タイトル | ロック・リーの青春フルパワー忍伝 |
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原作・漫画 | 平賢史(「NARUTO-ナルト-」原作:岸本斉史) |
出版社 | 集英社 |
本作品は大人気の
忍者漫画である
「NARUTO」の人物の一人、
ロック・リーを主人公にした
ギャグ漫画だ。
リーは忍術や幻術は
全く使えないが、
格闘術である
体術の腕を磨き上げることで
立派な忍者になれることを
証明しようと、
日々努力に励む。
本作品では
リーが所属する
ガイ班に大きくスポットが
当たっており、
ガイとリーの師弟関係や
リーやネジ、テンテンの
友情模様が
コミカルに、
時に熱く描かれている。
ロック・リーの青春フルパワー忍伝のあらすじ紹介
主人公のロック・リーは
忍術が全く使えないが、
立派な忍者となる為に
仲間達と共に
日々修行に励む。
そんなリーを熱く支えるのが、
リーが多大なリスペクトを寄せる
師匠であり先生である
マイト・ガイだ。
リーはクールな性格の天才忍者である
日向ネジや
常識的な性格で武器の扱いに長けた
女の子のテンテンと共に
ガイ班の一員として、
様々な任務に挑む。
リーは原作でヒロインを務める
春野サクラに想いを寄せているが、
リーの猛アタックは
悉く失敗に終わる。
リー達ガイ班は
任務や日常生活をこなす中、
様々なハプニングに
見舞われる。
この作品は、
ハプニングを時には面白おかしく、
時には真剣に乗り越えていく
ガイ班の様子を
コミカルに描いた漫画だ。
ロック・リーの青春フルパワー忍伝のネタバレと今後の展開は?
本作品では、
リーのライバルとして
ネジの他に原作の
中忍選抜試験編で
リーと1対1で戦った
我愛羅が据えられている。
初期の我愛羅は
赤ん坊の頃に
砂で出来た
狸の生き霊である
『守鶴』を体に入れられた影響で
里の人間たちから迫害され、
実の父親から幾度も
暗殺されかけるという
悲惨な経緯を持っており、
それ故に
愛情が分からない
キャラクターとして登場した。
そんな我愛羅と戦うリーは
体術の能力によって
我愛羅を苦戦させるが、
最終的に忍者生命に
影響が出るほどの
大怪我を負わされてしまう。
その後、リーの怪我は
卓越した医療忍術の使い手であり
テンテンが憧れとする女性である
綱手によって完璧に治療され、
我愛羅は原作主人公の
ナルトと戦う事で愛情を学び、
ついに砂の里のトップの忍者である
風影となった。
綱手は
木ノ葉の里のトップに立つ
忍者である火影だ。
「ロック・リーの
青春フルパワー忍伝」では、
そんなリーと我愛羅が
少しずつ友情を築き上げていく様子や
ライバル関係が
コミカルに描かれている。
その他にも、
リーやテンテンとチームを組む
ヤマトとサイといった
珍しいチームが
中心となった話や、
テンテンが原作の
中忍選抜試験編で負けた相手である
我愛羅の姉の
テマリに再戦を挑む話、
巻物を見た後に
誰かを見ると
その人のことを
好きになってしまう
”惚れ巻物”が蔓延して
里中がパニックになる話など、
一話完結の
ユニークな話が続く。
ロック・リーの青春フルパワー忍伝の読んでみた感想・評価
ギャグ描写が
とても多く、
読んでいてつい
笑い声が出てしまう所が
たくさんありました!
リーが所属する
ガイ班以外にも、
本編主人公のナルトや
ヒロインのサクラ、
リーと関係が深い我愛羅を
初めとした大勢の
キャラクターが登場し、
毎話賑やかで
面白かったです。
ガイ班以外は
毎話ごとに出てくる
キャラクターが異なるので、
何回読んでも
飽きることが
ありませんでした。
どのキャラクターも
頭身が低く
デフォルメされた
見た目となっているので、
読むたびに
すごく可愛らしいと
思いました!
暗い展開や
シリアスな場面が
一切無いので、
とても癒されます。
原作での関係性や展開を
踏襲したストーリーも
沢山あり、
感慨深いシーンが
何個かありました。
個人的には、
リーと我愛羅の関係性を描いた話や
憧れの女性である
綱手と交流する
テンテンの話、
ネジと雲の忍の因縁と決着を
描いた話が
お気に入りです。
原作やファンブックで
明かされた細かい設定が
拾われており、
読んでいる途中で
思わず笑顔になってしまう
場面が沢山ありました。
原作ファンの方は、
特に楽しめる漫画だと思います。
ロック・リーの青春フルパワー忍伝はこんな方におすすめな作品!必見
原作の「NARUTO」が
好きな方や、
「NARUTO」が
気になっているけれど
巻数が多すぎて
手が出せないという方に
オススメです。
本作品では
ナルトに登場する
主要キャラクターや
”暁”、大蛇丸といった
人気の敵キャラクターが
勢揃いするので、
キャラクター同士の
テンポある掛け合いが
楽しめます。
原作の関係性や出来事も
事細かに踏襲してあるので、
原作ファンの方や
ガイ班が好きな方、
原作ではあまり
スポットが当たらない
テンテンの活躍が見たい方には
特に満足出来る
作品となっているのでは
ないでしょうか?
7巻で完結となっていて、
シリアスな展開がほとんど無い
ギャグ漫画なので、
軽い気持ちでサクサクと
読み進めることが出来ます。
同じ作者様が描いた
NARUTO関連のお話は、
この作品の他に
「うちはサスケの写輪眼伝」
があります。
こちらはロック・リーではなく、
ナルトのライバルである
うちはサスケを
主人公としたギャグ漫画で、
サスケの仲間である
”鷹”のメンバーの水月、香燐、重吾に
スポットが当てられているのが
特徴です。