タイトル | 家政夫のナギサさん |
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原作・漫画 | 四ツ原フリコ |
出版社 | ソルマーレ編集部 |
少し大人の女性向けの漫画です。
年上のオジサマと若い女性との
年の差恋愛漫画も描く、
2008年のデビューした
四ツ原フリコの作品です。
オジサマ漫画を扱っていた
オヤジズムで掲載された作品です。
電子書籍で全8巻です。
家政夫のナギサさんのあらすじ紹介
主人公のメイはMRで業績トップで、
男性よりも働くキャリアウーマンですが、
仕事が忙しく私生活はめちゃくちゃで、
メイの家は玄関から
足の踏み場もないほど…。
そんなメイを心配した妹は、
家政夫の鴫野ナギサを雇います。
メイが家に帰ると、メイのブラジャーを
持ったエプロン姿のナギサさんがいて、
メイは思わず叫んでしまいます。
妹からちゃんと紹介されますが、
メイは嫌がります。
ですが、先払いでお金を頂いているので、
必ず綺麗にしてみせるという
ナギサさんにメイは断りきることが出来ず、
家政夫として雇うことになります。
家政夫のナギサさんのネタバレと今後の展開は?
やはり家政婦でなく、家政夫で
相手は男性だと
下着が気になるメイ。
ですが、しっかり仕事をこなす
ナギサさんのことを、
メイはちゃんと評価します。
小さい頃は「お母さん」になるのが
メイの夢でした。
でも、女の子は母親にしかなっては
いけないと母親に言われ、
男よりも働くのが夢でしたが、
諦めさせられた母親に反対され、
メイは母の期待に応えなくてはと
ずっと思い続けていました。
そんな厳しい母親に育てられたせいで、
メイは母親の温かさを知りませんでした。
そんな時、業績が落ちてしまい
焦っているメイの家に母親が来ます。
ですがメイは体調を崩してしまい、
倒れてしまいます。
倒れたメイに何もしてあげられない
母親は、ナギサさんに助けを求めます。
寝ているメイを見て、自分は何もして
あげられないと思い帰ろうとする母親に、
メイに必要なのは自分ではないと、
メイと向き合うきっかけを
ナギサさんが作ってくれました。
そのおかげでメイと母親の間の
何かが変わりだし、母親の温かさを
少しずつメイは知ることが出来ます。
そんなナギサさんに少しずつ
メイは心を開いていきます。
家政夫のナギサさんの読んでみた感想・評価
大人の恋愛がメインという作品かなと
思って読みましたが、
恋愛要素がすごく大きいこともなく、
仕事で一番を取るために一生懸命
頑張ったり、メイの母親の存在だったり、
家族の大切さだったり、
ナギサさんの過去の後悔だったりと、
色んな事を考えさせられる
作品だと思います。
2人とも過去に縛られて生きてきたが、
お互いの存在が過去と向き合えるように、
導いてくれたのだと思います。
シリアスな部分もありますが、
メイとナギサさんのやりとりも面白く、
少しずつお互いが心を開いていき、
家族の大切さなどが描かれていて
良かったです。
おじさんが家政夫という設定も
あまりないので、すごく新鮮でした。
主人公も仕事は出来るけど、
生活面はだらしなく完璧でないけど、
意外と素直なところが好印象でした。
恋愛がだけがメインではないので、
全体的にほのぼのとしていて、
結末がどうなるのかと、
つい続きを読んでしまう作品でした。
このような恋愛メインではない
作品も良いなと思います。
家政夫のナギサさんはこんな方におすすめな作品!必見
仕事や恋愛などに頑張っている
大人の女性に読んでほしい作品です。
頑張ろうと思えば思うほど結果が出ない、
というところがリアルに描かれているので、
そのような状態になってしまっている方は、
共感しながら読むことが出来ると思います。
年上やオジサマ好きな方にも
すごくオススメです。
同じオジサマ系の作品で、
朝日奈ミカの「結婚する気はありません!」
がオススメです。
こちらは主人公がお見合いをするのですが、
その相手が29歳年上の
ダンディーなオジサマで、
最初は主人公も断る気でしたが、
好きになっていくという、
よくありそうなお話ですが、
このオジサマがすごく
ダンディーで良いです。
もう一つ、田久よう子の
「いちばん長い夜をよろしく」も
オススメです。
こちらは主人公が好きになった相手が
会社の上司だったというお話しで、
頼りないオジサマなのですが、
渋さも可愛さもあり、ほのぼのする
オジサマですごくオススメです。
大人の恋愛漫画で、大人の魅力というものを
感じられる作品です。