タイトル | 少女は漂流する |
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原作・漫画 | 長浜幸子 |
出版社 | 集英社 |
世界一のパティシエ
になることを夢見る
主人公・沙賀沼夏姫。
いつかママの作る
“幸せのケーキ”のような
ケーキを作りたいーー
そう思っていた。
そんなある日
突然家へやって来た
“覆面の男”に親を殺され…。
夢見る少女が
復讐を誓う鬼となる
サスペンス・ミステリー!
少女は漂流するのあらすじ紹介
主人公・沙賀沼夏姫は
世界一のパティシエを
目指す高校生。
企業「SAGANUMA」を
経営する厳格な父親と
優しい母親を持ち
何不自由なく
幸せに暮らしていた。
ところが
夏姫が16歳を迎えた
誕生日の夜
“覆面の男”が家に侵入し
両親を殺される。
夏姫も首を絞められるが
運良く生きており
見知らぬログハウスの
部屋で目を覚ます。
覆面の男から
夏姫を埋めてほしいと
依頼された男・手塚は
生きていたことに
驚くが
混乱した彼女の
美しい顔と体を見て
犯すのだった…。
少女は漂流するのネタバレと今後の展開は?
手塚という男は
夏姫を殺さず
監禁し始めました。
彼の隙を見て
逃げようとするものなら
暴力を振るわれます。
肉体的にも精神的にも
疲弊していく夏姫…。
苦しい監禁生活は
数年も続きました。
ある日この生活に
終止符を打つ出来事が
起きます。
夏姫の”妊娠”です。
驚く手塚をよそに
落ち着いた夏姫は
子供なんかいらない
産みたくない
と言います。
しかし
監禁しているため
病院に連れて行くことは
できません。
さらにここで
堕ろすとなると
彼女を殺してしまいます。
出会った当初は
暴力を振るっていた
手塚ですが
いつのまにか
“情”というものが
湧いていました。
夏姫と
お腹の子を救うため
結婚を決意します。
こうして
夏姫は青木可奈恵として
結婚することになり
今日からいつも
監禁されている
部屋でなく
二階で寝るよう
指示されました。
その日の夜
夏姫はベッドの上に
横たわっていました。
自分に覆いかぶさる
手塚を無表情で
見つめます。
おまえは
オレのもんだ
と言われても
彼女の目は
まっすぐ見つめたまま
何も答えません。
いつものように
事を終えると
眠りにつく手塚。
それを確認した夏姫は
レンガを取り出し
彼の頭に打ちつけ…。
少女は漂流するの読んでみた感想・評価
主人公・夏姫の
悲しい運命を描いた
サスペンスでした…。
世界一のパティシエ
という夢を抱いていたのに
“覆面の男”が
両親を殺したのをきっかけに
生活は一変しました。
このシーンは
見ていて悲しかったです。
まさに
天国から地獄へ転落
するようで…。
手塚との監禁生活も
辛かっただろうに…。
ふとここで
どれくらい
監禁されていたんだろう?
と思いもう一度
確認したのですが
16才~23才までの間
監禁されていたんですね!
7年間も暴力を振るう
手塚と生活していたなんて
衝撃です…。
中でも
夏姫が妊娠したという
告白には驚きました。
明確な描写は
ありませんでしたが
7年も生活していたら
犯されることも
あったでしょう。
避妊していたとは
考えられないですし。
なので
子供を身籠もるのも
当然かと思いましたが…。
もう一つ驚いたのは
夏姫の妊娠を知った
手塚の反応!
夏姫に”情”が
湧いているように
見えました。
まるで
惚れているようです!
そんな彼が
まさかラストで
殺されるなんて…。
予想できない展開の
連続で面白かったです。
少女は漂流するはこんな方におすすめな作品!必見
悲しい復讐劇を描く
漫画を読みたい…。
そんな方には
「少女は漂流する」が
おすすめです!
最初から最後まで
予想できない
展開の連続で
何度読んでも
飽きないストーリー
となっています。
普段復讐劇を読まない方
でも楽しめますよ!
本作の見どころは
主人公・夏姫の
波乱万丈な人生です。
一流企業を経営する父親と
ケーキ作りが上手な母親の
もとに生まれた
女子高生・夏姫は
世界一のパティシエになる
ことを夢見ていました。
ところが
16歳を迎えた日の夜
“覆面の男”に
両親を殺されてしまい
自身も首を絞められます。
気を失った彼女が
目を覚ましたのは
残忍な男・手塚の住む
ログハウスでした。
夏姫の人生は
一晩で一変し…
その日から
手塚との監禁生活が
始まります。
家族を殺されたショックと
監禁される恐ろしさで
夏姫の中の何かが
壊れました。
そして
自分と両親を陥れた
“覆面の男”に
復讐を誓うのです。
こうして見ると本当に
波乱万丈の人生ですよね…。
読んでいくうちに
惹きこまれると
思います!
ミステリアスな
覆面の男にも注目です。
覆面の男は
どうして夏姫や両親を
殺したのか?
そもそも覆面の男とは
一体誰なのか?
これらの疑問からも
目が離せません。
一度読むとハマるので
おすすめですよ。