タイトル | 中卒労働者から始める高校生活 |
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原作・漫画 | 佐々木ミノル |
出版社 | 日本文芸社 |
母親が死に父親は刑務所の中に
いるため幼い妹を一人前に
育てるため高校進学をあきらめた。
月日は経ち妹は高校受験を
することになった。
が!
妹は受験した高校全て
不合格になってしまった!
兄は定時制へ行く事を進めると
妹が一緒に行こうと言い始めた。
そう言われた兄の行動は!?
中卒労働者から始める高校生活のあらすじ紹介
中学の時に両親がいなくなり
卒業と同時に働くことになった
主人公の片桐真実。
妹を高校進学まで育て上げた
と思った真実だったが
妹は全ての高校を落ちてしまう。
そこで真実は定時制に妹を
通わせることにした。
そんなことがあった日に会社に
新入社員が入ってきた。
今までは会社の指揮係は真実が
やってきたが社長はその新人に
任せると言った。
そんなとき会社の誰かが
「真実は中卒だしな」
と言って笑った。
その言葉と会社を許せなかった
真実は妹と同じ定時制学校に
通う事を決めた!
中卒労働者から始める高校生活のネタバレと今後の展開は?
定時制に通うことになった
真実と妹の真彩。
入学式当日に真実は校内で
犬と戯れていた女子高生を見て
心躍らせこう思った。
「すごく綺麗な子だ」
だが次の瞬間突風が吹き
彼女のスカートがめくれ
上がってしまう。
彼女を見ていた真実は同時に
スカートの中を見てしまうと
彼女に睨まれてしまった。
そして彼女の友人の男が現れ
真実を見て不審者扱いする。
そこでその男が彼女に対して
中卒や悪い人間が多いから
気をつけないとと言う。
真実はこの一言で学校が
つまらなくなってしまった。
入学式の式典が始まり席に着くと
隣にはさっきの少女が座っていた。
すると彼女は真実に文句を
言い始め真実も買い言葉で
対応してしまう。
真彩が心配して声を掛けるが
2人の口論が止まらなく焦って
止めると真実が話の流れで。
「お前のせいで高校に
行けなかった!」
と言ってしまう。
自己嫌悪に陥る真実。
式典が終わり1人廊下にいると
外で不良に絡まれている
真彩がいた。
真実は廊下から飛び出し
不良たちに殴りかかり
不良たちを退散させる。
そこで2人は仲直りし
いつも通りの2人になった。
その2人を見ていたある少女が
真実に心を惹かれていることに
なっていると気づかずに。
中卒労働者から始める高校生活の読んでみた感想・評価
漫画の題名を見て読む事を
決めさせてもらいました。
内容的には私が訴えたい
ことに近い物語でしたので
とても共感いたしました。
この漫画の題名にもなっている
「中卒」という言葉。
多分多くの人が悪い意味で
捉えてしまっているかもしれません。
私も社会に出るまで全く
同じ考えを持っていましたし
下に見ていた感もあります。
ただ私の周りではいなかったの
ですが家庭の事情で行けない人。
こういう人も多々いることに
社会に出て気付きました。
本当に無知ですみません。
私は謝るしかできないです。
これが何も苦労せずに育ち
親のスネをかじってきた
人間の考えでした。
バカなので何で夜間学校が
あるのだろうと思ってしまった
ことも少なからずあります。
本当情けないことに社会に出て
色々な事を知り色々な人に
出会い少しの知恵がつきました。
そのように苦労していた方達に
直接言わなかったことが
まだ救いでしす。
本当すみませんでした。
この本を読んで更にこの思いが
強くなりました。
中卒労働者から始める高校生活はこんな方におすすめな作品!必見
学生の方に読んでもらいたい
作品の1つです。
皆さんは「中卒」という言葉に
どのような認識を持っていますか?
多少悪い方へ考える方が
多いと思います。
でもハッキリ言ってこの中卒の
方達はとても能力的に高い人が
多いです。
仕事を早く始めたという事も
当然ありますがやはり今の人達が
余り持っていないことがあります。
それはハングリー精神です。
古いなぁと言われる方も
いらっしゃると思いますが
この精神は本当に大事です。
これがないと会社に対しての
思いやりもなくなります。
思いやりがない分何かが起こればいい
すぐに会社をやめればいいと思って
しまうことになります。
問題を起こした人は辞めて
終わりでしょうが残った人たちは
地獄のような苦労をします。
でも中卒の方は自分に信念を
持っている方や守るべきものが
ある為決して途中で諦めません。
私はこのような人達を何人も
見てきました。
決して今の人が悪いと言っている
わけではありません。
ただ気持ちの持ち方が違うかも
しれません。
この漫画では本当にそういう
気持ちにさせてくれました。
決して読んで損はない作品です!