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世界の端っことあんずジャムのネタバレと感想です!結末ってどうなる?

世界の端っことあんずジャム

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 世界の端っことあんずジャム
原作・漫画 桐島りら
出版社 講談社

女子高生坂田ひなは、
父親に代わって管理人として
動き回っていくうちに、

問題児である「杏子」と
その音に惹かれていくことに。

大人っぽく、かつリアル感ある
ギャップの面白さと、
一瞬の切れ味あるカリスマが、

読んでいる人をも熱くさせる、
イマドキ流音楽系ラブコメです。

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世界の端っことあんずジャムのあらすじ紹介

坂田ひなはイケメンタレントを愛する、
イマドキ感ある女子高生。

しかし父親が超マイペースなので、
代わりに管理人の役目を務めることに。

その相手の中でも、もっとも
問題行動を連発していたのが、
「304号室の杏子」でしたが、

実際会ってみると杏子は、
若い男性であり、しかも妙なほど
ボケっとしていました。

勝手に部屋に入った挙句、楽器を
落としてしまったひなは、
その償いとして色々と、

雑用をこなすハメになりますが、
その過程で杏子の思わぬ素顔を
見ることになるのでした。

世界の端っことあんずジャムのネタバレと今後の展開は?

イマドキの高校生、坂田ひな。

しかし彼女の父親は
結構なサボり癖があり、
そのためひなは管理人として

睨みをきかせる必要にかられます。

そんなひなが要注意人物と
マークしているのは304号室の
篠原杏子。

可愛らしい名前とは裏腹に、
部屋の外に服を放っていくなど
相当だらしないタイプの人です。

そこでひなは直接注意するべく
部屋に赴きますが返事はなく、
入ってみるととても汚れた空間が、

ひなの前に現れました。

それだけでも相当ショックですが、
その中から伸びてきて、
ひなをむんずと掴んだ手の主は、

明らかに男性のそれでした。

彼の名前は杏子(あんず)で、
「キョーコ」ではないと分かり、
部屋を立ち去ろうとするひなですが、

その瞬間キーボードを落としてしまい、
その償いとしてお弁当を届けてくれと
要求されてしまいます。

言われた通りにひなが弁当を作り、
現場に行ってみるとそこはスタジオで、
音楽活動にいそしむ杏子たちの姿が。

もっともそこでも杏子は普段通りで、
その後もひなは色々と彼の雑用を
こなしていく感じだったのですが、

チケットを貰い行ってみたライブで、
カリスマ的なほどの演奏するその彼こそ、
杏子だったのでした。

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世界の端っことあんずジャムの読んでみた感想・評価

身近な大人を通じて、自分の知らない、
今とは違う世界を垣間見て成長する、
王道の物語ですが、

メリハリやギャップが効いていて、
非常に新鮮かつ面白かったですね。

本作の面白さはひとえに、
主人公格の杏子の魅力にあります。

普段はヘラヘラしているのに、
決める時は決めるといった主人公は、
ジャンルを問わず結構いますが、

杏子のメリハリは、そうした系の
キャラの中でもトップクラス。

別に国家に狙われている気配もないのに、
普段はまったくデキるオーラを出さず、
自分の身の回りすら整頓しません。

しかしながら彼が持つ「内心」は、
繊細で温かくそしてカッコ良く、
大人と呼ぶにふさわしいものがあります。

だからこそ、普段のだらしなさも、
音楽やその他の、とにかく自分を
燃やせるフィールドへの全力投球の、

準備なのだと好意的に
読み取ることができましたね。

一方本作のヒロインにして
「驚き役」のひなちゃんですが、
彼女も非常にしっかりした、

あるいは父親の関係で
しっかりする必要があった割には、
良い意味で少女っぽさがありますね。

だからこそ正体不明の「304」に、
全力で不審がって見せたり驚いたり、
素晴らしいリアクションを見せるので、

読んでいる私としても思わず心中で
ツッコミを入れたりしつつも
楽しく読むことができました。

普段はダメな大人のカッコイイ所や、
恋愛イベントにはドキドキするのも
当然ではありますが、

それには「人間力」が非常に
重要になってくるんだと
再認識させてくれた一作ですね。

世界の端っことあんずジャムはこんな方におすすめな作品!必見

俺様系からわがままクール系まで、
様々な「ギャップ系王子」が
大活躍するのが創作世界ですが、

しかしただギャップがあるだけですと、
どう付き合えばいいのか分かりづらく、
萌えづらいところがあるのは残念です。

一方、日本の大人社会はとかく、
「本音と建前」を大事にするとも
言われていますから、完璧に

一本気なタイプというのもなかなか
リアルな萌え対象にはなりにくい
難しい部分があります。

その点本作の杏子さんはしっかりと、
大人な対応を見せつつも、
自分の「フィールド」においては、

飛び切り格好良い姿を見せるわけで、
まさに理想に近い「音楽王子」です。

リアル感ある大人の、だらけた姿込みの
魅力ある姿を、女の子の視点から
楽しんでいきたいのであれば、本作は、

非常に優れた一作だと思います。

パワー系の音楽をやるキャラとなると、
かなりワルかったりするのが
定番だったりしますが、

より「実像」に近い上に、
親しみが持てる杏子はかなり
イイキャラ付けと言えます。

また、父親が超テキトーなため、
まだ女子学生なのに普通に管理人として
頑張るひなの姿も個性的で、

良い意味で女子高生らしさがなく
新鮮ですね。

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