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【彼岸島のネタバレ】と感想!あらすじや無料試し読み!

この記事は約 6 分で読めます。
タイトル 彼岸島
原作・漫画 松本光司
出版社 講談社

逃げ場のない孤島・彼岸島で
吸血鬼と化した
住民たちに次々と襲われる・・・

狂気の島の中で、主人公・明と仲間たちは
生き残ることができるのか?

奇想天外なクリーチャーと
息をつかせぬ急展開。

生々しくリアルに描きだす、
新感覚サバイバル・ホラー!

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『松本光司先生の連載作品』
彼岸島 最後の47日間【彼岸島 最後の47日間のネタバレ】と映画の原作を無料試し読みできます!彼岸島48日後…彼岸島48日後…のネタバレ(結末、最終回)と感想!あらすじや試し読み!

彼岸島あらすじ紹介

多発する失踪事件。

大学に合格し上京を控えながら、
自堕落な日々を送る宮本明も、
婚約者を連れて失踪した兄を持つ。

優秀な兄と比較されるコンプレックスに、
片思いの幼馴染・ユキが親友の
ケンと付き合っている嫉妬。

明は押しつぶされて自堕落になっている。

地頭の良さは想像力
という形で明の長所。

即興の物語を作ることが
仲間内での集まりで
定番のイベントになるほど。

だが同時に傑出した想像力は、
ユキの痴態を目の前に実在するかのように
妄想してしまう形で
明の精神を腐敗させてもいた。

しかしそんな『日常』も
謎の美女・青山冷の登場から一変する。

吸血鬼。

人の血を好んで吸う化け物が、
遠く離れた孤島・彼岸島で
群れをなしている。

兄・篤もそこで吸血鬼を相手に
戦いの日々を送っていると。

そして冷は吸血鬼たちに人質を取られ、
島で少なくなってきた
人間の補給に来たのだと。

一方、兄・篤は彼岸島で
奮闘する日々を送っていた。

その背後には怪しげな人影が・・・

彼岸島ネタバレ・今後の展開

意気込んで彼岸島に乗り込むケンたちと、
それに参加しながらも
冷ややかな不安が拭えない明。

そんな明の予感は当たり、
一行は島に到着していきなり
吸血鬼に捕まってしまいます。

そこで彼らが見たものは
家畜のように扱われる人間たちの姿。

全裸で椅子に拘束され、
排泄物は垂れ流し、
ただ血を吸われ続けて
死んでいくだけの存在・・・

いきなり血を吸われることは
とりあえず避けられ、
予備として牢に放り込まれた明たち。

そこでの生活も文化的とは
お世辞にも言えないものでした。

狭い空間で自由は許されず、
特にトイレは隅に掘った
穴という屈辱的なスタイル。

閉塞した生活の中でストレスは限界まで達し、
助け合わないといけない仲間たちが
互いに罵り合うという状況にも。

監視の隙を突き、吸血鬼たちを倒して
晴れて脱出を果たした明たち。

しかし見通しは決して明るくありません。

何しろ絶海の孤島である彼岸島、
民家などは全て
吸血鬼と化した住民たちだらけ。

救援が来る見込みも
まったくありません。

来る時に利用した港から船で・・・

という案も当然出るのですが、
脱出を防ぐため港近辺の
監視は特に厳しい。

また本土から新たな犠牲者を
連れてくる時を除いて、港に船が
停泊しているようなことはないとのこと。

明たちは吸血鬼たちの目を
かいくぐりながらの
サバイバル生活を余儀なくされるのです。

ですが同時にこの厳しい生活こそが
明を強力に成長させていくことになります。

生き抜くための闘いを経て
強くたくましくなっていく明。

兄・篤を含め島内で抵抗を続ける
人間たちとも合流して、吸血鬼の
始祖と呼べる存在のことを知ります。

その名は『雅』。

明と雅との長い戦いが今、
幕を開けることになるのです。

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彼岸島読んでみた感想・評価

生々しい、の一言に尽きます。

吸血鬼に噛まれると一時的な
絶頂感と共に全身の力が抜け、
失禁してしまうという設定があります。

このため特に序盤では
男女構わず失禁しまくっています。

普通に考えてサービスシーンのための
伏線かと思っていたら
真っ先にケンちゃんが失禁します。

ユキの前で失禁を晒してしまった屈辱が、
彼岸島へ仲間と乗り込むという
暴挙につながっていきます。

読んでいて違和感のない流れという意味では、
お見事という言葉が
自然に漏れるほど完璧な流れです。

しかしそれを差し引いても
お釣りが出るほどの
失禁シーンばかりです。

牢の中でもトイレが用意されておらず、
居住空間で仲間の前で
排泄せねばならないという設定。

今度こそサービスシーンの伏線かと思いきや
男の方がブリブリとやっていて、
ユキの放尿は控えめに1度きりでした。

これもまた仲違いするシーンで
「お前のクソ臭えんだよ!」と、
やけにリアルな罵声につながります。

異性の前でこんなこと言われた日には
一生絶縁になりそうです。

そして実際、人間不信になって
単独行動してしまう仲間が出てしまうのですが、
先の罵声とは関係ない人でした。

あまりに心をえぐる罵声は当事者より
傍で聞いている方こそ
心が折れてしまうのかもしれませんね。

こんなところもリアルです。
そして何より次々と
登場するクリーチャーの数々!

物語が進むにつれて
吸血鬼の出来損ない・邪鬼。

見るだけで感覚が
異常になりそうな奇妙な
化け物たちが出てきます。

こちらも妙に生々しい外見が特徴です。
いったいこの先、
どんな化け物が登場するのか。

それだけでも
充分に楽しみながら読めると思います。

何故か笑えてしまうサバイバルホラー漫画

ホラーと銘打つ割には血みどろの臓器とか
そういう描写は少なめに感じます。

ただ、見ているだけで
何かこちらの感覚がおかしくなりそう。

そんな異形の怪物たちが魅力の作品です。

ホラーというだけで敬遠してきた方にも
受け入れられる作品だと思います。

分類すればサバイバル・ホラーということに
なります。

しかし他の作品とは明らかに変わっており、
冒険物語のような要素も
大きいのが特徴です。

何より予定調和的な展開が皆無で、
ホラーを多く読んできた方ほど
「あれ?」となるでしょう。

この作品では外部からの強力な助っ人が
ヘリから爆撃したりはしてくれませんし、
いつも通りの日常に戻るには
いろいろと失いすぎています。

もちろんホラーなら救いのない
終わり方のする作品も主流でしょう。

しかしそういう作品でもないことは
読んでいてすぐにわかるはずです。

テンプレート的なホラーに
飽きてしまった方には、
だから絶対に楽しめる作品です。

予測ができない、作者の意図が読めない、
だからこそいつまでもドキドキできる・・・

先の見えない明たちに感情移入するのに
ピッタリの読中感。

ひょっとしたら作者が本当に意図した
状況なのかもしれません。

リアルな描写と相まって、読んでいて自分も
彼岸島に迷い込んでしまっているかの
錯覚にすら陥るでしょう。

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