タイトル | ロッキン★ヘブン |
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原作・漫画 | 酒井まゆ |
出版社 | 集英社 |
制服が可愛いという理由だけで、そこが
元男子校とは知らずに
音羽学園に入学した紗和。
そこにいたのは手の焼ける
男子生徒たちばかりで、女子は
数えられるばかり。
最初はぶつかり合いの日常だったけど、
まっすぐな紗和の気持ちに次第に
男子生徒たちとも打ち解けてきて…。
ロッキン★ヘブンのあらすじ紹介
主人公の小西紗和は、制服が
可愛いという理由で天羽学園への
入学を決意する。
しかし入学して知った衝撃の事実は、
そこが元男子校だということだった。
女子生徒がほとんどいないなか、
クラスには厄介な男子が勢ぞろい。
中でも、ボス的存在の松雪藍には
紗和も手を焼く学園生活に!
紗和持ち前の気の強い性格で、
最初は男子と衝突する日々だった。
それでも、一緒に日々を過ごす中で
男子生徒たちとの友情、そして
藍との恋愛感情も生まれてきて…。
ロッキン★ヘブンのネタバレと今後の展開は?
天羽学園に入学し、G組のお調子者
男子たち、中でも藍に手をやく紗和。
実は藍は、学園の理事長の息子だった。
しかし、藍自身は完璧主義者である
父のことをよく思っておらず、また、
母親を亡くした過去について、
自分のことを責めてしまっていた。
物語終盤でそれは解消される。
数少ない天羽学園の女子生徒であった
永島晶は漫画家志望。
元々は卑屈な生活だったが、
天羽学園での生活を通じてそれを
解消していく。
最終話では漫画家デビューが決定する。
G組の生徒である椿潤一の
片思いの相手は、実は藍である。
しかしそれを胸に秘め、藍と紗和の
幸せを願う。
ちなみに晶の嫌いなやつランキング2位。
最終回で描かれた未来では、
晶と婚約をしている。
杉下晴希は紗和のことを好きになり、
藍と紗和の交際が停滞していたことに
つけ込み、二人を別れさせる。
しかし、ファン同士の争いをきっかけに
天羽学園を辞めることになりかけた
際には、恋敵である藍をはじめとした
G組のメンバーのおかげで退学を免れた。
後に紗和と藍は関係を修復。
ロッキン★ヘブンの読んでみた感想・評価
良いなぁ、こんな学園生活
過ごしてみたいなぁ、とリアルタイムで
呼んでいた中高生の頃に
強く思っていました。
誰もが妄想する学園生活が、
この作品には詰まっています。
個人的には男子生徒同士の友情で
あったり、関係性がリアルで、それが
少女漫画なのに男性の私でも楽しく
読めた要員なのではないかと思います。
晶の捻くれた性格も、
よくそういう人いるよね。
自分自身思い当たる節もあるよね、
っていう風に感じられました。
しかし、一番お気に入りの
キャラは城戸くんです。
城戸くんのお調子者で、すこし
しっかりすればすごくモテそうなのに、
やっぱりそうはなれなくて
騒いじゃう感じが、もう本当に
すごく男子っぽくて、こんなやつ
周りにいっぱいいるなぁとついつい
思ってしまいました。
名脇役というか、話を盛り上げるうえで
一番必要なのは城戸君ではないかと
思います。
酒井まゆさんの作品はりぼん連載作の
中でも好きな作品が多数あるのですが、
その中でもロッキン★ヘブンは
一位を争うくらい好きな
作品になっています。
ロッキン★ヘブンはこんな方におすすめな作品!必見
王道学園ものを好きな人、
恋愛要素を好きな人には
とにかくお勧めしたいです!
同作者の「永田町ストロベリー」のように、
少し拗れた感じのイケメンが好きな方は
間違いなくドはまりすると思います。
また、感想の欄で熱く語った城戸くんに
ついては、高須賀由枝さんの
「グッドモーニング・コール」に出てくる
あべっちとキャラ被りしすぎでは?
というくらい似ているように感じるので、
あべっちファンにも
ぜひおすすめしたいです!
私自身、最近読み返した際には
自分の学生生活を思い出して
楽しかったなぁ、という印象でした。
しかし、連載当時の私の年代である、
中高生には特に読んでほしいです。
この作品自体、スタートは決して楽しい
学園生活というわけではなかったです。
しかし、主人公の紗和をはじめ、
登場人物たちの行動によって、
学園生活がとても充実したものに
変わっていきます。
そういった意味で、これからの中学、
高校をはじめとした、学校生活に
希望を持てるという意味では、
学生の皆さんにぜひ読んでほしい
シリーズです!