タイトル | 圏外プリンセス |
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原作・漫画 | あいだ夏波 |
出版社 | 集英社 |
中学生の美人(みと)は
地味でネガティブな女の子。
過去のトラウマのせいで恋愛が
怖くなっていた。
クラスメイトのイケメン、
国松くんに恋をして変わると決めた。
圏外女子から卒業しようと
奮闘する学園ラブコメディ!
圏外プリンセスのあらすじ紹介
主人公・目黒美人はクラスの
女子20人中15~18位くらいの
顔面偏差値だった。
名前から物凄く美人を想像されて
実際の顔を見てガッカリされたり
笑われることはしょっちゅうあった。
美人は恋愛ゲーム「姫パラダイス」の
星夜が大好きで友達のマルちゃん、
春ちゃんとゲームの話で
盛り上がっている。
男なんて駆逐してやる!という
勢いだが本当は女の子として
見てほしいと思っている。
「すれ違いませんように」と
心の中で何度も祈りながら
学校内を歩いていた。
圏外プリンセスのネタバレと今後の展開は?
2年前、好きだった梅田くんと
階段ですれ違った。
通り過ぎていき、気づかれなかったと
安心していると足を引っかけられた。
好きだと知られてからブスだと言われ
名前をからかわれ、辛い思いをした。
もう昔のことで、好きな気持ちも
1ミリもないのに息ができず
何か言い返したいのに言葉もでない。
通りかかった同じクラスの国松くんが
助けてくれて、気にしない方がいいと
声をかけてくれた。
国松くんが気になり始めるが
自分なんか相手にされないし、
また辛い思いをするだけだと
落ち込んでいた。
ゲームの星夜に話しかけていると
星夜そっくりの男の子に
「だって」や「でも」は言い訳。
今のお前じゃ無理だと言われ
目を背けずに努力すると決めた。
国松くんにおはようの挨拶が言えず、
うだうだ迷っているうちに下校時間。
勇気をふりしぼって話しかけて
少しだけ自信がついた。
しかし、国松くんはイケメンで
狙っている女子も多かった。
ライバルはかわいい女の子ばかりだが
頑張ると決めた。
圏外プリンセスの読んでみた感想・評価
少女漫画でよくあるブスな女の子
という設定ですが、
大半は普通にかわいいことが多いので
美人の見た目に驚きました。
全然ブスじゃない主人公だと
イマイチ入り込めなかったりしますが
リアルな地味女で主人公らしくなく、
とても共感できました。
美人がオタクなので
ブスあるあるだけでなく
オタクあるあるも出てきます。
写真の写り方や、二の腕のブツブツ、
顔の大きさなどのエピソードは
分かる!と読んでいて
盛り上がりました。
美人が自分の顔面偏差値を
クラス20人中15~18位と言ったのも
的確で笑いました。
梅田の態度はひどいし、美人を
ブスだとけなして騒いでいる姿や
一緒になって騒ぐ周りの男子も
凄くダサかったです。
国松くんが助けてくれて気にするなと
言ってくれたシーンは
スカッとしました。
人を見た目で判断しない
キレイな心を持っている国松くんは
かっこよかったです。
恋をすると女の子は変わるので
美人がだんだん磨かれていき、
かわいくなるのが楽しみです。
圏外プリンセスはこんな方におすすめな作品!必見
地味な女の子が恋をして
変わっていくストーリー。
よくある設定ですが、本当に主人公が
地味なのでリアルで共感度が高い
内容になっています。
ブスな設定なのに普通にかわいいと
あまり入り込めない。
少女漫画なので仕方ないとはいえ
どうしても気になってしまう・・・
そう思っている人こそ
楽しめる作品です。
美人が様々な困難を乗り越えていく
様子が描かれています。
たったひとことの挨拶ができない
話しかける勇気がない。
どう話しかけるかの
シュミレーションや想像通りには
いかないもどかしさ。
10代の恋する女の子の
王道エピソードが盛り込まれています。
自分のことをブスだとネガティブに
考えがちな美人ですが、
ギャグっぽいので
暗くなりすぎていません。
あまり卑屈な主人公は好きではない
人でも、変わると決めてからの
美人のパワーは凄いので
明るく読めると思います。
絵もキレイで読みやすく
国松くんや星夜などイケメン揃いで
目の保養になります。
恋する美人に勇気をもらえる作品です。