タイトル | 春夏秋冬Days |
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原作・漫画 | 藤末さくら |
出版社 | 講談社 |
学生時代の友人3人で集まった時
なべさんの離婚を知る仲間。
大学卒業時に妊娠してみんなより
早く結婚した吉乃。
高校時代から小説を書いていて
今は小説家となった瑠璃は独身。
既婚・バツイチ・独身の彼女達の
生き方と恋愛についての物語。
春夏秋冬Daysのあらすじ紹介
学生時代、一緒に過ごした友達。
親の病気もあり、早い結婚・出産を
望んだ吉乃
結婚相手との心のすれ違いで
ひとりに戻ったなべさん。
小説家として、高校時代から
頭角を現し小説家になった瑠璃。
瑠璃は結婚の意義を見出せず未婚。
性欲はあるので男性とのとの付き合いは
ないわけではない。
3人がなべさんの誘いで、久しぶりに
会った時に、なべさんの離婚を知る。
それぞれの人生をどう生きるか
ここまでの人生で彼女たちの選択。
生きてきた人生の中で考え方も
すれ違う中での心模様が描かれる。
春夏秋冬Daysのネタバレと今後の展開は?
吉乃は、朝子供の世話をして
一休みしてから仕事に出る。
子育ても仕事もしっかりと
頑張ってきたタイプ。
夫にも特に不満もなくて
時が流れるままに生きていた。
そんな時に高校時代の友達
なべさんから会いたいと連絡が来た。
集まるのは小説家になった瑠璃との
3人の高校の同級生。
3人の時間はそれぞれに過ぎても
高校時代のように話せる3人。
けれどなべさんが、離婚した話を
し始めた頃から少し風が変わった。
夫婦のバランスが崩れて
夫の束縛・パワハラが始まった。
なべさんは、自分を守るために
独りに戻ることになった。
独りだからできる海外旅行など
自由を満喫しているなべさん。
家族と過ごす時間に不満はなくても
羨ましく思ってしまう吉乃。
独身の瑠璃は、好きな男を本音では
自分の一部にしたい。
そんな願いは持っているけれど
それを口に出すことは出来ない。
そんな時、違うテーブルに同級生と
下級生の玉城と出会う。
吉乃の心は、後輩の玉城に惹かれて行く。
3人の女性の生き方に影響を与える
愛と性の出会い。
春夏秋冬Daysの読んでみた感想・評価
この本は、この本を手に取った人の
立場で感想が違ってくるかも。
幸せに家庭を築いている吉乃が
玉城に惹かれて不倫する。
その心の動きを読む人の立場で
受け止め方が変わると思う。
不倫してしまうのには、何らかの
理由があるのではないか。
心は、揺れてしまうものなので
そこまでは理解できる。
でも子供にも恵まれて安定した
生活を満喫していた彼女が。
偶然出会ってしまった高校の
後輩の玉城との逢瀬を重ねる。
心の中の浮気で済ますことが
出来なかった吉乃の弱さ。
吉乃と玉城の許されない恋を
中心に描かれている。
その相談を受けている吉乃の友人の
なべさん、瑠璃の立場の言葉。
それもそれぞれの立場で違いが
あって面白いなと思った。
特に離婚を経験したなべさんの
意見の方が、身近に感じられた。
若くして才能を認められて
小説家として歩む瑠璃については。
描き方もあると思うのですが、
個人的にはちょっと違うかなと。
たぶん彼女に共感する人も
多いとは思うんだけど。
30歳手前という不安定な時期
心が揺れている時期の心。
色んな立場から垣間見られて
面白い本だと思う。
春夏秋冬Daysはこんな方におすすめな作品!必見
多くの人に読んで考えて
欲しいと思う本です。
試し読みを読んでみて、あう
あわないを決めてほしい。
平和な家庭を築いている人。
独身で結婚なんかしなくていい
そんな風に思っている人。
バツイチで、これからの人生を
どう生きるか迷っている人。
まだ学生で恋と仕事と結婚に
夢見ている人。
それぞれに何かしらのヒントが
見つかるかもしれません。
あいのりという恋愛バラエティが
ありますが。
あれも全く違った環境の人が
集まってそれぞれの感情で動く。
あの恋愛バラエティが好きな人。
人と人の心の触れ合う時に
常識を超えた思いを知りたい人。
この本を読んだ人にオススメ
したいって思うのは。
湊よりこ先生の
」「セフレの品格ープライドー」。
こちらは子持ちのバツイチ女性が
もう結婚はこりごりと。
生きていく中で、久しぶりに
出会った男とセフレとして過ごす。
セフレであっても、その中で
変わっていく感情も見事です。
他にもドラマ化もされている。
いくえみ綾先生の
「あなたのことはそれほど」。
こちらは、すがすがしいほど
クズな女性の不倫物語。
始めはムカつきますが、
だんだんと主人公の気持ちに
引っ張られる物語。