タイトル | 有閑倶楽部 |
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原作・漫画 | 一条ゆかり |
出版社 | 集英社 |
一条ゆかりの最高傑作作品で、
20年以上前に作成されたマンガです。
6人の仲良し高校生男女が繰り広げる、
奇想天外なストーリーに
わくわくどきどきさせられます。
恋愛あり、冒険あり、ホラーあり、
勉強ありの魅力的な話が満載です。
登場人物は同じですが、
一話完結(2話完結もまれにありますが)
であるため、どの巻からでも
手に取ることができます。
若者から大人まで
あらゆる世代が楽しめる話となっています。
有閑倶楽部あらすじ紹介
有閑倶楽部では、6人の高校生が登場しますが、
全員普通の高校生ではありません。
有名財閥の娘(剣菱悠理)、
菊正宗清四郎(大病院の息子)、
白鹿野梨子(茶道家元、日本画家大家の娘)、
松竹梅魅録(警視総監の息子)。
美童グランマニエ(スウェーデン大使の息子)、
黄桜可憐(宝石商の娘)。
このように、セレブ家庭の子息であり、
非現実世界となっています。
この6人の間には、恋愛感情は生まれません。
トラブルや困難に助け合いながら
日々過ごしているため、
固い友情で結ばれています。
1話完結(2話完結のことも)の漫画です。
たくさんの話がありますが、
恋愛(グループ以外の第三者)、
冒険、ホラーなど、メンバーが
巻き込まれる災難が起きます。
他のメンバーたちの
特技を生かして解決していきます。
話の最後では、
ほろっと涙することも多々あります。
有閑倶楽部ネタバレ・今後の展開
まずは興味がありそうな話を選んで、
読んでみると良いでしょう。
どの巻からでも話が通じます。
全員、セレブ家庭ではありますが、
その子息らしからぬ庶民さや
他者を助ける思いやりなどを
持ち合わせています。
お金持ちの子どもと言う
斜め目線で見ることはありません。
憧れは持ちますが。
また、登場人物は6人だけではありません。
両親や武道の師匠、学校の理事長、
その他その時々の話に登場する魅力的な人物も
お愉しみの一つです。
特に、剣菱悠理の両親は個性的な存在感に溢れ、
話に彩を加えているようにも感じます。
どの話も最後には、6人の
誰かがよかったねというだけでないです。
6人が助けた第三者の人物が
よかったねということもあります。
そのようなことから、ハッピーエンドが
ストーリー構成なので、安心して
読み進めていくことが出来ます。
今後の展開はどのようになるのか
予想は尽きません。
というのは、15巻で単行本がストップおり、
集英社「りぼん」でも連載されていないことから、
話は進展していないからにほかなりません。
しかし、有閑倶楽部の続きや
大人になった6人が登場する話など、
今後に期待したいと考えています。
そうは言いましても、
現在ある15巻までの話は
とても面白いことは補償付です。
有閑倶楽部読んでみた感想・評価
恋愛、冒険、ホラー等、
さまざまなジャンルのストーリーがあり、
一番の面白いと感じたのはホラー話でした。
絵がリアルであるため、
夜、読むのが少し怖い気もします。
実は悲しい思いがあって
6人の前に姿かたちを現すという、
切ないホラーであることが多いです。
ですので、少し考えさせられることもあり、
ほろっと涙するシーンもありました。
ただ怖いだけというのとは、違うのです。
そこが、このマンガの良さ
ではないかと思います。
また、登場人物の中には、博識のメンバーおり、
さまざまに発せられるセリフから、
雑学的知識も身に付いたように実感します。
お金持ちである上に、
このような友人たちがいて
うらやましいと、憧れの部分も抱きます。
有閑倶楽部は、
20年以上前に作成された。
ときどき集英社「りぼん」の紙面に登場しますが、
最近ではまったく話が進んでいないようです。
単行本も15巻まで発売されておりますが、
その後まったく新刊が出る気配はありません。
ですので、いったいこの子らは、高校を卒業後
どのような道を進むのか。
はたまた全員同じ大学に進学して
高校と同じような毎日を送るのか、
想像すると楽しい気持ちもあります。
ぜひ、有閑倶楽部その後や、
永遠の高校生であれば、
続きが発売されたらとも思う所です。
20年前以上前のマンガであることを
感じさせられない
面白いストーリーになっています。
手始めに気になる表紙の巻を
手に取ってみてはいかがでしょうか。
どの巻もすばらしく面白いです。
恋愛あり、冒険あり、ホラーありの魅力満載の作品!
老若男女におすすめであると言えます。
というのは、先にも述べたとおり、
20年以上前に作成された
作品であるということ。
しかし、今読んでもとても面白いのです。
有閑倶楽部を知らない若い世代から、
子ども頃あるいは高校生だった頃
読んでいても面白いです。
年齢が上の世代まで楽しむことができます。
特に上の世代では、昔読んだことを思い出し、
懐かしく感じられるのかも知れません。
読んだ当時は、子どもだったわけですので。
若い世代にとっては、
昔っぽいと感じられる箇所も
あるようにも思います。
しかし恋愛ばかりでない独特の内容に
新鮮さを覚えることともいます。
このマンガの最も主になるテーマは、
「友情」です。
友人関係に悩んでいる人にも
適しているのかも知れません。
というのは、優秀な6人ではあるのですが、
勉強は得意だが運動は苦手など、
誰もがパーフェクトではなく
コンプレックスがあります。
できない相手をバカにするのではなく助けるという行為、
友人とはそれを補える関係ということに
気付かされるからです。
現在友人とうまくいっている方にも、
あらためて理想の関係を考えさせられる
良い機会であるとも言えます。
どのような角度からでも楽しむことができる、
奥の深いマンガであるとおすすめいたします。