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【先生の白い嘘のネタバレ】とあらすじは?感想や無料試し読みもあり!

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 先生の白い嘘
原作・漫画 鳥飼茜
出版社 講談社

地味な高校教師・美鈴は、
友人・美奈子の婚約者・早藤に
初めて会ったその日に犯された。

「私が女のせいで 私はこんな目に遭ったんだ」

一方、美鈴の生徒・新妻はバイト先の
女性に関係を迫られ、トラウマになっていた。

「先生は、身体の交わりはいつだって
男のせいだって思ってますか」

――男女の間に横たわる性の不平等を
突きつける問題作にして、話題作です!

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『鳥飼茜先生の連載作品』
おはようおかえりおはようおかえりのネタバレや結末は?あらすじ、読んでみた感想もあり!

先生の白い嘘あらすじ紹介

原美鈴、24歳、高校教師は、
地味で彼氏もいないが、
平穏な日々を送っていた。

そんなある日、美鈴と真逆の性格で
派手な友人・早藤と出会ってから、
彼女の日常は大きく崩壊していく。

無理やり体の関係を持たされた美鈴は、
心の中で男を憎みながら、
逃げられた自分への不信感も抱えていた。

一方、美鈴のクラスの生徒・新妻は、
バイト先の中年女性にホテルに誘われ、
半ば強引に身体の交わりをする。

彼もまた、異性への嫌悪感を持ちながら、
自分の性への疑念を捨てきれずにいた。

そんな二人がある日、思いがけず二人きり
となった生徒指導室。

「教師と生徒」の関係を超え、
「男と女」としてぶつかり合うことになる。

その時、美鈴の中で何かが変わり始める。

先生の白い嘘ネタバレ・今後の展開

美鈴に怒りの感情をぶつけられた新妻は、
美鈴のことを”女”として強烈に
意識するようになっていた。

ある日偶然、美鈴が落とした携帯電話の画面に
女性器と思われる画像が
映し出されていたのを見る。

誰かに脅されているのではないかと、
「先生を守りたい」と切望し始める。

一方、早藤は独身と偽って参加した合コンで
純粋な歯科助手・玲菜を店のトイレで犯す。

処女を無理やり奪われた玲菜だったが、
早藤にどんどんのめり込んでいく。

新妻の予想通り、画像によって
早藤から脅迫されてずるずると体の関係を
断り切れない美鈴だった。

しかし新妻の真っすぐな告白を受け、
男の身体に触れても怖くなかった自分に気づく。

自分が変われそうな予感を感じ始める。

そんな時、早藤の婚約者・美奈子が妊娠した。

どんどん”母”になる美奈子と、
何か自信のようなものを持ち始めた美鈴と前に、
早藤は情緒を保てなくなっていく。

自分の言いなりになって、
どんなに傷つけても怒らず、
弱い存在の”女”しか知らない早藤。

玲菜に本音をぶつける。

早藤との間に”真実の愛”があると
信じて疑わない玲菜。

婚約者の妊娠さえなければ
彼を助けることができると思い込む。

親友の忠告も聞かずに、
とんでもない行動に出る――。

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先生の白い嘘読んでみた感想・評価

登場人物の性的な部分のみを
描き続ける異色な漫画です。

それでもキャラクターの心の奥や
人間の裏側が丸裸になっています。

性というのはやっぱり
人間の大きな部分を占めているのだな、
と思わされました。

性は、人と人とを心も体も
つなげるためのツールだと思うのです。

しかしこの漫画に出てくる人たちはそのツールを
幸せになるために使っている人は
一人もいないのです。

それが見ていてとてもつらいです。

また、巻を進めるごとに
ほとんどの登場人物が泣いています。

これはまさしく性を悲しい
使い方しかできない自分に
泣いているんだろうと
思ったりしながら読んでいました。

個人的に気になるキャラは玲菜です。

合コンの店で早藤に犯されて、
それでも嫌いになったり憎んだりしないんです。

むしろ愛していると言う玲菜に
感情移入しまくりながら読んでしまいました。

この漫画は、自分がどのキャラに
感情移入するかを気にしながら
読むと面白いと思います。

そのキャラが抱えていることが、
そのまま自分の性的なコンプレックスとして
跳ね返ってくるような気がします。

最新巻では、ついに美鈴が早藤に対して
”美鈴が思う早藤の弱さ”を突きつけます。

それまでは、奪う者=早藤、
奪われる者=美鈴。

このゆがんだ性的関係の象徴のような二人の、
そのパワーバランスが崩れてきました。

コンプレックスを持つ側を描くことはあっても、
コンプレックスを与える側の心理に
ここまで迫った漫画はないでしょう。

これからの展開に目が離せませんね!

性的なコンプレックスを持っている人におすすめ

性的なコンプレックスを
持っている人におすすめです。

学生時代にあまりモテなかった人や、
性的な魅力が少ないと感じている人などです。

そういう登場人物がいっぱい出てきます。

皆隠しているけれど、
程度の差はあれ美鈴や新妻のような
経験がある人って、多いと思うのです。

ありませんか?自分の性が軽く扱われたとき。

自分のファーストキスや、処女や童貞や、
性的な要素を鼻で笑われ、
捨てるように消費されたこと。

そういう人には読んでいてつらいけれど、
必ず救いをくれるはずなので、
ものすごくオススメしたい漫画です。

ただし、この漫画の怖いところもあります。

”学生時代に異常にモテた”、
”自分は可愛い(カッコいい)という自信がある”、
”性的な魅力が非常にある”

このような人がこの漫画をどう読むのか、
コンプレックスをもっている人間側には
皆目見当もつかないというところにあります。

コンプレックス側の人間には、
ヒリヒリと痛いほどに
美鈴や玲菜の苦悩がわかるのです。

しかし早藤や美奈子のような、
いわゆる”性的な勝ち組”の気持ちは、
正直あまり分かりません。

その分からなさは、現実でも分からないのに、
結局漫画で描かれても
分からないのだという事実があります。

軽く絶望しつつ、両方の人種を描けている
作者の脳みそは一体どうなっているんだと
思わざるを得ません。

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