タイトル | 暁の闇 |
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原作・漫画 | かわい有美子 夏乃あゆみ |
出版社 | マッグガーデン |
陰陽家に生まれた
賀茂依亨(よりみち)は
陰陽崩れと呼ばれる青年。
依亨は子供の頃
陰陽頭の父が驚くほど
強大な力を持っていた。
今では常に共に行動する
蝦蟇・無白と話せる以外
”普通の人間”である。
そんな彼はある日
おちぶれた山荘で
不思議な現象に遭うーー
暁の闇のあらすじ紹介
時は平安。
主人公・依亨は
陰陽崩れの陰陽師。
子供の頃は父が驚くほど
強大な力を持っていたが
成長すると失われていき
今では常に共に行動する
蝦蟇・無白と話せる以外
”普通の人間”である。
そんな彼はある日
おちぶれた山荘で
不思議な現象に遭う。
どこからか聞こえる
琵琶の音に誘われて
中に入っていくと…
山荘近くの池から
大きな龍が姿を現し
体を通り抜けたーー
やがて気絶した依亨は
見知らぬ場所で目を覚ます。
すると目の前には
隠棲している前東宮の
龍の宮が座っており…。
暁の闇のネタバレと今後の展開は?
気絶した依亨が目を覚ますと
前東宮の龍の宮がいました。
龍の宮のそばには
無白と同じような物の怪
春暁(はるあき)もいます。
依亨は春暁に注意されて
彼が前東宮の龍の宮だと
初めて知りました。
かつて龍の宮は
賢太子と呼ばれるほど
聡明だったといいます。
しかし先帝が病になると
おかしな行動が目立ち…
やがて凶行に及びました。
この出来事がきっかけで
廃太子として京を追われ
名誉も財産も失うことに。
そんな龍の宮が
依亨の目の前にいます。
依亨は気づきました。
もしかするとあの龍は
龍の宮が発した”覇気”
ではないかと。
ですが依亨は
無白と話せる以外
普通の人間のはず。
おちぶれた山荘に来てから
まるで依亨が失った力が
戻りつつあるようです。
初めて話す龍の宮は
噂で聞いていたより
穏やかで優しく…
とても凶行に及ぶような
危ない人物には見えません。
実は依亨は子供の頃
東宮だった龍の宮と
会ったことがありました。
依亨は忘れていますが
当時よく父に連れられ
参内(さんだい)したそう。
それを聞いた依亨は…。
暁の闇の読んでみた感想・評価
歴史が苦手な私は
本作を楽しめるか
少し不安がありました。
予想していた通り…
物語の舞台は平安なので
難しい言葉がたくさん!
人の名前とか宮中用語とか
普段見慣れない漢字たちが
出てくるので「?」状態。
参内は”さんない”ではなく
”さんだい”だったりと
勉強にもなりました。
やがて読んでいくうちに
世界観にひきこまれて…
すっかりハマりましたよ!
物語に登場する男性たちも
みんなイケメンばかりで
目の保養になります。
ちょっとBLのような
感じがしましたが…
どうやら違うみたいです。
特に龍の宮は
ギャップ系イケメンで
好きになりましたよ~。
沐浴後の髪を下ろした姿は
ため息が出るほど美しく
見惚れてしまいます。
もちろん依亨も素敵でした!
何歳かわかりませんが
おそらく10代でしょうか?
まだあどけなさが残る
依亨は可愛いらしいです。
そして蝦蟇・無白は
リアクションが様々で
見ていて飽きません。
無白の活躍にも期待ですね。
本作の物語は
まだまだ始まったばかり。
今後の展開が楽しみです!
暁の闇はこんな方におすすめな作品!必見
陰陽師が好き…。
そんな方には
本作を迷わず推します!
本作は平安時代を舞台に
陰陽師の物語を描いた
歴史・時代劇作品。
原作者はかわい有美子さん。
作画を手がけるのは
漫画家・夏乃あゆみさんです。
陰陽師といえば
五芒星の紋で知られる
安倍晴明(あべのせいめい)。
平安時代の偉人である彼は
漫画・小説・ゲームなどで
よく取り上げられています。
ですが本作の物語に
安倍晴明は登場しません
(本当に一切登場しない)。
なので安倍晴明を期待して
読むとガッカリするかも…。
本作の見どころは
依亨の活躍です!
陰陽崩れと呼ばれる依亨は
強大な力を持っていましたが
成長と共に力が失くなり
おちぶれてしまいました。
陰陽頭だった父を亡くし
孤独な彼に寄り添うのは
蝦蟇・無白です。
依亨はひょんなことから
前東宮の龍の宮に出会い
仕えることになります。
そして様々な物の怪と
戦いを繰り広げながら
陰陽師として成長!
依亨と無白からは
最後まで目が離せません。
その他のキャラクターとの
やり取りも必見ですよ!