたものの、
イマイチパッとしない若手漫画家、
佐倉すずは、

デビューの時から
面倒を見続けてくれた、
優しい編集者岸田さんが担当を抜け、

新たなイケメン担当の
長谷川がつくことに。

しかし、出会って早々に、
長谷川の辛口ドSな本性に
ぶつかることになり、

容赦のないダメ出しが繰り返されます。

しかし、漫画に対して本気なすずは、
アドバイスを貪欲に取り入れることで、

デビュー当時の良い感じに
徐々に近付いていくのでした。

ラブコメのバカのネタバレと今後の展開は?

若手漫画家の佐倉すずは、
デビューしたものの
今ひとつピリッとせず、

情熱はあるものの、
カンヅメになった状態でも
原稿を仕上げられず、

優しい編集者岸田さんからも
苦言を呈されるほどでしたが、

そんな岸田さんから
担当を変わると聞き、
すずは非常に動揺します。

しかし、
泣き疲れたかのように
眠ったところを促されて目覚めると、

そこには
もの凄いイケメンの編集者、
長谷川が立っていました。

すると現金にもすずは
猛烈なやる気を出し始め、
超ハイテンションで話し始めますが、

ジャージ姿な上徹夜明けで
ボロボロになった自らの姿に
ビックりしてトイレに向かいます。

着替えを持っているわけでもなく
急な変身などできませんでしたが、
その帰りにすずは、

爽やかイケメンなはずの長谷川が、
超毒舌にすずを批判し倒している
現場に出くわします。

それに気付いた長谷川は
悪びれずに態度を変え、

しかも岸田さんへの
口止めを強いてくるなど、
かなりワルっぽい感じでしたが、

すずはそんな彼との
打ち合わせに
いきなり遅刻してしまいます。

二時間の大遅刻、
しかもその原因がおめかしと知り
長谷川はかなり怒りますが、

すずの方は、

実は眼鏡男子だった
長谷川のルックスに惚れ込んだりと、
あまり反省の色はない様子。

そこで長谷川は
すずに本気になることを求め、

編集を本気にさせられるのは
作家だけだと言い放ち
席を立ちますが、

するとすずは
超やる気満々になり、

家にも帰らず
それから八時間、店に居座り
ネームを切り続けていったのでした。

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ラブコメのバカの読んでみた感想・評価

熱くこだわりがあり、
ハードな面もある
「業界もの」漫画ですが、

その中で絶妙にズレている
佐倉さんのリアクションが
何とも愛らしく、

ふっと力が抜けられる
部分もある秀作です。

本作のポイントは、「元天才」と
クール系有能編集者という構図ですが、

主人公の佐倉さんは、
見る人が見れば分かるだけの
才能を持っているものの、

近頃はまったく冴えず、
しかも今までコミックスを
出していなかったということで、

漫画家としては
新人同然と言うか、
かなり未熟な部分があるんですね。

そういった部分を、
アシスタントを使ったことがない、

入ったこともろくにないといった
技術実務的部分と、

ヤバいほど辛辣な編集者が
待ち構えていると知っているのに、

どうにも遅刻が
止められないという

生活面でのヤバさから
アプローチしていったのは
本当に巧みでしたね。

漫画に詳しい方でも、
そうでない方にも

今の佐倉さんが「地雷」なのが
見える感じでした。

一方で、オシャレやグルメに
時間を使ったりするタイプでもなく、

もの凄い熱量を持って
漫画に取り組むタイプだけに、

元々のセンスも合わせて考えると、
彼女に必要なのは

もっとふわっとした
「きっかけ」であり、

だからこそ青年誌畑の
長谷川君が適任というのが
見えたのも非常に良かったです。

また、長谷川君にしても、
クールな性格ではあるものの、

実は誰よりもと言っていいぐらい
漫画に対しては熱い男なだけに、

うまいこと「熱気」を
発散できる相手が
必要だったことも確かで、

その点、
普段の生活態度から漫画実務まで、

あらゆる点で
改善の余地がある佐倉さんは

まさしく「ベスト」
だったのではと思いました。

加えて言えば、
漫画がイイ感じになっていく中で、

佐倉さんが
微妙かつ確実な
変化をみせてくるなど、

心理の妙に迫った
描写も嬉しいです。

ラブコメのバカはこんな方におすすめな作品!必見

野球やサッカーなどの
スポーツの世界や、

音楽などの芸術の世界といった
「才能勝負」のフィールドでは、

まずデビューすること
自体が難しいですが、

デビューした時の
勢いを保ち続けるのが
より大変です。

これは
常識的なことではありますが、

とは言え、
新人として世に出た時には

もの凄い才能の
きらめきを示していた人が、
業界で埋もれてしまう姿は、

何のジャンルにせよ
もどかしくやりきれないものです。

だからこそ
漫画漬けでありながらも、

どこか情熱が空回りで、
身だしなみや遅刻グセなど、

社会人としての
常識ができていない、

しかも漫画自体も
かなりくすぶっている

佐倉さんに対する
長谷川君の怒りぶりには
かなり納得できます。

パワフルなだけではなく、

思いやりのある勢い系の
編集者の手腕が堪能したいという方には
とてもオススメできる作品ですし、

社会的にはズレズレに
ズレた佐倉さんの
物作りに対する思いだけでなく、

彼女を取り巻くプロ達の
本気が見えるのもポイントです。

また、佐倉さんを取り巻くスタッフは
皆芯のあるイケメン揃いですので、

デキる美形男子に
萌えられるという点でも
オススメと言えるかも知れませんね。

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