タイトル | ルシフェルの右手 |
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原作・漫画 | 芹沢直樹 |
出版社 | 講談社 |
アフリカで国境なき医師団
として活躍していた勝海由宇。
だが彼はゲリラに襲われ
彼等に拘束されてしまう。
しかしただの捕虜になった
わけではなかった。
彼等の中にも救って欲しい
命がたくさんあったのだ。
だが勝海はそこで命を
救うこともしていたが
命も奪うこともやってしまった。
そこから彼の医者人生が変わって
いくことになる。
ルシフェルの右手のあらすじ紹介
夜の繁華街でチンピラに
暴行され財布を奪われている
主人公の勝海由宇。
するとチンピラに勝海に
「殺すぞ」と言うと突然
勝海はキレ始め暴れ始めた。
するとチンピラ連中は恐れを
なして逃げ回る。
なぜ彼が「殺す」という言葉に
キレ始めたのか。
そ勝海は以前国境なき医師団に
在籍をして様々な命を救ってきたからだった。
しかし彼は現在荒れた生活を
送り続けている理由は・・・。
彼が自らの手で人を殺して
しまったからだった。
この時から勝海は命とは
何なのかを自問自答し
荒れはじめていった・・。
勝海の運命はどうなっていくのか!?
ルシフェルの右手のネタバレと今後の展開は?
町のチンピラたちを暴力で
追い払った勝海。
その彼の目の前で自動車
事故が発生した。
勝海は何故か事故にあった
現場に向かい怪我をしている
人間を治療し始める。
周りの人間は不審がり
勝海に医者なのか問いただす。
勝海は右腕のタトゥーを見せて
こんな腕をした医者はいないと
周りの人間に言った。
だが治療だけは施しその場から
去っていった・・・。
だがその帰り勝海はチンピラに
やられた傷で倒れ込み気を失ってしまう。
そして次に目を覚ました場所は
見たこともない病院のベッドだった。
病院の中を見て回ると外で
血だらけになり倒れ込んでいる
男がいた。
勝海はその人間に向かい走りだし
その人間を救護しようとする。
何とその男は昨日の夜勝海と
喧嘩した連中の1人だった。
だが血だらけの男の周りにいた
男達は勝海に土下座をし
助けてやってくれと言ってきた。
勝海は医者をやらない決意を
していたので悩み続ける。
次の瞬間に勝海は彼を救うべく
手術室で彼を救う準備をした。
無事手術は終了しタバコを吸って
いるとこの院長である皆戸野が
勝海の前にやってきた。
この男の出会いで勝海の考えが
大きく変わっていくことになる。
ルシフェルの右手の読んでみた感想・評価
やはり医療系マンガは
心打たれることが多いです。
物語になっているゲリラや
テロリストたちに対する
医療行為問題。
これは本当に難しい問題
だと思いますし解決は出来ない
ことだと思います。
テロリストたちにとっても
思うことがあり何かに反発し
クーデターを試みる。
だがテロリスト以外の人間から
すればそれは考えられないこと
でもある。
人間は一人ひとり個性をもって
いるので人間が一つの考えに
なるなんて絶対ありえません。
そうなってしまえば感情を持たない
機械と同じことになってしまいますから。
北朝鮮の問題もそうです。
国のトップや周囲にいる人間は
その国の思想で育っているため悪いことや
変なことをしているとは思っていないはずです。
そこで大国から制限等を強制されれば
反発して当然のことです。
決して擁護するわけではないですが
両方の気持ちがわかります。
この物語の主人公も私と同じ
考えのはずです。
どちらかが悪いわけではなく
人の命は平等であるということをね。
ルシフェルの右手はこんな方におすすめな作品!必見
医療系マンガが好きな方に
強くオススメします。
昨今数々の医療系マンガが
登場しておりますが
このマンガは少々暗いです。
世の中には正規の治療を受けられない
方などがたくさんいらっしゃいます。
でもその人達も自ら進んで
そうなったわけではありません。
そのような方を救うべく描かれた
マンガですので暗いという表現を
させていただきました。
この作中にも出てきましたが
臓器移植の問題。
日本は何故これほどまでに近代化が
進んでいるのにこの問題に関しては
後進国レベルなのでしょう。
確かに簡単にこの問題を認めるには
様々な問題が出てくるとは思います。
例えばよく借金取りの言葉で聞く
「内蔵を売って借金を返済しろ」
なんてことも簡単ではないですが
おこなわれてしまう可能性もあります。
このような問題を議論し法律を
考えて制定する場の国会。
その国会が今はくだらない論争をし
何も進まずにいる。
そういう連中こそ臓器移植の
対象者になれば我先にと自分の
命だけを守ると思います。
何のために国会議員に
なったんでしょうね・・・。
逆に頭が下がる思いです。
そのようなダメ代議士連中に
このマンガを読んでほしいと
思いますね。
まぁそんな連中は心に響かない
でしょうけどね。