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佐藤くんのあらすじ&ネタバレ!最終回(結末)はどうなる?

佐藤くん

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 佐藤くん
原作・漫画 川三番地
出版社 講談社

とてつもないハチャメチャぶりが原因で
廃部を言い渡された西高野球部。

しかし、鈴木 佐藤はその状況にも
めげずに、テストマッチである岩田高校との

試合に勝ったらヤらせてくれとテニス部の
女子たちに頼み込み……。

後に数々の名作野球漫画の作画を担当する
著者が、それらの作品とはまったく違う

おバカでエッチな野球部員たちの活躍を
描写したコメディ作品です。

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佐藤くんのあらすじ紹介

私立西高校に通う鈴木 佐藤くんは、
入った野球部で酒とタバコを覚え、

自堕落な生活を送っていましたが、
三年になったところで気持ちを切り替えて
野球に本腰を入れ始めます。

しかし、相変わらずハチャメチャな野球部を
生徒会は廃部にすると宣言します。

しかし、一月後の練習試合で
甲子園常連の岩田高校に勝てば

存続という救済条件を、絶対無理だと
嘲笑するテニス部の生徒たちに、

佐藤くんは「勝ったらヤらせてくれ」と
頼み、OKに持ち込みます。

このことがきっかけで、スケベ心で
動きまくる佐藤くんと西高の
面々の潜在能力が爆発するのでした。

佐藤くんのネタバレと今後の展開は?

日本で一番か二番の男になれと
名付けられた鈴木 佐藤くんは、

甲子園を夢見て高校に入ったは
いいものの、チャランポランな先輩に

酒とタバコを教えられ、以来
遊び呆ける野球部ライフを送って

いたのですが、三年になったのを機に
一年発起、甲子園を目指します。

しかし、他の野球部の面々は
基礎体力からしてヤバい状態で、

しかも女の子をみるとちょっかいを
出してしまうという有様。

そんな野球部はこれ以上
存続させられないと、生徒会から
最後通告を受けてしまいます。

一月後の練習試合で、甲子園常連の
岩田高校を破れれば存続、負ければ
廃部という厳しい条件ですが、

佐藤くんはまったくめげずに、
苦境を嘲り笑うテニス部の

女子たちに、もし勝てたら
「ヤ」ってくれないかと提案します。

絶対に勝てないだろうと思い込んでいる
テニス部の女子たちはこの申し出を

受けますが、その直後から野球部全員の
動きが一変。

普段では見られないような
ファインプレーを練習から
連発していきます。

そんな野球に、他の部活をしている
生徒たちが挑みかかってきます。

彼らはテニス部の女の子に片思いを
している関係上、横取りのような事態を
どうしても避けたかったのです。

しかし、佐藤くんをはじめとする野球部
一同は、完全に潜在能力を開花させており、

経験者とは言え野球に対してブランクの
ある面々を一蹴していくのでした。

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佐藤くんの読んでみた感想・評価

とてつもなくバカバカしく笑える作品に
出会ったという感じです。

もちろんこれは悪い意味ではなく、
吹っ切れているということです。

主人公の佐藤くんをはじめとして、
野球部の面々は誰も紳士に徹しようなどとは

考えていませんし、ムチャクチャな
条件が何となく成立してしまっている感が
あるのも面白いところでしたね。

欲望というものをまったく隠していないので、
全編を通じてハチャメチャなノリが
続いていくわけですが、その割には

異様なほどの説得力に満ちているのが
不思議なところです。

誰しも、同じ学校のかわいい子たちと
うまくやる機会があったら嬉しいよね?

下ネタをバンバン言ってると何だか
イケそうな感じがするよね?

的な、男子校テイストが強烈にかかった
野球部内の世界観を作中で徹底し、

しかもそれを共学でやってのけるという
ギャップが規格外の存在感を
生み出しています。

学校側もノリが良く、デキそうな女の子を
派遣したりするわけですから、これは
色々な意味でたまりませんな。

難しかったり、真面目な話は
一旦置くとして、おバカでスケベで

元気なノリを最後までやり切った時点で
賞賛できる一作だと思います。

佐藤くんはこんな方におすすめな作品!必見

男子ならではの若い頃特有のノリ、
というものがあります。

おバカでスケベでやかましく、それでも
妙な元気と活力があるものですから
毎日が楽しいという感じです。

しかし、中学や高校などの学園生活を
舞台にした作品はありますが、意外と

その「感じ」を全力でつぎ込んだ
作品は多くないように感じます。

作家個人の力量云々ではなく、
描いている側がもう大人になって
しまっているため、色々な配慮や

経験によるブレーキが働いて、
ムチャがしにくくなってしまうんですね。

ですが、この「佐藤くん」は違います。

主人公の鈴木 佐藤というネーミングも
さることながら、野球部の面々がとにかく

えげつないほどの男子校ノリを
発揮しています。

とにかく、クラスメイトたちとシたい!

酒もタバコもおいしいよね!

抜け駆けは許さんぞ!

といった、リアルでは公言することが
はばかられるような欲望を
ゴリゴリと発揮しまくっています。

しかも彼らは共学にいるわけですから、
当然学校では浮きまくりますが、

そんなことには全く意に介さないのが
佐藤くんをはじめとするナインです。

大小あれストイックに道を
進まねばならないのがスポーツ、

とりわけ高校野球の世界ですが、
彼らはとにかく、「ヤれるのか!?」

という直接的かつ説得力アリアリの
価値観で動いていますので、

禁欲的な世界観を強いられることは
決してありませんし、今ここで

ヤらせてしまったら普通人に
戻ってしまう、といった理由で、

「寸止め担当」のような女の子を
ねじ込んだりと学校側もノリノリで、
実に独特な世界観を構築しています。

試合前に食べたお弁当に
下剤が混ざっていてピンチ、という展開は、

その秀逸かつ奇抜なストーリーで大人気を
博した「パワプロクンポケット」のそれを
彷彿とされるものがありますし、

バットに念とともに(ヒワイな)マークを
描いて振ると形勢逆転という展開は、

「涼宮ハルヒの憂鬱」での
「ホーミングバット」のようです。

もちろん時系列的にもこれらの作品に
関連性があるわけがなく、強烈に
受けそうな「ツボ」を捉えている

本作の上手さが今になって
際立っていると言えるでしょう。

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