タイトル | 山本善次朗と申します |
---|---|
原作・漫画 | 槙ようこ |
出版社 | 集英社 |
幽霊が見える力を持つ
小学4年生・ほたては
祖母と暮らしている。
ところがその祖母が
年を取ってきたので
面倒を見られなくなり…
一人残されたほたては
見知らぬ男・善次朗に
引き取られることに。
実は善次朗は
ほたての”父親”で…。
山本善次朗と申しますのあらすじ紹介
幽霊が見える秋川ほたては
祖母と二人で暮らしている。
ところがある日突然
山本善次朗と名乗る男が
ほたての家にやって来た。
祖母曰く善次朗は
これからほたての親として
面倒を見てくれるらしい。
こうしてほたては
施設に入る祖母と別れ
引き取られることに。
出会ったばかりの善次朗は
クールで真面目だったが
話すと明るくて優しい。
ほたては善次朗と共に
山奥の家にやって来る。
家には下宿している
青年・まこともいて
すぐに仲良くなった。
するとまことから
善次朗の過去を聞き…。
山本善次朗と申しますのネタバレと今後の展開は?
善次朗に連れられ
山奥の家に来たほたて。
そこで待っていたのは
自然豊かな土地や動物
そして明るい下宿人。
まことと打ち解けたほたては
善次朗の過去を聞くことに。
かつて善次朗には
恋人がいたそうですが
親の反対で結婚できず
以来ずっとこの土地で
生活しているそうです。
それを知ったほたては
詳しい過去を読み取り
まことに教えます。
善次朗の恋人は
身体が弱いという理由で
親から結婚を反対され…
しまいには病気が悪化して
亡くなってしまったことを。
まことはそんなほたてを
不思議に思うのでした。
ほたてが来て2日目。
いよいよ今日は
ほたての初登校です。
善次朗に明るく見送られ
学校に向かったほたて。
学校では岡野めぐという
女の担任が迎えてくれて
早速教室に行きます。
その時ほたては
幽霊が見えることを
岡野に教えました。
すると岡野は笑顔から一変。
慌ててほたてを抱え
教室の前まで走ります。
キョトンとするほたて。
ほたての特殊な力は
他人から見れば”変”で
”普通”ではありません。
岡野はほたてを思って
冷静に注意しますが…。
山本善次朗と申しますの読んでみた感想・評価
幽霊が見えることは
ほたてにとって普通であり
当たり前のことなだけに…
周りから浮いてしまうのは
なんだか可哀想ですよね。
しかし見えるうえに
話せるってすごいな!
亡くなった人と話せるのは
個人的にちょっと羨ましい。
だってこの力があれば
もし大切な人が亡くなっても
また会えるじゃないですか?
(悪霊はゴメンですが…)
まぁ私は怖がりなので
もし幽霊が見えたとしても
ビビるだけだと思います。
本作で描かれる物語は
ほのぼのと人情味があり
最後まで楽しめました!
田舎の山奥にある家で
善次朗やまことと共に
暮らし始めたほたて。
今まで祖母の広い家で
暮らしていた彼女にとって
山奥の家は新鮮でしょう。
庭には牛のベスもいて…
子供からすれば喜ぶはず!
善次朗は恋人を亡くして以来
自給自足で暮らしてきたのか
若いのにたくましさがあります。
おまけにすごくイケメン!
きっと都会に行けば
注目の的になりそう…
モテモテだろうな~。
あんな爽やかフェイスで
方言を喋るのは反則です!
山本善次朗と申しますはこんな方におすすめな作品!必見
ほのぼのする作品を描く
ヒューマンドラマが好き。
そんな方には本作を推します!
本作は”幽霊が見える少女”
ほたてを主人公に描いた
ヒューマンドラマ作品。
本作を手がけるのは
人気少女漫画家の
槙ようこさんです。
槙さんの絵は
少女漫画らしい作風で
とても可愛くて魅力的!
画力のレベルが高いです。
可愛い絵が好きな方は
間違いなくハマりますよ。
本作の見どころは
ほたてと善次朗です!
実は二人は親子ですが
何らかが原因で別れて
別々に暮らしていました。
母親を亡くしたほたては
祖母に面倒を見てもらいます。
しかし祖母は年を取ると
面倒を見ることが難しくなり
善次朗に頼む決意をしました。
こうして再会した二人。
最初は兄妹に見えますが
後に親子だと判明すると
グッと距離が縮まります。
ほたてから幽霊が見えると
告白されても驚くことなく
優しく見守る善次朗。
そして父親として
善次朗を信頼するほたて。
この二人は見ていて
本当に微笑ましいです。
きっとほのぼのしますよ!