タイトル | 新宿セブン |
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原作・漫画 | 観月昴 奥道則 |
出版社 | 日本文芸社 |
混沌とした街
東京・新宿。
ここには
ヤクザの密輸品から
キャバ嬢の貢ぎ物を買い取る
“目利きの天才”がいた。
その名も
「七つ屋の七瀬」。
今日も
見習い・加藤とともに
物の”白黒”を見極める!
『カブキの不動』コンビが
新たな歌舞伎町伝説を描く
最強ビジネスストーリー!
新宿セブンのあらすじ紹介
あるヤクザが
ふざけるなと声を荒げた。
そして
本気でそんなことを
言ってやがんのかと
宝石を査定した男に
ナイフを突きつける。
査定した宝石を手に
こいつは”ゼロ”だと
断言するのは
“目利きの天才”と呼ばれる
主人公・七瀬!
動揺するヤクザは
宝石を本物と証明する
鑑別書もあると言うが
ガイガーカウンターをかざすと
宝石の色味をキレイに出すため
放射線を浴びせたことが分かる。
よって
宝石は天然だが
偽物であると判明した…。
七瀬の営む質屋”七つ屋”は
混沌とした街・新宿にある。
そんな街なだけに
質屋に持ち込まれる
物も様々で…。
新宿セブンのネタバレと今後の展開は?
この日
歌舞伎町のマンションに
出張査定しに来た七瀬と加藤。
406号室の部屋へ入ると
そこでは”修羅場”が
起きていました。
ヤクザが金目のモノを探し
室内を荒らし回る中
呆然と座り込む一人の女…。
七瀬は事の経緯を
ヤクザに尋ねます。
女の名は”明日香”。
組長の愛人で
歌舞伎町でバーの
雇われママをしていましたが
不自然な赤字が
発覚したと言います。
組長を納得させるには
最低300万円を用意
しなければなりません。
ところが
女のブランドもののバッグや
宝石・時計を査定しても
総額264万円と
足りませんでした。
そんな…と落ち込む女を見て
かわいそうにと思う加藤。
すると七瀬が
足りない分はこの女の
腎臓一個でいいと言います。
“腎臓”という言葉を聞き
女はフロアースタンドを
チラッと見ますが
七瀬はその動きを
見逃しませんでした。
フロアースタンドの
電球をよく見ると
ネットバンクの
暗証番号が書いてあります。
知らないわよそんなの
と言い張る女を見て
アンタのパソコンの
履歴を調べたら分かる
とパソコンを触る七瀬。
しかしヤクザからそれを
止められてあることに
気づきます。
パソコンには
ヤクザと女がグルになって
横領したという
決定的な”証拠”が
詰まっていたのです。
真実を知られたヤクザは
七瀬を殺そうと拳銃を
突きつけますが
七瀬から顔を殴られ
再起不能となります。
こうして
修羅場の出張査定は
無事解決するのでした。
新宿セブンの読んでみた感想・評価
裏社会を間近で
覗いているようで
ハラハラしました。
鑑定士の主人公が
あらゆる物を見極め
白か黒か査定することで
不正して儲けようとする
悪(ヤクザ)を成敗するのは
見ていてスカッとします!
七瀬の才能と観察眼は
もう素晴らしいとしか
言えません…。
また
見習い・加藤も
良いキャラクターでした。
破天荒な七瀬と違い
加藤は真面目な常識人で
時々振り回されてますが…
まさに
凸凹コンビという感じで
面白いです!
これまで
新宿歌舞伎町が舞台の漫画を
いくつか読んできましたが
主人公が
鑑定士というのは初めてで
斬新だなと思いました。
ただ冒頭で
ガイガーカウンターという
道具が登場した時
頭の中が
「?」となりました。
普段見慣れない道具が
登場すると戸惑います…。
ガイガーカウンター
=放射能測定機とは
知りませんでした。
実際の質屋でも
この道具を使うことは
あるのでしょうか?
どこまでリアルなのか
分かりませんが
使っていたら
ある意味怖いですよね…。
まさに
“裏社会”だなと思いました。
新宿セブンはこんな方におすすめな作品!必見
リアルな裏社会を描く
職業漫画を読んでみたい…。
そんな方には
この「新宿セブン」が
おすすめです!
「新宿セブン」は
新宿歌舞伎町を舞台に
鑑定士・七瀬の日常を描きます。
鑑定士の日常と聞くと
つまらないように
思うかもしれませんが
全くそんなことありません!
つまらないどころか
面白いです!
“目利きの天才”と呼ばれる
七瀬があらゆる物を査定し
白黒つけるところは
見ていてとても
かっこいいですよ。
査定の不正を成敗する
ダークヒーローのようで
スカッとします。
そして
絵も魅力の一つです!
奥道則さんが描く
「新宿セブン」は
どこか強さを感じます。
特に七瀬の”目”には
惹きつけられるものが
ありました。
この人の前で
嘘を吐いても必ず見破られる
恐怖というか…
七瀬の目を見ていると
吸い込まれそうです。
ところで
この「新宿セブン」
ドラマ化したことを
ご存知でしょうか?
七瀬を演じたのは
大人気アイドル
KAT-TUNの上田竜也さん。
ドラマも漫画と同じく
好評だったそうです。
ドラマはちょっと…という方は
原作である「新宿セブン」を
楽しまれると良いですよ!
最初から最後まで
面白いのでおすすめです。