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式神男子のネタバレと感想や試し読みあり!結末が気になる!

式神男子

この記事は約 5 分で読めます。
タイトル 式神男子
原作・漫画 七尾美緒
出版社 小学館

ゲーム好きな地味系女子、柚原芽以。

しかし曾祖母の葬儀で渡された
「式神使役の術」の力で、
クラスのイケメン相沢薫を、

思い通り扱えるようになり……。

いかにも重そうな設定や技で、
カラッと笑える展開を進める、
ドタバタ感が何とも楽しい、

オカルト操縦系ラブコメです。

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式神男子のあらすじ紹介

恋よりもゲームが好きな感じの
地味系女子柚原芽以。

しかし彼女は陰陽道の家系で、
曾祖母の葬儀で訳も分からず
巻物を渡されることに。

そこに書かれていたのは、
相手を意のままに操り
呼び出せるという式神の術で、

芽以は冗談でやってみたら、
本当にクラスのイケメン、
相沢君を式神にしてしまいました。

訳も分からず長野県にまで
呼び出されたこともあってか、
不配慮毒舌な本性を見せる相沢君に、

芽以はちょっと幻滅しつつも、
何だかんだ便利ということで
式神として使っていくのでした。

式神男子のネタバレと今後の展開は?

友達が恋愛の話で盛り上がる中、
携帯ゲームに没頭する
ちょっと地味系女子の柚原芽以。

クラスでも評判のイケメン相沢薫に、
日直のことで話しかけられて、
急に立ち上がってみたところ、

携帯につけていた鳥のアクセの、
尖ったくちばしによって、
相沢君の手を傷付けてしまいます。

もっとも彼は至って冷静で、
その場はまったく何もなく収まりますが、
帰宅後ゲームの超レアアイテムを入手し、

喜んでいる芽以のところに、
ひいおばあちゃんが亡くなったという
知らせが入ってきました。

本家から遺言状により、呼び出しが
かかったのだと母は、芽以が、
知らなかった実家について語りますが、

行ってみた柚原家は、和風とも言えない、
インパクト溢れる外観をしていて、母が
距離を置いていたのも納得の雰囲気でした。

実は柚原家は陰陽道の家系であり、
しかし先代以後力の強い者はおらず、
そのため術を分けて伝授して、

後世に伝えることにしたのだと、
壮大な説明がなされた中、
芽以にも巻物が授けられます。

その上怪しい親族にも寄って来られたので、
芽以は館からひとまず出て、
巻物を開いて見ることに。

するとそこには、式神使役の術として、
相手の肉体の一部を用意して念じれば、
すぐに相手を従わせられるという、

強烈な術が載っていました。

自分が若い頃は微男子を十人も
使役したと記す曾祖母の
奔放さに衝撃を受けつつ、

芽以は冗談半分で、
相沢君を呼び出してみました。

するとアクセについた血痕が原因で、
相沢君は半裸の状態で、
芽以の前に現れるのでした。

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式神男子の読んでみた感想・評価

先祖から受け継いだ術という、
重い背景がありつつも、全体に
強烈なほどにコメディなノリで、

しかも殺伐ともしていないので、
実に痛快に読み進められました。

本作で驚いたのは、式神使役ですね。

相手を意のままに動かす術や装置は、
漫画などでは割とお馴染みですが、
基本的にはハードな作品が中心で、

普通のラブコメにはなかなか
メインで出てくるものでは
なかったような雰囲気があります。

もちろんそれは、相手を自由に
「動かした」時点で、恋の駆け引きや
感情のやり取りといった要素が、

「終わって」しまうからですが、
本作は想像の範囲内でしか動かせない
強力な縛りがあるんですね。

だからこそ過激な行動に、
相沢君たちが出ることはなく、
芽以の理性とは無関係な反応も、

バンバン出て来ますので、
読者としても意表をつかれ、
思わず爆笑してしまいました。

もっとも芽以もかなりの
イイ根性をしているため、
女性と事を起こすところだったと、

相沢君から聞いても平然と
宿題をやらせたりといった
気取らない対応が全開です。

もちろん乙女ですから色々と
ドキドキしたりもしますし、
実際可愛らしいのですが、

主人と式神という関係を
抜きにしても凄く力の抜けた、
トボけたやり取りも魅力でした。

もっとも、恋愛ものとしての
メリハリもきっちりついていて、
ドキッとするシーンも多いので、

全体を通じて「外れ」のシーンが
非常に少ない印象を持てました。

式神男子はこんな方におすすめな作品!必見

念力や魔法、そして陰陽道……、
今の世にも伝わる、科学では証明できない、
凄い力というのは創作では大人気ですが、

オイシイ使い方ができる能力でも、
どうしてもそのパワーが大きいため、
殺伐とした展開になりがちです。

しかし本作は、陰陽道の中でも、
「式神使い」、それも、自分の
想像のレベル以上には動かせない、

「縛り」がかかっているので、
過度に殺伐な感じにもならず、
緩い雰囲気を満喫もできます。

そのため本作の軸は、
イケメン男子が、
何かあればすぐに呼び出され、

変な行動をしてしまうという、
ドタバタ系コメディ好きには
オススメできるものです。

また、ヒロインの芽以も、
恋よりゲームと言った感じで、
他者への攻撃性や物欲もなく、

実に平和なタイプの人なので、
全体的な展開も殺伐とはせず、
緩いままなのもポイントです。

式神の術を使って相手を動かし、
しかも自分の想像内でしか
動かすことはできないといった、

他の作品にはなかなかない、
自由度と制約度のバランスも
見事なものがあります。

また、相当に強烈なドタバタが
全編通じて繰り広げられる
コメディ作品ながらも、

恋愛的な意味で締めるところは
きっちり締めてもいるので、
胸キュンしたい方にもオススメです。

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