タイトル | 少年少女ロマンス |
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原作・漫画 | ジョージ朝倉 |
出版社 | 講談社 |
子供の頃から「王子様」を
待っていた蘭。
ーある日ー
蘭が小学生の時に
転校生がやって来ました。
とっても美形の男の子です。
こんなに素敵な男の子なら
きっと心も美しいのだろう・・・
蘭は思わず「王子様ー!」と、
叫んでしまいました。
少年少女ロマンスのあらすじ紹介
小学生の頃、蘭はお友達と
口を聞きませんでした。
理由は
王子様のキスで、
会話ができるようになると
信じていたからです。
だから転校生が来た時に
思わず王子様ーと叫んだ蘭を見た
クラスの人達は驚きました。
素敵な男の子を想像していた蘭の期待は
脆くも崩れ去ってしまいました。
転校生の右京は、
とんでもないサディスト的な性格でした
蘭が長いこと書き綴っていた
ポエムノート、それは蘭の宝物です。
そのノートをクラスメイトの前で
読み上げて、ビリビリに割いたのは
王子様の右京だったのです。
少年少女ロマンスのネタバレと今後の展開は?
王子を待つお姫様・・・
姫は長いロングヘアーだと
憧れを持っていた蘭は
ずっと髪を伸ばしていました。
しかし!
右京は蘭の髪の毛を切ってしまいました
そんなひどい事をした右京・・・
でもクラスメイトからの信頼は厚くて
誰も蘭の味方をする人は
居なかったのです。
その出来事でトラウマを抱えた蘭は
より強く!王子様を願うように
なっていきました。
そして高校生になった今も、
ポエムを書いて王子様との
シチュエーションを妄想しています。
周りからはちょっと笑えない女子と
思われてしまっています。
洋服もフリフリの姫衣装を好んで
着ていて、それを見たときの反応は
冷ややかさと笑い者的な感じでした。
ある日蘭のクラスに転校生が
やってきました。
アメリカからの帰国子女です。
蘭は転校生のカッコ良さに
叫んでしまいました!!
・・・ん?
このシチュエーション何処かで
あったような気がする。
そうです。
なんと転校生は右京だったのです。
しかし
小学生位の頃と違い優しくなった右京に
どんどん惹かれてしまいました。
右京に手を引かれて2人きりで
帰ったときに、突然また髪を切られて
しまいました。
人は簡単には変われないんだ・・・
気付いた時には遅かったのでした。
少年少女ロマンスの読んでみた感想・評価
右京がこっそり呟いていたセリフ・・・
どうして、好きなのに意地悪して
しまうんだろう
これじゃあ小学生の頃と変わってない。
そう呟いたセリフにキュンとしました。
好きな人に素直になれないって
ティーンの常套句なような気がします。
乱暴な事をしちゃったり
冷たい事を言っているけど
顔が赤くなって照れてしまったり、
触れたくなってしまったりとか
右京の気持ちは伝わってると思いました
蘭が小学生の頃に書いたポエムの
内容を覚えていて、王子様になろうと
努力をしてアメリカにまで行った事
それを知ったら蘭は嬉しいだろうなと
思いました。
言ってあげればいいのに・・・
でも照れ屋さんの右京は
きっと伝えられないんだろうなという
もどかしさを感じてしまいました。
2人はお似合いのカップルですよね!
出会えた事は幸せなだと思いました。
髪を切った蘭は以前よりも・・・
快活そうなイメージで素敵だけど
そう思うなら伝えてあげられたら
良かったのにと思ってしまいました。
少年少女ロマンスはこんな方におすすめな作品!必見
プリンセスって女性なら誰でも
憧れを抱いてしまいますよね!
小さい頃は王子様とかって
信じていてキラキラとしたものを
夢見ていた様に思います。
そんな素敵な事を思い出してしまう
この漫画は、共感すると思いますよ!
姫系の憧れを感じていた人には
おすすめしたいです。
右京が蘭に対して、
好きな気持ちを伝えたい!
素直になりたい!
死ぬ気なら伝えられる・・・
樹海で引き返せない所まで行って
伝える!みたいな短絡的な所に
ちょっとー!と、思ってしまいました。
でも蘭なら嬉しいのかな・・・
実際すごいパワーに溢れていたし。
王子に好きだと告白を受けたら
死んでしまう恐怖とか跳ね返せるのかな
そんな風にひたむきに、
真っ直ぐに人を愛せるって素敵ですね。
そう言えば若い頃、
とかく十代の頃は恋愛に対する比重が
今よりも重かったかもしれません。
その分、愛はもっと繊細で
でも大胆さもあたかなと・・・
大人になった今では冷静に
受け止めてしまいますよね。
この漫画は、とても素敵で
愛すべき漫画だと思いました。