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元嫁VS元姑シリーズのネタバレや感想を書いてます!最終回ってどうなってるのか続きが気になる!

元嫁VS元姑シリーズ

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 元嫁VS元姑シリーズ
原作・漫画 三山節子
出版社 Beaglee

結婚生活がうまくいかず、
離婚した嫁とその姑。

本来まったくの他人である二人は、
「夢」をきっかけに再び接近し、
奇妙な関係を築いていくことに……。

過去に揉めた嫁と姑が出てくるものの、
家庭内抗争にはならず、
むしろスッキリとした雰囲気がある、

異色のハートフルストーリーです。

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元嫁VS元姑シリーズのあらすじ紹介

結婚生活の中で息が合わず、
結局感情が表面化するほど揉めて、
他人になった嫁と姑。

しかし、体調不良に悩む朋香は、
前触れもなく姑の夢を見て、

自堕落な後妻に悩む姑の良子も、
唐突に朋香が出てくる夢を
見てしまいました。

そんなある日良子のもとに、
朋香が病院に入っているという
情報が伝わってみて、

足を運んでみると、朋香は、
体調を良くするべく、
摘出手術を受けたところでした。

離婚して未だ独り身で、
子供も産めなくなった朋香が、
良子としては気がかりで、

色々と目をかけるのですが
「過去」のために朋香は
激しく反発していくのでした。

元嫁VS元姑シリーズのネタバレと今後の展開は?

離婚して独り身になった三沢朋香。

体調不良に悩まされていた彼女は、
ある夜、口うるさい元姑の夢を
見ることになってしまいます。

子供を産むわけでもないからと
摘出手術を受けて、少しの間
安静に過ごす朋香ですが、

そこに夢を反映するかのように、
元姑の秋葉良子が、
病院にやってきました。

実は良子の方も、息子が
再婚したはいいものの、
その嫁は朋香よりもはるかに、

だらしなく実家べったりで、
ストレスがたまり居場所もない中で、
朋香の手術を聞きつけたのでした。

とは言え、離婚したからには
関係としては赤の他人であり、
さらには大揉めに揉めて、

離婚に至った経緯もあったので、
朋香は混乱し、拒絶します。

しかし大手術だった上に、
未だに独り身と聞いて、良子は
朋香のことが気になり、

次第に足繁く病院に通うことに。

しかし当の朋香には、そうした
「おせっかい」が我慢できず、
ついに感情を爆発させますが、

その際の口論が原因で転倒し、
捻挫も加わってさらに
不自由な生活を強いられます。

すると良子はますます精力的に
朋香を見てくれるようになりますが、
過去に辛いいさかいがあった朋香には、

良子の態度に平静を保つことも
難しくなっていたのでした。

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元嫁VS元姑シリーズの読んでみた感想・評価

嫁姑の関係性に軸を置きつつ、
従来の同ジャンルとはまったく違う、
独自性の高い切り口と、

爽やかな読み応えを両立させた、
意欲的な一作でした。

本作の特徴は、まず、その個性的な
関係性にあると言えます。

嫁姑の関係は、「家族」とは言え、
実際のところは他人です。

だからこそ軋轢も生じますし、
夫と嫁が離婚してからは、
まったく縁が切れて、

もう会わないというのが、
普通のところですが、
本作はまったく違います。

偶然が原因とは言え、今まで、
散々トゲトゲと距離を置いていた、
嫁と姑が近付くわけですから、

読んでいてもかなりハラハラと
させられましたが、実際は、
心配無用な感じでしたね。

腹を割って話したことで逆に、
一度は同じ家の中で、
同じ目標のもと頑張ってきた、

大人同士といった尊敬が生じ、
むしろ仲良くなっていく部分には、
良い意味でホッとさせられました。

結局、年が離れていようと、
一度は「親子」だった時期があろうと、
大人同士ならばそれなりの距離と、

互いへの尊敬が必要になるもので、
その部分が明示されているからこそ、
本作には今までない爽やかさを感じました。

元嫁VS元姑シリーズはこんな方におすすめな作品!必見

結婚が難しい大きな原因の一つに、
当事者以外であまり知らない人たちが、
「家族」になるということがありますが、

特に嫁姑の関係は、自分の息子や、
最愛の人が間にいるために、
特に深刻なものになりがちです。

とりわけフィクションでは、内戦でも
やっているかのようなレベルで
衝突することも多く、

当然離婚した後となると、
もう会うことなど考えられない
関係性といった感じでした。

ところが本作は故あって、
元姑が元嫁の面倒を
見ることになる斬新な導入で、

当然見解の相違と性格の違いで
おお揉めになるものの、
和解と理解が描かれてもいます。

作品を楽しむ中で、彼女たちは、
嫁姑の関係でなければ、
どんな関係を築けたのだろうかと、

じっくり考えを巡らせる方には、
極めてオススメできる一作です。

また、現実の人間関係に悩む方にも、
今までとはまったく違う「関係」を
大胆に示しているために、

相互の立場を理解する一助としても
オススメできるのではないかと
考えることもできました。

付け加えるなら姑さんは、
厳格ではあるものの公平で、
えげつない系漫画に出てくる、

「鬼」のような人ではないのも、
読んでいく上でのポイントですね。

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