タイトル | 恋するみつば |
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原作・漫画 | 星森ゆきも |
出版社 | 小学館 |
山川みつばは一生懸命だが
なんだかついてない女子高生。
そのうえ口下手なので
なかなか友達もできず
毎日水やりしながら花壇と喋っている。
そんなみつばにも好きな男子がいるが、
手の届かない存在として
ただ見ているだけ・・・
しかしあることをきっかけに
二人は急接近していく!
恋するみつばのあらすじ紹介
山川みつばは超地味で
口下手な女子高生。
入学してはや二か月――
みつばは友達もできず、
花壇に水やりをしながら
花たちに話しかける日々。
そんなみつばは
クラスのアイドル男子
桜井に恋をしていた。
しかし自分のことを
地味な三つ葉と同じように
考えているみつば・・・。
桜井のことは、ただ遠くから
眺めているだけでいいと
思っているのだった。
ところが、オリエンテーリング
合宿の班で、みつばは
桜井と一緒になる。
すると桜井はみつばの手を握って
「よろしくな!」
と言ってきた!
恋するみつばのネタバレと今後の展開は?
桜井に優しくされたことに
キュンとしてしまうみつば。
ある日教室に入ろうとすると
男子達が会話しているのが聞こえた。
それはオリエンテーリング合宿で
催されるイベントについてだった。
男女対になっている
紙の相手が運命の相手――
それがイベントの内容だった。
そして男子の一人が
相手がみつばだったら嫌だと笑った。
しかしその男子の中にいた
桜井が男子たちをたしなめ
「俺、余裕でアリ」
と言ったのだった!
みつばは桜井の優しさを感じ
さらに気持ちが募る。
放課後、桜井が合宿メンバーで
打ち合わせしようと
みつばも誘ってくれた。
みつばは参加しようとするが
うまく返事ができず
逃げ帰ってしまった。
自己嫌悪してしまったみつばは
いつもの花壇の水やりをしていると
先生に雑草を抜いてくれと言われる。
雑草などない、と思ったみつばだが
ハッと気が付く。
雑草と言われたのは、
三つ葉のクローバーだった・・・
自分と三つ葉を重ね合わせ
涙が出るみつば。
どうして自分はみつばなのだろう――
泣きながら三つ葉を抜いていると
そこに――!?
恋するみつばの読んでみた感想・評価
とても爽やかなラブストーリーで
心洗われました。
自己評価がとても低い主人公と
学校のアイドル男子との恋愛!
恋愛ヒエラルキーと呼ばれるもの
ではかなり差のある二人ですが・・・
桜井はみつばの陰の努力や
本人としてはちょっと恥ずかしい?
失敗も見守っています。
そのアイドルの優しいまなざしを
みつばがあまり気が付いていない
という「想われている女子」感・・・
これが良かったです!
さらにみつばが謙虚すぎて
桜井の言葉に浮かれないように
しているのが、可愛らしく感じました。
大丈夫!好かれてるから
自信を持って!
とみつばに声をかけて
あげたくなったほどです。
そしてそんなみつばを
桜井はカワイイと思う!
自分のコンプレックスを
好きだと言ってもらえる、
最高の恋愛だなと思いました。
みつばが他の女の子を見て
羨ましいと感じる場面がありますが・・・
みつばにはみつばの
イイところが沢山あって
桜井はそこをとても褒めてくれます。
自分では気が付かない魅力が
あるということに、恋をすると
気が付けるのだと分かる作品です。
恋するみつばはこんな方におすすめな作品!必見
可愛らしい絵柄で描かれた
青春ラブストーリーです。
この作品の題名でもあり
主人公の名前にもなっている
みつば。
雑草と言われたり花のように
きらびやかではないけれど
主人公の様に一生懸命生きている。
そしてその花言葉は・・・
これは作中にあるので
書きませんが(笑)
そのみつばのように
一生懸命頑張ることが魅力だと
この作品からは伝わってきます。
そしてその頑張りを
見ていてくれる人は
きっとどこかに必ずいる・・・
と感じさせてくれる作品です。
頑張ることに疲れてしまった方も
このマンガを読むと
癒されるのではないかと思います。
そして些細な出来事でも、
とても印象的に描かれているのも
この作品の特徴です。
これは恋する人たちならではの
気持ちをよく表していて
共感できる方も多いかと思います。
最近あの人のことだと
細かなことが気になる・・・
小さいことなのに頭から離れない!
という現在恋愛進行形の方は
もちろん・・・
ただ今休業中の方も
恋する気持ちを
呼び起こしてくれる作品です。