タイトル | 任侠学園 |
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原作・漫画 | 今野敏 渡辺保裕 |
出版社 | 実業之日本社 |
中学もまともに通わず
ヤクザになった日村誠司。
彼は任侠と人情を重んじる
阿岐本組の代貸だが…
その組を率いる雄蔵組長は
今時古いタイプのヤクザで
文化人に憧れているという。
ある日誠司は
そんな雄蔵組長から
学校の理事を言い渡され…!?
任侠学園のあらすじ紹介
問題児だらけの
集まりといわれる
井の頭学院高等学校。
主人公・日村誠司は
この学校の”理事”である。
本来はヤクザの代貸なのに
なぜ理事なのかというと…
原因は彼の組を率いる
阿岐本雄蔵組長にあった。
雄蔵組長は今時珍しい
古いタイプのヤクザで
文化人に憧れている。
そんな彼からある日
井の頭学院高等学校の
理事をやれと言われたのだ。
「ヤクザが学校をやるなんて
世間が許すと思えません!」
誠司は反論するが
雄蔵組長の暴走は
誰にも止められず…。
任侠学園のネタバレと今後の展開は?
雄蔵組長の無茶振りで
学校の理事を任された誠司。
本当はやりたくありませんが
嫌とは逆らえません。
仕方なく雄蔵組長や
部下の二之宮稔とともに
井の頭学院高等学校へ…。
そこで目にしたのは
誠司の風貌を恐れることなく
荒れまくる個性豊かな生徒たち。
一方校長室では…
綾小路校長・白崎教頭と
理事長の雄蔵組長が
話し合っています。
雄蔵組長は早速
学校の方針を尋ねますが
綾小路校長は一言
ありませんと答えます。
「ない?設立の趣旨とか
創立者の理想などが
あるはずでしょう?」
「まあ…強いて言うなら
救済処置でしょうか」
綾小路校長曰く
有名私立や公立に行けない
団塊ジュニアたちを拾う為
初代の理事長がこの学校を
作ったのだといいますが…
「問題児の集まりですから
どういう学校になったかは
推して知るべしです」
それを聞いた雄蔵組長は
今のままではいけないと
強く説きます。
「これは生徒たちとの戦争です」
凄まじいヤクザの気迫に
押され気味の白崎教頭と
綾小路校長…。
果たして誠司たちヤクザは
この荒れた学校と生徒たちを
変えられるのでしょうか!?
任侠学園の読んでみた感想・評価
義理人情を重んじるヤクザが
荒れた学校を経営って…
どうなるのでしょう!?
表紙絵を見た時は
どんな物語なのか
想像できませんでしたが
読むと意外に面白くて
一気に惹きこまれました!
他の任侠まんがにはない
面白さがあります。
ところどころギャグもあって
最後まで楽しめました。
もう誠司たちはヤクザを辞めて
理事に専念してほしい…。
こんな人たちが理事なら
わたしはどんな学校でも
毎日通いたいです。
何と言っても人として
成長できると思います!
なんというか誠司たちは
ヤクザでも古き良き昔の
ヤクザじゃないですか。
きっと今のヤクザと違って
立派なんだろうな~と…。
特に雄蔵組長がそう。
誠司や稔も好きですが
一番好きなのはこの人かも。
強面でつぶらな瞳と
坊主頭がとても魅力です!
マスコットキャラクター的な
可愛さがあります。
おまけに文化人への憧れで
豚を飼っているというね…
もう豚も含めて可愛すぎる。
中身もしっかりした人ですし
学校をどう変えていくのか
期待したいです!
任侠学園はこんな方におすすめな作品!必見
「任侠学園」は
任侠まんがが好きな方に
ぴったりだと思います。
本作は荒れた高校を舞台に
学校を経営することになった
ヤクザの奮闘を描く学園モノ。
物語を手がけるのは
小説家や格闘家としても
有名な漫画原作者・今野敏さん。
名前だけでも一度は
聞いたことがあるはず!
代表作には安積班シリーズの
『隠蔽捜査』があります。
そして作画は
『ワイルドリーガー』などの
漫画家・渡辺保裕さんです。
実力ある二人によって
生み出された本作は
他の任侠まんがにはない
面白さと魅力があります!
主人公・日村誠司は
義理人情を重んじる
阿岐本組の代貸。
(代貸=ヤクザの地位
若頭と同じくらい偉い)
中学もまともに通わず
ヤクザになった彼ですが
阿岐本雄蔵組長から
井の頭学院高等学校の
理事をやるよう言われます。
その理由は雄蔵組長が
経営難に陥ったこの学校を
再建することになったから…。
誠司はヤクザが
学校を経営するなんて…と
最初は反対していましたが
雄蔵組長には逆らえず
理事を引き受けることに。
しかしこの学校で
誠司が目にしたのは
想像を絶する光景で…。
物語は生徒だけでなく
誠司も成長していきます。
最後まで飽きないので
楽しめると思いますよ!