タイトル | 夢喰いメリー |
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原作・漫画 | 牛木義隆 |
出版社 | 芳文社 |
普通の生活をおくっていた主人公、
藤原夢路。
他人の夢の内容を色で見ることが
できる変わった力を持っていた。
ある日、幻界(ゆめ)の世界から
現実(うつつ)に迷い込んだ夢の住人、
メリー・ナイトメアと出会う。
その日から、夢路を取り巻く
周りの環境が少しずつ変わっていく。
夢喰いメリーのあらすじ紹介
他人の夢の内容を色で見ることが
できる力を持った高校生、藤原夢路は、
幻界(ゆめ)の世界から
「現界(うつつ)」に迷い込んだ
夢の住人、メリー・ナイトメアと出会う。
メリーの境遇を知った夢路は、
メリーをもとの世界へ帰す
手助けをすることに。
その手段を探す中、現界には
次々と他の夢魔が侵入する。
夢魔と対峙するにつれて
明かされていくメリーの真実。
その元凶が夢魔エルクレスによるものだと
にらみ、対エルクレス戦へと向かう。
夢喰いメリーのネタバレと今後の展開は?
藤原夢路はメリー・ナイトメアと共闘して
他の夢魔から情報を得るにつれて、
メリーを現界に連れ出したのは、
夢魔エルクレスであるという
情報を得る。
そして、数々の夢魔を現界へと
おびき寄せていたのも
エルクレスであった。
対エルクレス戦において、夢路は、
夢を自由に操れることを応用する
ことによる武装の能力
「武装明晰夢(ルシッドガジェット)」
という新たな能力を駆使して挑む。
その闘いのさなか、エルクレスが放った
一撃がメリーを襲う。
夢路は身を呈してメリーを守ることに
成功するが、甚大なダメージを受けた
夢路は瀕死の状態に陥る。
それを目の当たりにしたメリーは、
ショックにより自制心が外れ、
幻界と現界をつなぐ扉の「
門番」としての力が目覚める。
エルクレスと同等か、または
それ以上の力の存在に目覚めたメリーは、
瀕死の夢路とともに
エルクレス討伐に成功する。
しかし、エルクレスもまた
利用された者に過ぎなかったことが
判明する。
また、振出しに戻った二人であったが、
ここから第二幕が始まるのである。
夢喰いメリーの読んでみた感想・評価
私が初めて手にした漫画が
「夢喰いメリー」でした。
出版当時から、期待を集めており、
夢という私たちと繋がりのある
テーマが非常に受けた一つだと思います。
私が興味をひかれたのは、表紙でした。
夢喰いメリーを読んだことの
ある人なら分ると思いますが、
毎巻ごとに表紙の色が変わり、
集める側としては一つの
コレクションのようにも感じました。
実際に読んでみた感想として、
なんといってもメリーの可愛さが
際立っています。
もちろんバトルシーンも抜け目なく、
闘いのスピード感に圧倒され、
すぐにページをめくってしまいます。
謎が一つ解けたと思ったら、
また別の問題が起きる。
それでもあきらめずメリーを支える
夢路の姿がとてもカッコよく、
その態度が周りが頼りたくなる
秘訣なのかもしれません。
夢路が夢魔と対等に渡り合える力
「武装明晰夢(ルシッドガジェット)」を
発現してからは、
全く違った世界観に見え、
いつまでも読者を楽しませてくれる。
そういった構成を考えてつくっている
作者の頑張りが
とても伝わってきました。
現在も連載中であり、これからも
楽しく読ませていただけるのが幸せです。
夢喰いメリーはこんな方におすすめな作品!必見
この漫画は主にバトルシーンが多いため、
一見すると青年向けのように思えます。
しかし、出てくる人物や夢魔の
絵のタッチがかわいく描かれており、
女性でも違和感なく楽しめる作品です。
また、謎解きの要素が多く含まれており、
謎解きが好きな方にとっては
より面白いのは当然。
また、ただ読んでいるだけでも
真実が明かされていくその過程で、
まさかと思うような答えが用意されており、
色んなところでハラハラするような
場面があります。
私が思うに、純粋にバトルといった
アクションシーンが好きで、
キャラクターの感情が自分にも
入ってしまうよいうに感じてしまう
というような方には
大変気に入っていただける
作品だと思います。
また、それにプラスして、
作者の牛木義隆先生の絵のタッチが
好きな方であれば、
よりどっぷりハマッて
しまうかもしれません。
もちろん、誰にでも楽しんで頂ける
作品ですので、一度自身で
手に取ってみてから判断するのも
一つの手だと思います。