[PR]Yahooプレミアム会員が最大6ヶ月無料+毎週(金曜)20%ポイント還元中!【ebookjapan】

夏の前日のあらすじとネタバレ!終わり方(結末)が見たい!

夏の前日

この記事は約 4 分で読めます。
タイトル 夏の前日
原作・漫画 吉田基己
出版社 講談社

芸術大学に通う哲生は、画廊の藍沢晶と、
哲生の描いた絵をきっかけに
急速に仲を深め、そして、

互いの思いをぶつけ合うように、
激しい情事に身を委ねていく。

透明感のある世界観でありながら
濃密なエロティックさを楽しめる、
ディープかつ繊細な恋物語です。

サイト内で【夏の前日】を検索!

夏の前日のあらすじ紹介

芸術大学に通う画学生の哲生は、
画廊をやっている晶と、
良く顔を合わせる関係に。

最初は一方的に晶が哲生の絵に
興味を持ち、作業を覗きにくる、
それだけの関係でしたが、

晶の哲生への「興味」は際立ち、
また本来人とうまくやれない哲生も
晶という存在が気がかりでした。

晶はイマイチ掴みどころがないながらも
哲生との距離を詰めてきており、

哲生は予期していなかったデートや、
突然のキスなどを経て、晶と
流されるように深い関係になっていきます。

夏の前日のネタバレと今後の展開は?

日吉ヶ丘芸術大学の画学生として
日々絵筆を握る青木哲生は、
月下画廊の藍沢晶と知り合います。

日常的に着物を着ているような
古風さがありながらも、まだ若く、
何かと気にしてくる晶ですが、

一方の哲生は人とうまく
交流することができず、
晶の誘いも断ってしまいます。

しかし食事では首を縦には
振らなかった哲生も、
印象派展のチケットを出されては、

誘いを受けないわけにもいかず、
晶と行動をともにすることに。

とは言え哲生の方は、単に
「絵を見せてくれたお礼に」と、
気にかけてくれる晶のことを、

苛立ちつつも気にしていましたが、
ある豪雨の日哲生のバイト先に、
晶が忘れ物をしたことが判明。

それは晶がまた哲生のところに
来たという証明であり、
哲生は感情を揺さぶられますが、

豪雨の中、傘を晶に
返しにいくことになります。

一方晶は、自分の傘を
豪雨の中持って来てくれながら、
「自分のものじゃないから」と

使うことすらせずにいる哲生に
唐突にキスをして、
あんたのものよと告げるのでした。

サイト内で【夏の前日】を検索!

夏の前日の読んでみた感想・評価

大人の「不倫」的な恋物語ですが、
一方で若者の恋にもないような
純粋さと熱さが感じられ、

見る人が否応なく惹きつけられる
「パワー感」すらある
ストーリーだと思います。

本作のポイントは、作品の
「内向性」にあると思います。

若い画学生とまだまだ魅力的な
「既婚者」の出会いと恋ですが、
今時風の軽さや明るさは、

本作にはまったくなく、
むしろその雰囲気は今風とは真逆。

全体的な雰囲気すら「静か」な中、
二人の出会いから情事までの様子が
どんどんと紡ぎ出されていきます。

その進展はかなりスピーディで、
浮気っぽい雰囲気にも描かれそうな
熱さのある状況ながら、純粋な

哲生のためなのか、まったく
生々しくはありません。

淡白に見えて非常に情が深く、
場合によってはまとわりつくような
愛情を感じさせる晶さんも、

恋しさを感じさせる女性ながら
「怖さ」が滲んでいるのも
非常に良かったですね。

ただ、今は様々な表現方法が
選択できる中で、二人の関係が、

これだけ「様になる」のは、
哲生の絵画という、実に直接的な
手法からかも知れません。

夏の前日はこんな方におすすめな作品!必見

時に人は「前提条件」など関係なく、
恋に落ちてしまうことがあります。

年齢や収入や立場や世間の目……、
そんなものは「本気」になった場合は、
まったく人を制する理由には、

ならないということも珍しくありません。

本作もまた画学生と「大人の女性」という
いささかクラシカルな関係性であり、
その関係の中にある情熱もまた、

今時の明るく楽しくテンポ良い恋愛とは、
やや趣きが異なっています。

出会いからどれほどの時間を共有し、
どれだけの「経験」をしたかを問わず、
一気に「落ちて」しまうような恋を、

満喫したい方には最適な一作ですし、
またどちらかと言えば静かな二人も
心には燃えるものを持っています。

だからこそ彼らの情事は一際、
熱く深く見る人を惹きつけますし、
実際とてもセクシーで扇情的でもあり、

彼らがハマったことの深さが
容易に分かるとも言えます。

ドラマや映画などでは一般に
ベッドシーンは省略されることが
少なくないのが現実ですが、

本作では非常に詳細で、その「反応」が
思いの変化を明示してもおり、
作品にも深みを持たせていますね。

サービスシーンが作品の全体像を
曲げてしまったり、雰囲気を
軽くしてしまったりするのが、

嫌だという方にも本作は
非常にオススメできる一作ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA