タイトル | 復讐教室 |
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原作・漫画 | 山崎烏 要龍 |
出版社 | 双葉社 |
藤沢彩菜、白咲中学校に通う中学3年生。
彼女はクラスメイトから壮絶ないじめを受けていた。
彼女はそれを心の中で押し殺すことができた、
あの事件が起こるまでは。
彼女は自分をいじめていた者は勿論、それを
見殺しにしていた者も含めて、ありとあらゆる
手段を用いて壮絶な復讐を決行する。
復讐教室のあらすじ紹介
ヒロインの白咲中学校3年3組の藤沢彩菜。
彼女はクラスメイトから毎日のように
暴力や恐喝といった
壮絶ないじめを受けていた。
彩菜は大人しく耐えていれば
事が過ぎ去ると考えていたのだ。
ある日、彩菜がいつものように
登校していた時に事件が起こる。
赤信号を待っている際に
クラスメイトの誰かから無防備な背中を
強く押されて走行中の車にひかれてしまう。
全治1週間の怪我を負ってしまったが
命に別状はなかった。
しかし彩菜の考えは
それを境に大きく変化する。
それは彩菜が
病院に入院していた時に考えた計画。
見て見ぬふりしていた奴らも含めて
クラスメイト1人残らず
必ず復讐するという計画である。
事件から1週間後に
彩菜は学校に復帰することになり、
「復讐」という名の歯車が動き始める。
復讐教室のネタバレと今後の展開は?
この漫画作品には「第○話」に当たる部分が
すべて「○人目」という形になっている。
今回は第1巻の
「1人目」について紹介する。
「1人目」のターゲットとなった人物は
瀬尾優斗という男子学生である。
彼は自他ともに認める美男子で、
クラスメイトの女子たちの人気者で
よくデートに誘っている様子が見受けられる。
しかしその内心は最悪で、
過去に彩菜がいじめられていたことを
巧みに利用した人物。
「いつでも相談に乗る」と甘い声で
自宅に誘った後に
彩菜に対して性的暴行を加えた過去がある。
また女癖が悪く、
6人の女子たちをまたにかけている
女たらしである。
優斗に対する復讐法。
彼がクラス一の不良である
越智一馬という男子学生の交際相手である
池田沙知をデートに誘う。
カラオケボックスに向かい
何号室に入ったかを事前にかぎ付ける。
このとき一馬が、優斗が沙知のほかにも
多数の女子をひっかけていることを
認識していることも考慮に入れてある寸法。
次に彩菜は沙知を装い
「カラオケボックスの駐輪場に来るように」
という旨の手紙を一馬の下駄箱に入れる。
次に沙知の自転車の前かごに
「自分はここにいる」といった手紙を入れて
一馬をおびき寄せるといったものである。
その結果、優斗は一馬にボコボコに暴行を
受けた挙句、他にも数人の女子がいたことを
一馬に暴露され散々な目に逢うのであった。
その後もクラスメイトに対する復讐劇は
さらにエスカレートするのであった。
復讐教室の読んでみた感想・評価
ヒロインの彩菜による復讐劇がすさまじかった
人のありとあらゆる「弱み」に付け込んで
暴虐の限りを尽くした内容だった。
「復讐」というフレーズが
タイトルに含まれている
それで、この漫画作品を読む前は、
自分を苦しめた奴らをおびき寄せて、
気が緩んでいるすきにボコボコにする…。
あるいは主人公が女性であるので、
喧嘩において右に出る者はいない男と手を
組むようなストーリー展開を予想していた。
勿論そのようなシーンは後から出てくる。
例えば無数の針山を敷いた落とし穴に
ターゲットをおびき寄せて
針が肉を貫く痛々しいシーン。
チェーンソーでターゲットの首を斬るシーンなど
見るに堪えないような残酷なシーンなどだ。
しかし物語序盤ではそのような派手なシーンとは
イメージが異なる。
不倫していることを
間接的に交際相手に暴露させたり…
複雑な家庭環境を巧みに利用して
自分がひた隠しにしていた事実を
写真で隠し撮りしてバラすなど…
頭を使いながら相手の弱点や欠点を突きながら
復讐していく内容が多かった。
復讐教室はこんな方におすすめな作品!必見
老若男女問わず多くの人に読んで欲しい。
特に、かつて自分が理不尽で気分が
悪くなるようないじめの被害者だった者
そんな人はこの作品に触れることによって、
気分がスカッとするのではないかと推測する。
しかしいくつか注意点がある。
途中から血しぶきの舞うグロいシーンや
そのほかの残虐でショッキングなシーンが
たびたび登場する。
それによって死人も多く出る。
グロいものが苦手な人や
登場人物の死によるショックを抑えることが
できない方には勧めることができない。
これと似たような漫画作品に
『善悪の屑』があるので紹介したい。
この作品も「復讐」をメインテーマにしている
自分たちが復讐するのではなく
被害者の代わりに
復讐を代行する男2人の物語である。
主人公の鴨ノ目武は付添いの島田虎信と共謀
人の命を奪っておきながら
それに見合うような罪を着せられることなく
生きている凶悪犯罪者に制裁を加える。
たとえそれが未成年や女性であっても
被害者の代わりになって制裁を加える。
ただの制裁ではない…
眼球をバーナーであぶったり、
肛門へ火で熱した鉄を挿入したり、
人体の一部の切断などの残虐な方法をとる。
読んでみたい方はぜひどうぞ。